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第19話:アメリカ不動産投資のメリット・デメリット/海外不動産事情アメリカ編(1)

【今日のテーマ】
海外不動産事情~アメリカ編(1)~
1.アメリカ不動産市場の特徴
2.アメリカ不動産投資のメリット
3.アメリカ不動産投資のデメリット

今日の内容に関連して、動画を配信しておりますので、もし動画の方が宜しい方がいらっしゃいましたら、こちらをご覧ください。

不動産の辞書チャンネル
「第19話:アメリカ不動産投資のメリット・デメリット/海外不動産事情アメリカ編(1)」

【略歴】
●過去、東証一部大手不動産会社にて不動産業務に従事
●合格筆記試験:宅建士/不動産鑑定士/証券化マスター等
   ・宅建は2ヵ月の勉強期間で合格
   ・不動産鑑定士試験は直前答練で全科目総合全国1位
●法人、個人どちらの顧客にもサービスを提供
●約200~300億円ほどの物件取引に従事
●ほぼ全てのアセットを取り扱わせて頂きました
 (住宅、オフィス、商業店舗、ホテル・旅館、物流、工場等
●インバウンド投資の海外投資家と取引経験有
●J-REITと不動産取引経験有

【運営メディア】
ブログ, Youtubeチャンネル, Twitter, Line@, ヒマラヤ

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1.アメリカ不動産市場の特徴

(1)不動産の種類

・コンドミニアム(日本のマンションと同じ)
・シングルファミリーハウス(日本の戸建と同じ)
・タウンハウス(戸建がつながっている住戸)Etc…

(2)エージェント

・日本のような双方代理ではなく、
・売主エージェント、買主エージェント各々立てる

(3)マーケット

・日本よりも透明性の高いマーケット
・「MLS(MultipleListingService)」システム等

(4)中古への考え方

・中古の流通比率が高い(新築の規制)
・アメリカ人の約7~8割は中古に在住
 (中古を自ら改修し、自分独自の仕様にする)
・中古でも価値が下がるとは限らない

(5)不動産取引への考え方

・またアメリカ人は頻繁に引っ越しをする
 (自宅はいずれ売却するという考えの人が多い)
・礼金の概念が無く、引越費用が抑えられる

2.アメリカ不動産投資のメリット

(1)マーケット

・世界最強の経済大国アメリカ
・経済(例、GDP)が継続成長
・人口も継続的に増加、特に若い世代も増加

(2)為替

・為替リスク分散
 (一部の日本円を米国ドルを保有しリスク分散)
・為替差益が取れる可能性
 (購入時の円ドルレートと、売却時のドル円レート)

(3)不動産からの価値

・インカムゲイン上昇、キャピタルゲイン上昇が狙える
・節税効果

(4)不動産取引

・日本のように、借主が強く保護されているということはなく、貸主と借主は基本的に対等

(5)物的リスク

・日本のように地震はない
(但しエリアによっては、ハリケーン等の自然災害有)

3.アメリカ不動産投資のデメリット

(1)不動産取引

・適切なエージェントを見つける必要
(日本は双方代理可であるが、アメリカでは基本的に双方がそれぞれエージェントを立てる、エージェントの交渉力が重要)
・売主の瑕疵担保責任がない
 従って、デューデリジェンスの必要性

(2)管理の側面

・不動産は実物資産のため、目が届きづらい
・従って、管理会社の選定は極めて重要
 (しかし、物件管理会社選定の難しさも)

(3)訴訟リスク

・アメリカは交渉・訴訟の国
 売主、テナント、管理会社等との訴訟リスク有

(4)不動産の価値

・固定資産税が日本よりも高い
・中古物件が多いことにより、修繕費のリスク

(5)不動産手続き面

・銀行口座の開設、米ドル換金等の手続きの煩雑さ
・米国、日本それぞれで所得税の納税が必要
・米国でのローンを検討する場合、クレジット審査
・抵当権設定の場合には、公証認証が必要

以上になります。いかがでしたでしょうか。

もしまだ動画を見られてない方につきましては、
上記の動画を一度ご覧頂けましたら、より理解頂けるかと思います。

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