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【地方の学生は人材の宝庫】スタートアップのインターン生を見ながら

FromToの中田です。
今回は弊社で受け入れをしているインターン生2人を見ながら感じたことを書いていきたいと思います。

先々週弊社で広島合宿を実施しました。
概要については宮城のnoteをご参照ください!

■弊社インターン生2名について


浜松市の大学より2年生を1名、3年生を1名、計2名にご協力頂いています。
2022年4月から参画して頂いていて、ちょうど半年が経過した頃合いです。

2人のnote記事は以下より。自己紹介やなぜFromToでインターンをしようと思ったのか等、まとめられているので是非ご一読ください。

■インターン生採用の意図


端的に書くと、浜松市に根差して中長期的な人材育成に取り組むという挑戦です。
FromToとしては、エンジニアの採用が急務であることは当時から変わりませんでした。
一方で、ビジネスサイドもリソースが限られています。
そのなかで、折角浜松市に拠点を置きながらその「『浜松市ならでは』『浜松市だからこそ』」という事柄にもっと取り組みたいものの、フルリモートが中心であることや他の業務の優先順位から、取り組みが後手後手になっていました

今後弊社が浜松市で事業を継続するにあたり、浜松市への貢献だったり、浜松市の皆様からのご協力は欠かせない。
そのために、まずは何かFromToからアクションをすべき。
ひいては、浜松市でもっとスタートアップというカテゴリを盛り上げていくことに繋げたい。

このような思いから、「浜松市でもスタートアップで働くことが選択肢として当たり前になって欲しい」という心持ちでインターン生を採用することにしました。
この時点で、まずインターン生が業務の担い手として大きな活躍をしてもらうということは正直求めてはいない状況でした。
※まず楽しく業務に取り組んで頂き自己成長を感じて頂ければ十分かなと

自分を振り返ってみて、社会人になりたての頃合いはヒヨッコ同然だったこともあり、フルコミットではない業務範囲だとなかなか急成長というのは難しいと予想していたからです。

しかし、その予想は大きく外れました。

■インターン生の成長とその要因


2人とも、期待を大きく上回る成果を出してしまいました。自分が同じ年の頃、同じように成果を出せたのだろうかとかなり不安になるほどです。

少し2人の成果について具体的に記載します。
■noteの投稿につき「いいね!」の数が目標を大幅に上回る
 →2人とも自ら投稿内容を友人・知人に拡散しFromToのことが認知された
■メルマガの開封率向上
 →メルマガの分析から、配信時間と曜日について開封率が異なることに気づき提案
■業務スコープの対象者にインタビューや電話で確認する
 →こちらの指示もしていないのに、対象となる人に直接コンタクトをとって話を聞いていたこと、、、驚きました(しかも1週間で5人以上)
■浜松の魅力紹介資料(フライングでこっそりご紹介)
 →何度も何度もメンバーからフィードバックがありましたが、めげずに最後までやりとげ、内容やデザインいずれも高いクオリティ内容になっています…!
https://www.docswell.com/s/FromTo/KW2EGZ-2022-10-28-160108

2名に共通している点は以下です。

素直である
 アウトプットも分からないところも、全て素直に出してくれています。変に取り繕ったりすることもなく、失敗をごまかさず、評価をきちんと受け止める。

真摯である
 業務にあたって真摯に取り組み、投げ出さない。メンバーからのフィードバックもなかなかのボリュームが出てくるのですが、それらも受け止めながら(苦労もしていると思いますが)なるべく吸収するよう努めている。

私自身を恥じてしまうくらい純粋で、業務の習熟度についても早くコミュニケーションもきちんととることができます。過去の就職活動や学生さんのOB訪問を受けていた経験からすると、この2点は社会人として替え難い資質だと考えます。

FromTo入社以前のキャリアから地方であってもすごい企業やすごい人はたくさんいるとは分かっていたつもりだったのですが、すごい学生さんも同様に地方に沢山いることを改めて思い知らされました。

