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人に合わせるのがいいの?わるいの?

実家に帰ったとき、NHKの子育て番組をチラッと見たのですが、
今、世界で「アタッチメント(愛着)」が注目されているそうです。

アタッチメントは、簡単に言うと、乳幼児期のこどもと養育者(親など。血のつながりはなくてもいいが、決まった人)とのつながりのこと。これが安全基地となり、子どもは、自己肯定感や他者への信頼を持って成長していく。

その番組には、アタッチメント障害があると感じる人(だったのかな?)が何人かでていたのですが、「人といると人に合わせてしまう」「深い話ができない。深い話をすると相手が嫌がっているのではないかと思ってしまう」といったことをおっしゃる方がいました。

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人に合わせるのって、どうなんでしょうね。

私なんかは、人に合わせるのが結構苦手で、多分いろんな人に嫌われているんだろうな。中高と女子校だったせいか、バンバン反論するのが当たり前で、大学生になったときに、反論されなくなってびっくりしました(反論されないと、会話が終わるねん)笑

みんな、人を傷つけない言い回しとか、断り方とか上手いですよね。
きっと、これまで、いろんなシーンで言い方を考えてきたんだろうな、という蓄積を感じます。

人に合わせるって、すごく優しいですよね。

人に合わせるというのも、優しい長所です。
「人に合わせる!合わせたいから合わせる!」と決めてやるなら、人に合わせることの長所に光が当たる経験をしていくことになります。

でも、人に合わせないと相手に嫌われるから・・・嫌われたくないから・・・という理由だと、苦しくなります。

だって、自分は本当はそうしたくないんですもんね。

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ここで、作戦会議です。
本当のあなたは、どうしたい?

人に合わせると、たくさんの人に好かれやすいかもしれないけど、我慢しなきゃいけないこともあるかもしれない。

人に合わせないと、自分の個性が光るかもしれないけど、好きになってくれる人は少ないかもしれない。

どちらも、メリットとデメリットがあります。

あなたは、どちらの方を選びたいと思いますか?
自分でリスクを覚悟して、「こうする!」と決めると案外上手くいくのが、この世の不思議(いや、道理かな)です。

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ところで、冒頭のアタッチメントの話、もし、「あー自分は幼少期に信頼関係を築ける大人がいなかったなぁ」と思う方がいたら、朗報です。

今から、自分が自分の親になって、育て直すことができます。
育て方は、赤ちゃんがアタッチメントを構築していくプロセスと一緒。

赤ちゃんが泣いたら、お腹が空いたのかしら?おむつなのかしら?暑いのかしら?抱っこして欲しいのかしら?と親は一生懸命感考えます。赤ちゃんは理路整然と説明してくれないので、心を尽くして考えて、やってみます。

それの繰り返し。自分という子どもに、自分という親が寄り添っていく。
どうして浮かない顔をしているの?どうして投げやりなの?何を我慢しているの?
って、自分に耳を傾けていく。泣いてばかりで、よくわからないかもしれないけど、耳を傾けていく。

自分で自分の世話をみるなんて、空しい、寂しい・・・と思うなかれ。

なぜなら、自分は、自分に理解してもらうことに安心するからです。
自分は自分が大好きで、自分にさえ理解してもらえれば、他人なんて関係ない、
というのが人間の本質ではないでしょうか。

もちろんそれも、やるかやらないかは、自分で選べます。
自分で選んだことだけが、ミラクルを起こします。

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