旅先での考え事

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山と共にあらんことを

 東京の中心にて欲望の限りを尽くし、辺境旅を経て世界の果てへと辿り着き知足の境地に至り、いよいよ比叡山の獣道に心の安寧を見出してしまった僕の物語。

何も考えず、東京へ吸い込まれる

10年前、京都で学生生活をいよいよ終えて進路を考えていた。
「文化人類学の研究を続けたいが、経済的理由で院進は諦めよう。すると就職か。東京には、地方に比べて人・モノ・カネのリソースが大量に集まる。ゆえにビジネスチャン

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ここ一カ月半のきわめて個人的な話

3月中旬から、世界を揺るがすウィルスの状況が刻一刻と変化する中、自分の状況も同じくらい刻一刻と変化をしていった。一カ月半の間で内定、引越し、就職、子供との暮らしを開始し、誰ともオフラインで会わずに一カ月が経った。

そんな現状ですが日々最高です。いつかの自分が忘れないように、きわめて個人的な日記を公開します。(全部で5分くらいで読めます)

第一章は3月末までの雑記。
第二章は4月の総括(※音

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南極行ったらさすがに旅に満足をした話

 2019年から期限のない早足の旅を続け、ついに2020年1月に南極を訪問し大満足し「これで旅の生活に区切りをつけられるぜ!ウェーイ!」ってなって旅に区切りをつけた話です。

 南極からアルゼンチンに戻ってきたその日に、どうしても記録に残したく記憶を総動員して書いていたら約2万字という学部の卒論レベルの文字数に達しました。多くのどうでもいいことは自分のために書いていますので、写真を中心にご笑覧くだ

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note界の狂人とワイン会

アイデアだけでは意味がない

 何か面白いアイデアを考える人が10人いたとする。そしてそれを実行に至るまで行う人はせいぜい1~2人だろう。それくらい、面白いアイデアを考えるという事と、それを実行するという事の間には隔たりがあるし、アイデアだけでは意味がないと言われる所以だったりする。

人にボリュームをゆだねる狂気のアイデア

 そして面白いアイデアのボリュームを人に委ねる人がいる。簡単に言えばこ

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ランダムウォークの到達点

 南極の記事がnote編集部のまとめに掲載され、トロフィーをもらえ、実はかなり嬉しい気分に浸ってます。読者の皆さんのおかげですので本当に感謝しています。サウジアラビアの記事以来です。

 この記事はこの2年間、いろんな場面での偶然に身を任せていた趣旨を描いた旅のプロローグとエピローグですが、おそらく記憶が曖昧になっているであろう30年後の自分に向けて書きます。

「赤坂でトーゴ料理食べませんか?」

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期限のない早足の旅と文章考

 期限を決めない旅をしばらくしてきた。かといって沈没もせずに、朝から晩まで四六時中動き続けている。次の予定などあるわけではないが、次にしたいことをどんどん前倒して旅をしている。旅人と出会う度に、なんでそんなに早足の旅を続けるのですか?と訊かれる。

 相対的に見て早足の旅をしていることは実感があるが、何かを見逃した、深く理解せずに過ごした、という感覚は僕にはあまりない。

 いい機会なので今年の旅

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Muchas gracias!(大変ありがとうございます!)
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逆説の「好きなことで、生きていく」論

 「好きなことで、生きていく」は5年ほど前のYouTubeのキャッチコピーであり、HIKAKINさんがビートボックスを淡々とネットに流し続けていたら突如バズったことが広告で使われたエピソードとともに有名になった言葉である。

 堀江さんも約3年前に「好きなことだけで生きていく」という本を出版し、誰でも好きなことだけで生きていけると断言をする主張と、後悔しない生き方・働き方論を展開し、一歩踏み出す勇

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好奇心・勇気・受容・知恵

ギリシャで哲学をした。そういうと格好よく聞こえるが、時間があったのでぼんやり、幸せとは何か?と考えていただけだ。哲学者を輩出したお国柄がそうさせたのかもしれない。

結論、僕は最高に幸せであることに気づけた。

その理由

①何が起きても幸福であると思える好奇心・勇気・受容・知恵を一定程度手に入れた
②自分が思う不幸の要件「加齢に伴う好奇心・選択肢の低下」は主観に基づく偏見が混じっており、考え方

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良質な物事の決めかた

 あなたは、これから友人と二人旅をするとする。何をどこまで決めるだろうか?

 一緒に旅をするほどに気心の知れた友人であれば、何を旅のコンセプトとするか、という最終目的は多くの場合省略できるだろうから、まずは限られた予算や時間やフライトの条件下で、旅の行き先から決めるだろう。

 次に詳細化。日々の行動の合意を取りに行く。ルート選定も、有限である時間の中で必ず見たい場所とそうでない場所を分けておき

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最小の荷物と最高の安宿考

 僕の旅のスタイルはとにかく移動をするスタイルである。新たな目的地に到着した際に、一日いれば十分な場所だと判断した場合、次の目的地へ深夜に向かう手段があれば必ず深夜移動を選ぶ。体は休まらないが、一日深夜移動をした疲れなどは時間の節約と比べたら取るに足らない。そんなときに大きな荷物では移動に制限ができてしまう。

ここでは、移動に移動を重ねて今年20万キロの移動を可能にした僕のミニマル旅装備と、日本

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