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不マジメさとマジメに向き合う。

僕は現在、アフリカ/ルワンダ共和国の小学校で勤務している。

「アフリカの学校」と聞くと、どんなイメージを抱くだろうか?

時間にルーズとか、秩序がなってないとか…

何となく、そんなイメージかな?

それ、


正解。


もちろん、アフリカの全ての学校がそうではないと思うが、少なくとも僕の配属先はそうだ。


赴任当初、僕はもう、それはそれはマジメに勤務していた。

「The Japanese」って感じの働きっぷりだった。

【平 日】→ 7:00 ~ 17:00
【土曜日】→ 7:00 ~ 12:20

という、初見だと「案外ブラックじゃね?」と思うような勤務体制を、律儀に守っていたのだ(アフリカの勤務体制って何となく緩いと思ってたけど、規定の勤務時間がこれで、最初ちょいビビった)。

何なら、日本人らしく7:00前には学校に着き、17:00以降も他の先生方がある程度帰るまで学校に残るという勤勉っぷりだった。

ちなみに通勤時間は20分くらい


平日はフルタイム、土曜日もハーフタイムという週休1日制勤務…

何というマジメさ。

模範勤労者。

MVP。
(Most Valuable Player)

いや、MVE。
(Most Valuable Employee)


が、今は違う。



今は「いかにして楽に勤務するか」ということを常に画策している。

つまり、

非常にマジメに、不マジメさを極めんとしている。


「あんなにマジメだったお前がなぜ…」

って?

だって、他の先生方は全然時間守んないんだもん。



だから、「郷に入っては郷に従え」精神で、そろそろマジメに不マジメになろうと思い始めちゃって。

そして、先日初めて無断欠勤をした際に、そのドッキドキの初体験記録を記事にまとめ、紹介した。

実はそれ以降、僕は無断欠勤の蜜の味を知ってしまい、無断欠勤の虜、無断欠勤中毒、無断欠勤ジャンキーになってしまったのだ。

…いや、それは冷静に、言い過ぎだ。

ただ、その後も何度か無断欠勤を試みたものの、今の所はすべて成功(?)している。


では、現段階でどの程度不マジメさに磨きをかけているのか、ここで具体的に記しておく。

実は、僕は割と初期の段階から土曜日を休養日と決め、自主的に週休2日制にしていた。が、最近ではそれに加え、たまに水曜日も休養日にしちゃおうかと画策している。

水曜日は村で週1回のイソコ(市場)が開催される日なので「1週間分の食材を買いに行く」という名目で、午前中の休みは既に正式に取り付けている。

午前中を休んだ勢いで、たまに午後も休んじゃおうという計画だ。

さらに、最近は勤務時間も地味に削っている。

今まで「7:00頃に学校に着いている」だったのを「7:00頃に家を出る」にシフトしていくという、決定打には欠けるもののボディブローのようにじわじわ効いてくる、いやらしい攻撃を仕掛けている。

退勤に関しても、無駄に学校に残らず、17:00になった瞬間そそくさと帰るという機動力を向上させつつある。

そう。
地味だが、確実に、学校滞在時間は減っている。


こういう小さいことから、大局というのは変わっていくものだ。

塵も積もれば山となる

近道なんてない、あるのは地道だけ

そんな先人の言葉があるように、これからも少しずつ不マジメさとマジメに向き合っていこうと思う。



<補足>
本記事を読み、僕が堕落し怠惰な極悪人になってしまったかのような印象を抱いた方がいらっしゃるかもしれません。しかし、休養日とは言いつつ自宅勤務で教材づくりやデータ整理などは行っていますので、どうか憤慨しないでください。


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