自分は大学から東京に出ていることもあり、実は首都圏の大学生とばかり触れてきていたことが、逆にバイアスになっていたのかもしれません。
魔界で雷禅の墓に昔のケンカ友達が来た時の浦飯幽助や黄泉のような気持ちです。

Ⓒ集英社・富樫義博

■地方の学生は光る人材の宝庫


大学生のキャリア観として、私が大学生の頃は、周囲は”意識の高い”学生が目立っていました。
おそらく今ではSNSの発達によってそれがフォロワーの数として可視化され、より影響力が大きくなっていると思われます。
また、”目立つ”ことが先行したことにより、より新たな視野が開けて結果として”意識が高くなる”こともあるとも推察されます。

多様な価値観を持つ人が多く集まること、そして自分のニッチな価値観を共有できるリアルなコミュニティを発見できることが都市圏の魅力だと思っています。ただその反面、「ポテンシャルがあるにも関わらずたまたま周囲にそんな人がいなかったので変わらなかった」人たちが地方にはまだまだ数多くいるのではないでしょうか。

例えば、レゲエを聴けばドはまりしてしまう感性を持っているが、たまたま地方都市に生まれレゲエを聴かずに一生を終えてしまう、など。

自分の人生が豊かになる可能性の芽が、地方に住んでいるからという理由とその環境にいるだけで知らず知らずのうちに枯れてしまうのは勿体ないことだと思いませんか。

地方であっても都市圏と変わらない価値観・選択肢が得られ、誰もが主体的に選択しながら人生を泳ぎ切っていく、そんな世の中になればいいなと思っています。

結果、都市と地方の価値観・選択肢の差が埋まっていくと嬉しいです。

こちらのサイトによれば、都道府県別大学生の数は、上位から東京・大阪・愛知・神奈川・京都と続いていますが、これらの合算は53%です。
他の42道県に日本の47%の学生がいるのです。単純な数値でいうと、「都市圏在住者の目にとまる学生」は母数の半分でしかいないのです。
すると確率論的には都市圏と同等数の光る人材が地方に同数いるはずです。
(ここで都市圏のほうが学歴云々…というのは省きます。そもそも自分自身、学歴と仕事の出来は切り離して考えるべきだと思っています)

都市と地方の環境がもっと近づけば、日本中から面白い学生さんがやってきます。ワクワクしませんか?昼はイノシシ狩りして、夜はずっとオンラインゲームやってます、みたいな学生いたら絶対面白いです。

少し話題が大きくなりましたが、インターン生の2人においても、FromToにいたことで何かしらの新しい発見があり、今後の進路や生き方について、より納得度や自分の満足度が高い選択ができるようになってくれていれば本望です。

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最後までお読み頂いてありがとうございます!
弊社ではエンジニアも募集しております!
正社員・業務委託・副業、エンジニア・リードエンジニア・マネジメントといったキャリア選択肢も豊富、などなどコミット頂ける選択肢はかなり広いと思います!
カジュアルにお話することも可能ですので自薦・他薦問わずご応募ください!


■(付録)この1カ月間取り組んだこと

※noteを更新する時に、それまで1カ月でやってきたこと、特に自分で引き取ってやってきたことや時間的に多く使ったものについて記載しています。シード期のスタートアップCOOって何をやってるのか、の参考になれば

・自治体との打ち合わせ
・某申請書類の作成
・広島経営合宿の準備と当日のアテンド
・就業規則等の更新・確認
・外部開発プログラムの進行管理
・採用運用体制の整備
・採用に関するインプット(セミナー・書籍・動画他)

今月は合宿もあり、某申請書類も非常にボリュームがあったので業務の数としては薄めです。
が、内容はしっかり濃くなり、取捨選択ができるようになったような。
また社内外問わず業務をディレクションする機会が多かったような気がします。

【今回のブログ執筆BGM】
XTC/English Settlement
https://open.spotify.com/album/2fDm6GpssR8S6uQnDE4MKM?si=UpWG9lpqSZC0Z5_d8yFkeg

※3500字くらい
※所要時間130分くらい

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