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言葉には五感が宿る。

【言葉】とは虹色だと思ってる。
育ってきた環境も学校も授業も時代も
読んできた本も教科書も
巡り会った人たちも違うから。

【言葉】とは人にとって色も温度も形も匂いも違う。臭覚も嗅覚も視覚もある。
その言葉の価値さえも意味さえも。

私は「ショック。」という言葉が口癖でよく言ってたら
当時の好きな人から「ショックって言葉よく使うけど、本当に「ショック」だと思ってるの?」と聞かれた。

勿論、私はショックだからショックだと言ってるんだけど、彼にとってのショックはとてもとても重いものみたいで、ショックという言葉に対しての重みが違っていた。
軽々しく「ショックだわー」と言うあたしに少し呆れていたんだろう。

その彼は「怖いなぁ。」が口癖で
私はそれを聞くたびに、そんなに怖いの?なんで怖いの?と思った。
でも彼にとっては、「怖い」とはさほどの重みなんてなくて、接続詞みたいなラフなものだったのかもしれない。
でも私は彼の「怖い。」を聞くたびに、機嫌を損ねたのではないかと心のなかでビクビクしていたのを覚えてる。

よく使う言葉だって、人によって意味も重みも違う。

「青空」という言葉にどれだけみんなが希望や光りを感じたとしても、絶望的な気持ちになる人だっている。

「好きです。」と伝えても、深く受け止める人もいれば軽く受け止める人もいる。
好きと言えば付き合いましょうという言葉が次にくるかだってその人によって違う。

同じ言葉でもぜんぜん色が違うのだから、そりゃ人と人が両想いでい続けるなんてなかなか難しい。

「死」はあなたにとって悲しいものだろうか。
「生」はあなたにとって楽しいものだろうか。

それもそれぞれ違うんだよ。

自分の答えがすべてじゃない。

だからときに言葉で人と人は喧嘩になるし、文字数の制限された世界でもみくちゃになる。

言葉の価値観が違うなかで、文字制限のある世界であなたが正解者だと思えるものなんていくらもないのに。

私の言葉がすべてあなたにとって不正解でいいから、言葉で綴り続けるよ。


私はあなたたちみたいになれない。
なりたくもない。
でもなりたいときもある。
諦めたりもする。
でも諦めきれなかったりもする。
悔しさが死なないよ。
殺しても殺しても死なないよ?
もう勝てないよ。
それはずるいよ。
それでも勝てないんだからしょうがないね。
ショックだわ。
ショックだわーーーー。
でも生きるわ。

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