音戸町 洗濯船 滞在記
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音戸町 洗濯船 滞在記

ふるた

こんにちは。ふるたです。

先日、広島県呉市音戸町に3日滞在してきました。

今回は、現在受講しているオンライン講座「くるまざ大学」の講師 中村功芳さんを頼って、シェアハウスで一緒に住んでいるあゆみさん一家と一緒にお伺いしました。

中村さんのかもす「くるまざ」の雰囲気、心がふわっと暖かくなるように優しい島にくらす方々、穏やかな海と生き生きとした山、そしてゆっくりと流れる時間の中で感性が研ぎ澄まされ、リラックスしながらも様々な気づきを得た三日間でした。

その体験をまとめたいと思います。

どんなところなの?

中村さんは訪れた人々が自らほしい暮らしを考えてトライアルできる拠点「ナカムラスタジオ」を運営されていて、音戸町に2軒の拠点を持っておられます。それぞれ「瀬戸内ライフ」「洗濯船」といいます。

「瀬戸内ライフ」は瀬戸内暮らしを体感しながら、若い人たちが夢を語り合い、それぞれのほしい暮らしを叶えられる場所

「洗濯船」は高台の見晴らしが良い場所にあるアーティストやクリエイターが集まり、英気を養いながらインスピレーションが得られる場所です。

中村さんはこれらの場所を「宿」という文字の成り立ちのように100人の人があつまって、それぞれの知恵を出し合うことでお互いが高めあえる場所にしたいと考えておられます。

今回の短い滞在でも、自ら足を動かしてまちの魅力を発見し、皆で語り合いながらその魅力を高め、発信していく過程を体感できました。
これを100人で行い高め合っていけば確かに途方もなくすごい事が起こるだろうと確信を抱きました。

現在、瀬戸内ライフ、洗濯船ともにヘルパー、ステイしたい方々を募集中です。詳しくはこちらをご覧ください!


ここからは滞在の中で印象的だったことを紹介していきます。

音戸町の魅力探し

瀬戸内ライフに到着して早速、中村さんが音戸町の見どころやこれまでの取り組みを説明してくださりました。

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次々と出てくる、まちの魅力を紹介する資料の数々に興味津々!一発でメロメロになりました。

「はやくいきて〜」とソワソワしていたら「ほんじゃいきますか!」と言う事で、皆で魅力探しに出発!

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感性を頼りにひたすら歩いていきます。

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ヘルパー滞在中のけいちゃんお気に入りのかわいい(?)めだまおやじを発見したり・・・

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パッチワークみたいなおうちを発見したり・・・

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なんだか、かわいい軒先を発見したり・・・

他にもほっこりするような魅力がたくさん見つかりました。

かれこれ2時間ほど歩いたので「めっちゃ歩くな〜」と思って聞いてみると、中村さん曰く「いつもはこれの倍くらい歩いてるよ!やっぱ歩かないとわからないし。踊る大捜査線でも、事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだって言ってたでしょ?」との事。

確かに、歩いている最中にも近所の方と挨拶をされたり、お話をされたりしていました。ただ魅力を探すだけではなく関係をつくり、保つという点でも自分のくらすまちを歩いてまわることがとても重要であることがわかりました。

探検の後は・・・

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中村さんのお気に入りのお好み焼き屋さん「しんちゃん」でやきそばラーメンをいただきました!
焼きそばにスープをかけたなんとも優しいお味の料理で味覚までほっこりしてしまいました〜。

ちなみに、お好み焼きも美味しすぎて夢中になって2枚も食べてしまいました&写真撮るの忘れました。

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しんちゃんのカウンターに掲げられた言葉。深い。

みんなでくるまざトーク

夕食後は近くのスーパーでお酒とつまみを買ってからお話タイム!

かれこれ5時間くらい話し込んでいたのですが、その中で特に印象的だった話があります。

「背水の陣」を敷こう という話です。

何かしら自分で事業をやっている方々は、大体一度はこれなんとかしないと後が無い!というところまで追い詰められた経験を持っていて、その経験の深さ、デカさでその人ができる仕事の大きさも変わってくる。というお話です。

ここまでなら一般的な話なのですが、この場にいたメンバーは何かしらそういう話を持っているという事で、生々しい体験談がどんどん出てきました。

そして皆さん口を揃えて仰っていたのは・・・
「うわ〜やっべえ、どうしよう」ってなった時にとにかく解決に向けて動きまくる事が大切だ!という事でした。後から考えるとどう考えてもダメなアイデアでもとにかく実行しているうちに「もっとこうしたら上手くいくんじゃね・・・?」とアイデアが溢れてきて結果的にうまくいく、なんとかなるという事です。

ただ、今の僕がいきなり借金5000万円背負って「やってこい!」と言われても泣きまくった挙句、胃に穴があいて終わるだけのような気がするので、ちょっと考えてみました。

そこで見えてきたのは、今の生活に無くてはならない(と思い込んでいる)何かを捨てて、今置かれている環境において自分の望む姿になるにはどうしたらいいかを考え、生活を再編するという事です。

さらにこれを僕自身に当てはめてみると、固定の収入がないと生活できない!という思い込みを手放し、今やりたいと思っている事に取り組むことで見えてくる世界を基に生活を組み立てていくというところになるのかなぁと考えています。(どんなことをやるかというのは近々別のところでお話しようと思います)

岩松山源宗坊寺さん訪問

アツく語りあった次の日は、岩松山源宗坊寺さんにお伺いしてきました。

何故、源宗坊寺さんかといいますと、一緒に行ったあゆみさんが雑草食が大好きで、ざっそうカフェというイベントを企画されているほど!

