休眠預金活用事業の助成採択事業に選ばれました(夜の世界と社会をつなぐNPO理事長の月報:2023年8月号)
こんにちは、NPO法人風テラス理事長の坂爪です。
先月、家族旅行で4年ぶりに湯沢に行きました。泊まった場所は、コロナ前までは毎年訪れていた子連れ歓迎のホテルで、子どもたちのおむつが取れていないときからお世話になっていた宿です。
小学生になった子どもたちを見ながら「もうミルクとかおむつ替えとか寝かしつけとかしなくていいんだよな・・・」と感慨深くなりました。
風テラスも、親の手を離れて独り立ち=組織として動いていけるように、引き続き多くの方々の力をお借りしながら、社会の公器=なくてはならないインフラになるまで、きちんと育てていきたいなと感じました。
それでは、今月の月報をお届けします!
1.休眠預金活用事業の助成採択事業に選ばれました
風テラスの「風俗で働く若年女性へのアウトリーチ事業」が、休眠預金活用事業の助成採択事業に選ばれました。
風俗で働く女性を支援するNPOが休眠預金活用事業に採択されるのは初めてなので、重責に身が引き締まる思いですが、大変貴重な機会を頂くことができたことに感謝しております。
「新たなアウトリーチ手法の活用で、『受援力』の壁を超える」という本事業のビジョンを実現できるよう=夜の世界で孤立・困窮している若年女性に一人でも多くつながり、適切な支援を届けられるよう、相談員・スタッフ一同、チームで頑張って参ります!
10月から本格的に事業開始になるのですが、8月から、新しい体制での相談会を試行的にスタートしています。
事業の実施に関して、社内でやること・決めること・協議すること・整備すべき事項が山盛りですが、組織として次のステージに行くための移行期間として、一つ一つの課題を着実にクリアしていきたいと思います。
2.講演・講義ラッシュの夏!
うだるような暑い日が続いておりますが、暑さに負けず、全国を飛び回っております。
この1ヶ月で、東京大学(川人ゼミ)と上智大学(新藤ゼミ)で講義を行い、名古屋と青森で全国妊娠SOSネットワークの研修講師を勤めました。
東大川人ゼミ、私も駒場生時代に参加していたゼミOBだったので、お声掛け頂き、とても嬉しかったです~。在学中に聴いていたJ-POP(GO!GO!7188とかSCRIPTとか小沢健二とか)を聴きながら駒場キャンパスを歩くというエモい振る舞いをしてしまいました。。。
上智大学の新藤ゼミ、新藤こずえ先生とは約10年ぶり(!)の再会で、ゼミ生の方々(ほぼ全員女子)からも鋭い質問を多数いただき、とても充実した時間になりました。また来年も呼んでください・・・!
名古屋では「台湾ラーメンが美味しいよ」という噂を聞いていたので、名古屋駅にある「味仙」に20分くらい並んで食べました・・・が、死ぬほど辛い!!!!!!名古屋人、こんな激辛料理を日々食べているのか。。。恐るべし。味はとても美味しく、完食しました。
青森では、駅前でレンタカーを借りて夜中に虫採りに行ったのですが、月齢が悪かったのか全く虫がおらず、コンビニの前でゴミムシが採れただけで終わりました。私の時間とお金を返して・・・。
研修の前、全妊ネットの皆様が買ってくださった地元の焼きたてパン+リンゴジュース+リンゴのお菓子を控室でバリバリ食べました。美味しかったです。
それぞれの大学・会場で、学生さんをはじめ、地元の助産師・保健師・行政の方々と、性風俗と福祉をめぐる問題について、お話をさせていただくことができました。
風俗の世界、非常に見えづらく分かりづらい世界だと思いますが、きちんと福祉の世界の言葉で「翻訳」すれば、支援者や専門職の方々に、現場で起こっていることの背景や課題をきちんと理解して頂くことができる、ということは、風テラスを始めた8年前から変わっていない確信です。
「良き翻訳者」になれるよう、日々の相談支援から得られた知見を、丁寧にまとめて発信していきたいと思います。
風テラスでは、大学などので講義・講演依頼、随時受け付けております。お気軽にお申し込みください。
それでは、今月も風テラスをよろしくお願いいたします!
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