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すれ違う人々〜「鎌倉殿の13人」から

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観ている。毎回面白いね。引き込まれちゃう。

登場人物のことごとくが「なんでこうなった!」と口あんぐりする。「そんなつもりじゃなかった!」とかも頻出か。

本当の気持ちや考えが相手に伝わらない、通じない。お互いに。すれ違ってばかり。

現代では直接生命のやり取りにつながるようなすれ違いは少ない。しかしそれはレベルの話で、毎日毎日すれ違ってばかりである。スマホやSNSがあってもすれ違う毎日。

相手の思いや言葉の真意に関心を持てるときもあればそうでないときもある。たいていは相手のことを考えているようで自分のことだけ考えていたりする。

相手の真意を引き出そうとしないばかりか、自分の真意も表出させない。それぞれがそれぞれの頭の中で疑心暗鬼。信じられない、安らげない。

鎌倉殿の13人を観ながら、登場人物にかけるアドバイスを思いついたとしたら、そっくりそのまま自分にアドバイスするといい。自分だけでは気がつけないすれ違いに気づかせてくれる素晴らしいドラマだ。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。