不安の正体とは…?
あなたには今、不安と感じる物はありますか?
多分、このタイトルを見て閲覧しているという事は少なからず不安を感じる部分があるのではないだろうか?
例えばの話をしよう。
現在はコロナによって職を失った方も少なくはないだろう。
そのような方が近くにいる中で「自分は大丈夫だろうか?」といった不安を感じうことがあるだろう。
これは、至極当たり前のことでこの感情を無くすという事は無理なのである。
ここで重要なのはこの感情を無理に無くすことではなく「どうしてそういった不安が起こっているか?」を考える必要がある。
少し極端な話をしよう。
例えばあなたは今、コロナの影響により職を失ったとしよう。
あなたは、家庭を持っており住宅ローンも残っている。
このような状態になったときのあなたの悩みは何だろう?
恐らくだが「家庭はどうなる?住宅ローンが払えない…どうしよう?」
このような悩みを抱えるのではないか?
しかし、この数か月後、中国とアメリカが戦争を始めたとしよう。
アメリカから「日本も戦争に参戦し中国へ攻撃を仕掛けなさい‼」となった際、あなたは中国へ行かなければいけなくなった。
その時、あなたの悩みは何だろう?
その時のあなたの悩みは少なくとも「家庭はどうなる?住宅ローンが払えない…どうしよう?」ではないはずだ。
この時のあなたの悩みは「生きて帰れるか?家族は無事か?」などといった事だろう。
もちろん、ふと住宅ローンが頭をよぎることはあってもそちらのほうがベクトルが大きくなることはないだろう。
つまり、より大きな問題が起きた際、初めの問題は消えたことになる。
何かが現れることによって消える物は本当の意味であるとは言えない。
この世にしっかりと存在しているものは、何かが現れたことによって消えることはないのだ。
これは、自分が勝手に自分に作り出した感情に過ぎないのである。
不安に実態はないのである。
しかし、だからと言ってそれに向けて準備しただけで不安が消えるかといったらそんなことはない。
つまり「不安とは未来に対してネガティブなイメージを浮かべた時に作り出す幻想」にすぎないのである。
もちろん、現実に起こりえることではあるが、そもそも現実になるかどうかもわからないものなのだ。
つまり不安とはそうならないために「準備をするために必要な感情」なのである。
しかし、どれだけ準備しても「未来」に対するイメージなので完全に消えることはない。
ここで変えていかなければいけないものは、未来に対する不必要にネガティブなイメージを持たないようにすることである。
不安を感じやすい人というのはそもそも考え方がネガティブな思考回路をしているという事である。
ここを変えることで不安な感情が起こったときにそれに対してどのようなアプローチをしていけばいいのかを考えることが出来るようになる。
ここで注意しておきたいのは「不安」はあって当たり前であり、生物として生きていくうえで必要な感情である。
不安があるから危険を回避し生存してきたのだから。
不安を否定するのではなく、その不安とうまく付き合っていく方法を自分自身でしっかりと考えていくことが必要である。
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