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最後の質問です_@新入社員研修


「損得ぬきで力になりたい、そう思える人は何人いますか?」

昨年度、新卒入社した社員にそう尋ねました。毎年、顧問先さまの新卒社員を集め、3ヶ月のプログラムを実施している。先週、フォローアップ研修があった。

研修の最後、私は受講生にたずねた、
「損得ぬきで力になりたい、そう思える人は何人いますか?」みな、指を折りながら、「えっ?!何人?」と数えている。こんな感じになる新入社員は、将来有望だとおもう。

私は、質問をつづけた、「では、この1年の間で、困っているところを見たら、損得抜きで駆けつけたくなる、そう思える人はできましたか?」

みな、ちょっと考えている、「いるよっ」て感じで、目を輝かせる社員もいる。
私はつづけた、「仕事を通じ、そんな人ができていたら、この1年の働き方は正解だと思います」

「あなたが損得ぬきで助けたいと思う人は、多分、あなたを同じように助けたいと思ってくれる、多分ね」


AI時代に何を教えるか?

AI全盛、進化はさらに加速するという。そんな時代のキーワードは「信頼」だといわれる。

誇大広告や迷惑メールにまがいのDMがあふれる時代、コロナ以降、それは加速しているようにも感じる。何を信頼すれば良いのか?悩ましくおもうことが多い。「信頼」がkeyになるのは実感としてわかる。

この1年で、自分の「信頼」が積み上がっていく、そんな働き方、仕事ができたか?そんな仕事の進め方、考え方が、習い性として身についてきたか?

参加者の様子をみて、大正解とはいかないが、合格ラインを越えていそうだ。
追試になりそうな、新入社員には、途中で、なんどか面談をさせてもらった。

みな.未来が楽しみになる、そんな働き方を、身につけてもらえたのではないか?希望的な観測も含め、そう感じている。

新人研修はSDGs的活動そのもの

新入社員の成功体験が彼らの哲学となり、20年後の会社の理念となっていく。そして、彼らの習慣が行動規範となる。

かならず彼らの中から、30年後の代表取締役も、大統領や総理大臣、ノーベル賞受賞者、メジャーリーグのMVPも出てくるのだ。

新入社員研修は、20年後の世界、未来をつくる、もっとも直接なSDGs的な活動だとおもう。


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