大人の修学旅行

　先日、初めて札幌競馬場に行きました！HISのツアーでゲストとして参加させてもらうという、この上ない喜ばしいお仕事。牧場と競馬場を巡るまさに馬尽くしな３日間。ブラストワンピースやダノンプレミアム、タイトルホルダーなど名馬にも会うことができ、更に一番好きな馬ユーキャンスマイルにも会えました〜！ゲストとして参加してくれた皆様をエスコートするはずが、気付けば私の方が楽しんでいたかもしれません（笑）。
　大人になってからツアーに参加することって経験がなかったので、まさに大人の修学旅行のような気分でした。毎週のようにいろんな地方に行っていますがほとんどが弾丸ですから、荷物も少なく”移動と仕事だけ”という感じになってしまうのに対して、今回は２泊３日。天気や気温を調べながら服装を考えたり前日の夜は少し慌しかったです。でももう大人ですから、困ったら現地で買えばいいし大体のことはどうにかなるって思っちゃうのが悪い癖です。

　朝空港に集合して現地に着いてからはバス移動。３日間の工程表がプリントで配られたりする感じ…まさに修学旅行ですよ（笑）。何時にここに戻ってきてくださいね〜って言われたりみんなで昼食を食べたり、誰かが予定を組んでくれてタイムスケジュールを管理してもらえるのって凄く楽なんだなーって実感しました。もちろん私のためではなく参加してくれてる皆様のためのツアーですから当たり前なんですけど。自分で調べていろんなところを回るのも楽しいけど、プロの方に考えてもらったプランは快適で、スタッフさんのサポートもあってスムーズ。３日間かなりタイトな内容だったのにほんとあっという間でした。
　昔から団体行動が苦手で修学旅行にいい思い出とか特になく、誰かと同じ部屋で寝るのも大勢でお風呂に入るのも困惑してしまう私ですが、今回はお仕事ということもあり、部屋は一人で大浴場もありませんでした。１日の大半は皆様と過ごしていましたが、夜ご飯も終わり一人部屋に戻るともう少しみんなでワイワイしたかったなぁと思いました。普段は大勢でいると一人になりたくなってしまうけど、せっかくのツアーだし可能な限りみんなで楽しみたいなって気持ちになった自分に驚きました。
　部屋でトランプとか枕投げもしくは恋バナ…なんていうのは冗談ですが、翌朝が早くなければすすきのの街に繰りだして飲みに行ってみたかった〜とも。大人だからこそそんなことができるという良さと、大人だからこそ翌日のことを考えて無茶をしない。大人になるのはいいことでもあり、冒険しなくなってしまう寂しさもありますね。お仕事なので当たり前ですが、せっかくの北海道旅行だから少しくらい遅くまで楽しんでも…と思う自分と、でも明日も朝早いし疲れて眠たそうな顔で皆様をお出迎えするのは失礼だなって思う自分。これが理性ってやつですね（笑）。
　参加してくださった方のほとんどが初めましてで私の活動について詳しいわけではなかったはずですが、皆様が本当に優しくて素敵な方々でした。もちろん私のファンの方も！北海道まで一緒に行ってくれるなんてほんとに感謝です。ツアーは行く人が大事。素晴らしい皆様だったからこそトラブルもなく無事に帰ってこれたし、何よりめちゃくちゃ晴れだったんです！おかげでこの歳になって団体行動の楽しさを知った天野でした。

　そんな札幌競馬場の現地で競馬を楽しんだ私の馬券はどうだったんでしょうか。ツアーのゲストのムラコさん、そして飛び入り参加してくれた落語家で競馬が大好きな林家希林師匠と共に、行きの飛行機の中からすでにレースについての話で盛り上がりました。お二人とも凄く詳しいので話を聞いているだけでも勉強になったのですが…だからといって当てられるわけじゃないのが競馬。今回もまた３連単１着ながし、もしくはフォーメーションで勝負した２日間でしたが当たったレースは無く。お土産代を稼ぐことはできませんでした（笑）。
　しかし、ツアースタッフの方がなんと帯馬券を的中させたとか！！ゲストのムラコさんもバッチリ単勝の万馬券を当ててました。札幌競馬場開催最終日にあたるこの日はめちゃくちゃ荒れたんです。私が唯一惜しかったのは、札幌４R。かなりの混戦で、１着だった④ブライティアダイヤも３着の⑨キアロヴェローチェも買い目に入れていたのですが…④と同着だった12スウィートリワードを買ってなかったんですよ。欲張らずにワイドボックスにしてたら当てられてたなぁ〜…っていうレースが他にもいくつかありました。穴馬を見る目はあったのですが１番人気を買わないこと、そして３連単を当てようとしてしまったことが敗因でしたね。

　ツアーに参加していた皆様は競馬初心者の方が中心だったので、ゲストのアドバイスやスタッフさんの説明を受けていろんな買い方を試していたようです。私もそのように柔軟な買い方を試していればトントンくらいに出来たのかもしれません。でも私のポリシーはヒットの本数よりも、たまに出る大きなホームランですから。皆様の役に立つアドバイスはできなくて申し訳なかったですが、どんな状況でもあまのじゃくを貫く精神はお見せできたかな（笑）。
　改めてパドックをじっくり見たり、新聞を隅々まで読んでみたり、いつもの「危険な上位人気馬」をヒントにしてみたり、いろんな情報を駆使して馬選びをするのはとても楽しかったです。当たらなかったとしても、みんなでレース見ながら声出して勝負するツアーは凄く有意義な時間になりました。次のツアーまでに、少しでもみんなにアドバイスできる人になるべく、精進したいと思います！！

ブラストワンピースと天野を置いておきます。

あまのまな
2019年7月に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで村田諒太選手が王座を奪還した際に涙を流し、「涙のリングガール」として一躍話題に。リングガールの他、グラビアや女優、パチンコライターとしても活躍。2022年にファースト写真集「なまのまな」（ワニブックス）が発売になった。
東京競馬場で行われた「初心者向け競馬教室」や中山競馬場で行われた「宝塚記念スペシャル予想検討会」に出演するなど、競馬関連の仕事も増えている。
X（旧ツイッター） @akaringo_mana
公式サイト https://www.amanomana.com