本イラスト_フリー画像

【読書メモ#7】サードドア:精神的資産の増やし方

こんばんは!

2020年最初の今回は、
年末に読んだ「サードドア:精神的資産の増やし方」について、
心に残ったメモなど書いてみたいと思います。

私と同じ年代で、自分の将来に悩んでいる方には、
是非一度読んでもらいたい一冊です!

■本のあらすじ

自分の将来に悩む18歳の大学生アレックスが、
ビル・ゲイツやスティーブン・スピルバーグ、レディー・ガガといった
世界的にも名立たる成功者たちへ、
キャリアの第一歩をどう踏み込んだのかインタビューを試み、
自身の道を切り開くヒントを得ていく実話のストーリーです。

ちなみにこの著者のアレックス、
このインタビューを試みた後、
実際に世界最年少のベンチャーキャピタリストとなり
フォーブス誌の「30歳未満の最も優れた30人」に選出されています。

■【メモ①】興奮こそ万能薬

興奮こそ、まさに僕らが懸命に追い求めるべきものであり、万能薬なんだ。
by ティム・フェリス

アレックスがインタビューを試みた、
アメリカのエンジェル投資家であるティム・フェリスの
著書に書かれている内容の一部です。

興奮(=夢中)になったときの集中力ほど、努力に勝るものはなく、
自分が夢中になれるものを追い求め続けなければいけないと
改めて考えた一言でした。

■【メモ②】次のバスは必ず来るが、準備しておかないと飛び乗れない

1台逃しても必ず次のバスが来る。
でも準備をしておかないと、飛び乗ることはできない。

by チー・ルー

Microsoftの元オンラインサービスプレジデントである
チー・ルーがアレックスに語ったひと言です。

チー・ルーは中国の貧しい村で育ち、
27歳時の最高月収はたった7ドルで大学受験するお金もなかったそうです。
しかし人の助けによりアメリカの大学受験のチャンスをもらい、
渡米し無事に入学。
大学卒業後はヤフーに入社し、ヤフーショッピングの立ち上げに成功、
その後、Microsoftにヘッドハンティングされたそうです。

ちなみに1日4時間睡眠で、18時間働いていたとのこと。。

そんな数々の逆境を乗り越えてきたチー・ルーが
放った一言だからこそ、心に残りました。

■【メモ③】ビル・ゲイツの最強交渉術

最強の交渉術とは、純粋に信頼し合える関係を築くことである。
by ビル・ゲイツ

物語の後半でやっと、
著者のアレックスがビル・ゲイツへのインタビューに成功し、
ゲイツがその際に教えてくれた内容です。

ゲイツがまだ25歳のときのIBMとの契約について振り返り、
IBMの重鎮たちとの商談で
「売り込むための第一歩は、まず相手の不信感を吹き飛ばすことで、
そのための一番の方法は、専門知識で相手を圧倒することだ」と考え、
相手が知りえないほどの高度な専門知識で煙をまいたそう。
その後ハッタリ混じりのトークで交渉し、契約を成功をさせたそうです。

ビル・ゲイツのような世界のトップビジネスマンでも
”信頼関係”を最も重視していることに感心しました。

■【メモ④】学びに対して常に謙虚でいる

学びに対して常に謙虚でいることだ。
by Pitbull

アメリカの有名なラッパーPitbullへ
インタビューした際に彼が話したひと言です。
トップであることに居心地の良さを感じた瞬間に、
凋落が始まるということを知っておくべきとのこと。

個人的にはPitbullに対して
かなりパーティーピーポーなイメージを持っていたのですが、
ここまで真剣に色々考えて行動しているんだということを知り
Pitbullのイメージがガラリと変わりました。

■【メモ⑤】何度ノックダウンされても立ち上がるんだ

失敗から学ぶしかない。
何度ノックダウンされても立ち上がるんだ。
by クインシー・ジョーンズ

失敗から学ぶ姿勢について、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」など
音楽界で数々の名盤を手掛けた名プロデューサー、
クインシー・ジョーンズから教えてもらった著者のアレックス。

著者のアレックス自身も
これまで数々の成功者へインタビューを試みるも
インタビューを何度も拒否されたり
インタビューの機会を得ても、質問に失敗したり、
数々の失敗を重ねてきました。

しかし失敗を重ねる中で
自分自身も成長してきたのだと
アレックスはジョーンズの言葉で気付かされます。

■まとめ

著者のアレックスは元々大学は医学部に入学し
将来はおそらく医者という安定した職業が保証されていたにもかかわらず、
自身の本当にやりたいことを見つめ直し、
インタビューに専念するため医学部を辞めます。

人と違うことを恐れず、
自分の新しい可能性を信じながら行動にうつし、
失敗を重ねながら成功へ繋げていったアレックス。

私と年齢もほとんど変わらないアレックスが
自分の信念を貫き、失敗をも恐れなかった行動力に、
本を読んでいて心を動かされた一冊でした。

長文読んでいただき有難うございました。

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?