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隣地からの排水漏水について

久々の投稿です。思いっきりやる気ゼロです。そんな人生たまにあってもいいかなと(ポジティブ

さて、ボロ戸建てやる人ならたまに遭遇するかもしれない案件アルアルです。

今回ですが「隣地からの排水漏水で当方不動産の液状化が発生した」件について。不動産アルアル…な気がするのは自分だけですかね。

保有物件の1つが退去をするという事で、退去立ち合いをしたら

入居者「外階段から水が漏水するんだよねぇ。洗剤の臭いがするからどっかで排水管が割れてるのかも」

↑ コーキング後なので見難いですが、地盤沈下して亀裂入ってました。

ということで、職人さん呼んできて色々見たわけですよ。

まずは排水桝から色々探ってみて、トイレ以外のお風呂、洗濯機、洗面台の排水が1配管につながってたので床に潜ってみてもらったわけです。

確かに少し経年劣化でポタポタはあったが、これでドバドバ外に漏れるとは考えにくい。次にトイレの排水管を探って下の画像(掘り込みガレージ)のコンクリ割ってみたけど、こちらも少し劣化してるけど漏れてない。

と作業してる最中に…まったく配管の関係ないところから

ドヴァドヴァドヴァァァァァァァァ

と水が流れてくるわけで。

で、ここでようやく隣地からの排水が原因ということにたどり着いたわけで、この漏水がスロットのメダル皿からあふれるメダルのように見えたわけです(おい

さて、法的整理です。

民法第717 条1 項「土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。」と定めています。

要は故意だろうが過失だろうが流した方が賠償責任があります。
ただし立証責任はこちら側になります。

幸いにも考えられる隣地数件の方に協力いただき漏水場所もすぐ特定でき、対象のご近所さんは青ざめつつも、なぜかこちらに非があるような逆キレっぷりをされてこられたわけですがぁ…

・液状化復旧
・液状化によって当方建物傾斜の疑いがあり、調査によっては建て替え
・写真箇所の全補修

さすがにこれだけ請求すると数百万超えですので…相手の支払いができる範囲で示談という形になりそうです。

というか、排水漏水で損害を与えたら県民共済ってお金少し出るんですね。損保各社の火災保険でも施設賠償責任保険でも入ってない限り保険金出ないんですが、ほんの少し県民共済見直しました。(0.01%だけ)

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