そして、1906年にこちらを開山された稲田源宗坊さんはこの山に生えている植物の薬効を研究、湯治といった形で提供し、戦争や日々の生活で疲弊した方々を癒したというお話を伺ったからです。

現在、その知識は失伝してしまったそうなのですが、実際に行ってみると、独特な仏像の数々に度肝を抜かれたり、住職さんの丁寧なご説明から源宗坊さんの思いを偲んだり、鳥のさえずりが聞こえる豊かな自然の中で癒されたり・・・と素晴らしい体験ができました。

以下、写真で体験をお裾分けします!

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住宅街を「このまま行って大丈夫なんか・・・」と不安にかられながらもズイズイ上がっていくと駐車場があります。(中央左上のスペースに車を止められます)その目の前に凄まじい坂がありまして、そこを上がっていくと本堂の前に出られます。

本堂前では住職さんが掃除をされていたのですが、僕たちを見かけると「ようこそお参りくださりました。よければご案内させていただきます。」とのこと・・・!とても嬉しい!

お話によると、現在は35体の仏像が山間に点在しているそうです。それらの仏像は仏師が彫ったものではなく、源宗坊さんが岩を1つ1つ積み重ねた上に泥やモルタルを塗り、色を塗ったオリジナルとの事です。めっちゃすごいやん・・・。

もっと写真とっとけばよかったと後悔し、、、そもそも驚きの連続で写真とる間が無かったなと振り返りつつ境内にいきます。

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正面に見えるのは不動明王の像です。高さが6mもあり、見上げるほどでかいのですが、実は源宗坊さんはこの不動明王像を胎内仏として、更に大きな仏像を作ろうとしていたそうです・・・!

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完成すれば高さ30m、奈良の大仏の2倍の大きさになる予定だったそうです。
それを一人で石を積み上げて作ろうとしていたと考えると・・・本当に畏敬の念を抱きます。

源宗坊さんは制作途中で亡くなってしまったそうなのですが、その過程は残されています。不動明王像の前にある足と手がそのスケールを物語っています。

この像に込められた思い、実現したかったことは住職の方が詳しく教えてくださりました。

曰く、「源宗坊さんはこの街を、国を守ろうとしていたのだと思います。この仏像が完成すれば、港からも見える巨大な像になります。外国が攻めてきたときにこの像を見て、この国には神仏の加護があると思わせること、そしてやってくる邪気を払おうとしていたのではないでしょうか」との事でした。

発想のスケールが凄すぎる・・・そして、それを実現するための日々の積み重ねを思うと・・・自分も頑張らないとあかんなぁと思います。

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他にも龍神の像・・・こちらは境内を流れる川のそばにあります。この川がしばしば氾濫し、土石流で麓のまちをめちゃめちゃにしたことから、川を鎮めるためにつくられたそうです。

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この像はクレーンなどもない時代に作られたそうです。写真中央のお坊さんの像の上には不動明王の像があるのですが、逆バンクの岩の上に置かれており、登ることもできず、背後も切り立っていて回り込むこともできず・・・どうやって今の場所に設置されたのか、未だにわからないそうです。

背後の炎のような赤色も、今の住職が知る限りでは一度も塗り替えられた事がないらしく(50年以上は余裕で経っている)なんともロマンあふれる像です。

今回、岩松山源宗坊寺を訪れて、

・祖先の想いとそれを具現化する力の尊さ

・それを語り継ぐことの大切さ

・自然を敬い、活かし、調和するすることの美しさ

を学びました。

まとめ

これまでも、中村さんの目指しているところはいろいろとお話を伺ってきていましたが、実際に現地に足を運ぶことで中村さんが何を目指しているのかが立体的にわかりました。
そして、くるまざで皆で語り合うことにより僕自身もうちに秘めていた思いがより具現化されました。

・ゆったりした時間の中でこれからのことを考え一歩を踏み出したい

・やりたい事があるが実現に向けてどうしたらいいかわからない

・やりたい事を見つけて進んでいる中で新たな気づきを得たい

いろんなステージの人が来て、インスピレーションを得られる環境だと感じました。

僕自身、戻ってきてから2日しか経っていないのですが、もう一度音戸に行きたい。
1ヶ月滞在して感性を磨き、自分と対話し、ほしい暮らしに向けて英気を養いながらのんびり確実に歩んでいきたいです。

お世話になった皆さん、ほんとうにありがとうございました!また行きましょう&行きます!

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!



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ふるた
東京でサラリーマンを5年半やった後、脱サラからのシェアハウス移住&家具職人を1年やりました。2021年11月から時計ベルト職人&よく生きる人インタビュアーとして独立すべく活動しています。 作品たち→https://www.instagram.com/philaft1010/