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【料理の旅人 再現中華14】 梅干菜焖肉 mei gan cai men rou / 豚バラの梅干菜蒸し

【料理の旅人ー再現中華ー】
2023年3月、既に風天を閉め、会社の清算、廃業申請の認可待ち。
帰国寸前に20年間に及んだ中国との関わり、生活の集大成。
ネガティブな問題の蓄積、結果として離れる中国だが、無駄にせずポジティブな経験とすべく、ギリギリまで中国旅をして郷土中華料理に親しみ、中国の素材を使った料理、日頃距離を置いた( 日本食を扱う仕事の為 )中華の技法を独自に学ぼうと試みた。
仕事と違う側面。日本人料理人による、中華への取り組みを記事にする。
日本人的なアレンジは多少あるが、食べて舌から学んだ料理を再現したもの。
旅の料理人としてのアーカイブ。

再現中華ー寄稿に際してのコメント
 


梅干菜焖肉メイガンツァイ ムンロウ を作る。                   2016.8


紹興を旅して常州に戻ったばかり。
土産屋で購入した、” 梅干菜 mei gan cai メイガンツァイ "と紹興酒を使って、早速の再現料理に取り組んでみる。

鮮度良い、良質な豚バラ。


湯に一度沈めることで形状が落ち着く。


紹興で買った腐乳(フールー)を刷り込みしばらくおく。


油で表面を焼き付けて炊く。


▲ これは半干しタイプの " 梅干菜メイガンツァイ
土産屋の女将に、そのまま使えると言われたが塩気がきついので軽い水戻しをして紹興酒で炊きおく。


豚バラをスライス。


豚バラを椀に敷いて、梅干菜で埋める。
水の入らないように蓋をして蒸しあげること1時間ほど。


皿の上に返して。


梅干菜焖肉メイガンツァイ ムンロウ  ver.1

見た目はまずまずだが、やはり梅干菜の塩が効いている。翌日も再挑戦だ。


梅干菜焖肉メイガンツァイ ムンロウ  ver.2

2日目は、1日目の豚バラを小ぶりにして深く味の入ったものと、塩気を加減した梅干菜で作った ” バージョン2 "。ええ感じで再現完了。



おまけ

20年モノの紹興酒。半甜型バンティエンシン  ban tian xing = セミスイートタイプ。でも十分に甘い。

トロッとした黒い酒。これを料理に使えば、グッと深みある味わいと色味が増したかも知れないな。。。

梅酒のロックと合わせた、オリジナルカクテル。色合いの近いモノ同士、相性が良く美味しいと感じたっけ。


                                  以上

                           

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