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会社の良し悪しの指標

参考文献:会社の偏差値 坂本光司著

いい会社を判断する指標というと、知名度、残業時間、給料、福利厚生などがあります。
そういった項目よりも、より本質的に会社の良さを判断する指標の一例を学びました。

主に5つの項目があります。
①社員とその家族を大切にしているか?
→高い従業員満足が高い顧客満足に繋がるため
・年平均残業時間が10時間/月以下(腹8分目の経営)
・転職的離職率2%以下(過去5年)
・正社員比率(無期雇用も含む)が90%以上
・再雇用も含めた実質定年が70歳以上(70歳以上の社員も在籍している)
・社員の教育訓練費が10万/年以上、労働時間の5%以上
・社員の生活実態に合わせた働き方が選べる。

②社外社員(協力業者・パートナー)を大切にしているか?
→パートナーを大切にすることで、質の高いサービスを顧客に提供できる
・一方的なコストダウンをしたことが無い。
・長期間取引している受注企業に知らせず、他者から見積もりをしない。
・支払いは現金で、早めの支払いをしている。
・協力業者の貢献には対価を支払う。
・協力業者が育っていくような発注を意識している。

③現在と未来の顧客を大事にしているか?
→顧客が必要とする価値をタイムリーに創造していくこと
・リピート率70%以上と高い。
・新規顧客は口コミ・紹介が高い。
・顧客の苦情や要望をを日常的に吸い上げる仕組みがあり、機能している。
・顧客情報を全社員が共有している。
・余裕のある人員配置と現場への権限委譲
・新しい価値を市場に想像提案している。
・HPの更新頻度(1週間に1回以上)

④地域社会や社会的弱者を大切にしているか?
→社会貢献は経営戦略において重要な役割
・障がい者の雇用率と採用実績、採用条件
・地域の美化活動、まちづくり活動に取り組んでいる。
・地域に要望に応じて、会社の施設を開放している。
・発注・仕入は地域企業を優先している。
・企業見学は積極的に行っている。

⑤盤石な経営がされているか?
・非価格競争商品の割合
・取引先や商品売上の比率が分散している。
・社員が策定された中長期の経営ビジョンがあり、発表会も開催
・後継者を育てる努力を計画的に実施している。

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