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そう。韓国ドラマって面白いんです。

自粛中暇な時間を利用して、Netflixで韓国ドラマを見始めたという話をよく耳にした。うちでは17年前から常にテレビでは韓国ドラマがかかっていた。上の娘が小学校1年生くらいの頃からだ。当時BSで毎週放送されてた「天国の階段」や「悲しき恋歌」は半強制的に見せていた。今でも記憶に残っいるというがそれ以外ほぼ見ていたことがない。家のテレビでどんなにかかっていても、全くと言って興味をもつことはなかったからだ。その娘がどこからか、誰から情報を得たのか「愛の不時着って面白いん?」と聞いてきた。ちょっと前に見てたやんここで...とは言わなかったが、親の見てる韓国ドラマには興味が無い彼女が見ようと思うほどたくさんの人が見始めているんだなと、そこで初めて実感した。恐るべしNetflix。

今の若い子はみんなNetflixを見ている。私もそうだ。Netflixの回し者ではないが、韓国ドラマ好きの立場からいうと、Netflixは新作の人気ドラマが課金なく見れる。いろいろ試したがNetflixが一番良かった。FireTVsticで大画面でも見れるし、韓国ドラマの数はそれほどでもないが、見たい新作が見放題というのが絶対的な魅力だ。CMもなく一話から最終回まで一気に見続けられるのも自粛中、時間を持て余していた若い世代に受け入れられた大きな要因かもしれない。そんな自粛中、SNSや口コミを通じて瞬く間に評判になったのが、パクソジュンの「梨泰院クラス」とヒョンビンの「愛の不時着」。どちらもタイプは違うが面白いドラマだ。

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1、パク・ソジュンのドラマはハズレがない

パク・ソジュンのドラマはハズレがない。初めて彼のドラマを見たのは「サム、マイウェイ」という作品だった。キム・ジウォン目当てで見始めたドラマだったが二人ともすごくいい味を出していた。私の大好きなラブコメだ。第一印象は決してハンサムではなかったが、見終わるころにはめっちゃ好きになっている珍しいタイプの俳優だ。彼の魅力は背の高さと引き込まれる独特の存在感にある。「梨泰院クラス」は韓国ドラマではよくある復讐系のサクセスストーリー。Web漫画が原作ということもあり、復讐劇だがドロドロした暗さがない。どちらかと言うと主人公パク・セロイの信念を貫く姿勢だったり格差を全く躊躇しない仲間との関り方が爽快な気持ちにさせるヒューマンドラマの要素が強い。THE韓国ドラマを根底に、主人公の魅力と今風な設定、テンポの良いストーリー展開が韓国ドラマになじみのなかった人々の心を捉えたのかもしれない。

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2、やっぱりヒョンビン...。

「愛の不時着は」王道のラブストーリーだ。久々に見たヒョンビンはやっぱりカッコいい。娘に言わせるとヒョンビンがカッコいいのではなく、リ・ジョンヒョクsiがカッコいいのと。確かにそうだが…ヒョンビンに失礼。でもそれくらいいい役だったと思う。そう、軍人と言えば私が愛してやまないドラマ「太陽の末裔」のユ・シジンにも共通する。とにかく強い。何が起きても守ってくれると思える安心感。部下からも尊敬される仕事のできる男。そして完璧なビジュアル。女子はそこにみんなやられてしまうのだ。下の娘は軍人と付き合いたい!なんて言っていたほど。この二人の主人公は間違いなく私の知ってる韓国ドラマ男性主人公TOP2と言っても過言ではないほど完璧な男性だ。”ヒョンビンロス”という言葉まで生まれるほどたくさんの女性の心を掴んだのは皆が”日常”を一時忘れ”非日常”の世界に浸っていたいという思いの表れなのかもしれない。

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北と南のロミオとジュリエット的ドラマは過去にもしばしば見受けられる設定でもある。イ・スンギの「キング~tow hearts」という作品もそうだ。架空の王室が舞台となるこの物語は、チャラチャラした主人公イ・ジェハがいろんな出来事を経て、王らしくなっていく過程が見どころの作品だ。そしてハ・ジオン演じる北朝鮮の特殊部隊の女将校とのラブロマンスも肝となる。このドラマも面白い作品だった。サスペンスとラブストーリーの両方をベースに、北と南の軍人同士の絆も描かれたスリリングな展開が見ごたえたっぷりの作品。「愛の不時着」に比べると少し南北の関係が重めだが大好きな作品の一つだ。

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3、”冬ソナブーム”のように

当時、”冬ソナブーム”と言う一つの社会現象とも言われる流行は「冬のソナタ」という作品で韓国ドラマという今まで触れたことのない世界に触れた、多くの人たちがそれをきっかけに韓国ドラマにハマっていった。

私自身もそこから始まり今もなお続いている。あの時と違うのは今はたくさんの韓国ドラマの”名作”と言われるものに簡単に出会うことができる。それも数多くの作品に。ドラマだけではなく17年前に比べればKPOPやファッション、食べ物などあらゆる文化に容易に触れ合うことができる。特に若い世代の人たちは韓国という国はより身近な距離にある。難しい問題もたくさんあるが後戻りすることはないと思う。

今回のブームをきっかけにあの時のようにたくさんの人が韓国ドラマの楽しさに触れてみる機会が増えればいいと思う。この二作に限らず面白いドラマは山のようにある。韓国ドラマは奥が深い。まだまだ勧めたいドラマはたくさんある。いわゆる”名作”を少しでもいろんな人に知ってもらいたいと心底思う。

ただ若者は自粛も終わり、もう忙しそうだ。他の作品も見ようかと言っていた娘も見ている様子は見受けられない。


最近見終えた作品は、Netflixの最新作の「ザ・キング~永遠の君主」で二周も見てしまった。頭の中からイ・ミンホが抜け出すのにはしばらく時間がかかりそうだ。


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