【タスマニア】MONA美術館は、アートに興味ない人も絶対楽しめる過激なスポット!
オーストラリア本土の南方海上(地図で見ると右下)に位置する、小さな島タスマニア。その州都・ホバートにある 美術館「MONA(モナ)」がヤバいんです!
「ヤバい」ってざっくり言われてもわからないよ!という声が聞こえてきそうですが、何というか、世間一般の美術館のイメージを覆すような、過激・挑戦的・ユニークさ。私の乏しい語彙力ではうまく伝えられません…。
言葉ではなく目で見てほしいと思い写真をたくさん撮ってきたので、一気にご紹介したいと思います。「アートはよくわからない…美術館なんて退屈だ!」と思っている方も、これを見ればMONAに行きたくなること間違いなし!
MONA美術館とは?
MONAは、ギャンブルで大儲けしたオーストラリアの富豪デイヴィッド・ウォルシュ氏が創設した私設の美術館です。つまり、ヤバい奴が作ったヤバい美術館ということですね!(笑)
MONAは、ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アートという意味。ホバートは、湾が入り組んだ独特の地形をしている街で、岬的な場所が多くあります。岬の突端にMONAはたたずんでいます。
すごい場所にありますよね…。MONAへは、車を使って陸路でも、専用フェリーに乗って海からもアクセスできます。フェリーについては後述します。
MONAは屋外展示も充実!
まずは、MONAの屋外展示物をご紹介していきます。
鉄でつくられた汽車?乗り物?かなり大きかった…。こちらの展示物は有名らしいです。MONAと検索すると上位に出てくるので見たことあるよーという方もいるのではないでしょうか。
吸い込まれそうな穴を発見しました!SNS映えする写真が撮れそうですね。
トランポリン…。飛ぶと下に付いているカネがなります…。
屋外展示を引きで撮ってみました。なぜかテニスコートがあります。
ちなみに、MONAの入場料は30オーストラリアドル(日によって変動することもあるよう)となっていますが、建物に入るときに入場料を払う仕組みなので、屋外展示だけならタダで楽しめちゃいます…!
MONAの中はこうなっている!
MONAのエントランス外観です。ヤバい雰囲気がプンプンするぞ…!外壁は鏡、ドアはマジックミラーとなっています。
チケットブースやエントランスロビーの写真は撮り忘れてしまったのですが、ヤバい外観とは裏腹に、よくある美術館といった感じの開放的でおしゃれな雰囲気でした。
こちらはエレベーター。MONAは地下3階建てで、階段でも回れます。
まずは地下3階までエレベーターで降りてみます。すると、ファラオがこちらを見下ろしていました…。
どういうこと?
派手なおばさん。
どこかで見たことあるようなないような…。前衛的というのかな?ユニークな作品が並びます。
こちらは私が訪れた時にやっていた企画展「MINE」の展示物。
段ボールで出来ています。
怪しい通路が…!
通路を抜けると、日本語を発見!草や土に「問いの形の喪失/広島とヒロシマの境界線/宇品のプラットホームの解体」と書かれていました。見た時は何のことかわからなくて、後で調べたら「宇品陸軍糧秣支廠」という施設のことだとわかりました。自分の国の歴史を勉強しなきゃな…と、遠く離れたタスマニアでハッとしてしまった場面です。
合わせて、阪神大震災・拉致問題・原子力発電所もんじゅなど、災害や国際問題を連想させるようなトピックスについてかかれた新聞も展示されていました。
これは面白かった!何だかわかりますか?
なんとこれ、重油なんです。くさかった!(笑)重油をなみなみとついだ真っ黒なプールです。この展示エリアの入り口にはスタッフの方がいて、外に荷物を置いてから1人ずつでないと入れてもらえません。この写真は上の階から撮りました。
かわいい。家に欲しい。
こういう内装の原宿のカフェがありそう。
何となくオブジェや大型展示ばかり撮ってしまいましたが、もちろん絵画もあります。これ怖いけどなんか惹かれる。
キャー!!
なんかウケる(笑)
不吉な連想をさせますよね…。
人間の消化器官を再現した展示。においが強烈でした。
ずらり。
MONAのアイコン的存在ともいえる「FAT CAR」。ポルシェが太ってしまったようです。
手前にあるバーを握ると、脈拍にあわせて照明が点滅します。
MONAの行き方
広大なMONAのほんの一部をご紹介しましたが、ヤバい世界を少しでも体感していただけたでしょうか。
MONAへは、陸からも海からも行けます。ざっとですが専用フェリーもご紹介します。
軍艦風のフェリー!MONAとホバート中心地の港をつないでいます。往復22オーストラリアドルで乗車できます。
さすがは美術館のフェリー!船までアーティスティックでした!片道30分もしない旅ですが、ユニークな船を見て回っていたらあっという間に到着してしまいます。
MONAは、アートにそこまで興味がない私でも、「また行きたい」と思った異空間でした。タスマニアに訪れた際は、ぜひMONAで非現実的な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
編集:アカ ヨシロウ
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