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広島カープ2020

今季初めて日南キャンプを見学した。運良く5勤1休の日程だったので丸2日の見学が叶った。ブルペンには行かず野手の練習ばかり。練習最後のロングティーが圧巻。鈴木誠也の雄叫び。上本の悲鳴(彼は誠也の激重マスコットバットを渡されていた)。

で、ご存知の通り変則日程となった2020シーズン。先発も揃ってきたし上位を狙う気満々で応援してたんだけどスコットがこてんぱんにやられたりして、悔しいと言うより残念な試合が多かった。負け方がよくなかったね。

明るい話題としては、まずは堂林の好調。正直言って昨シーズンオフには中日あたりにトレードに出されるか引退してタレントとして生きていくんじゃないかと思ってた。才能というのはそうそう開花しないものかと。ところがシーズン序盤、見違えるような勝負強さを発揮してチームの柱に返り咲いた。素晴らしい。護摩行の成果か。ジャイアンツの坂本を思わせる内角打ちにはしびれた。軽く振ってるように見えて右中間スタンドに放り込んじゃうのも彼の特殊能力だ。

次いで森下の快投。15勝くらいしててもおかしくない投球。彼がドラフトで指名されたあと、明治大学の試合を神宮球場まで観に行った。細っこくてなんだか頼りないなー、大丈夫かなー、とか思ってた俺の目が節穴だってことがあらためて証明された。勝負どころでギアを上げる感じが伝わってきて楽しい。背番号18がよく似合ってる。顔もスタイルも一級品。よくぞカープに来てくれた。

若い野手の出番が多かったのも印象的で、特に大盛には期待をしてしまう。俺はもともと左打ちの外野手が好きで、それは球団を問わず、たとえば古くはヤクルトの杉浦、カープでは長島、忘れちゃいけない前田様、あとはジャイアンツの高橋由伸なんかも好きだった。ヤクルトの雄平、中日の大島、横浜の梶谷あたりは球界の至宝クラスだと思う。

丸が出始めのころもワクワクしてね、どんどん成長して活躍しろよなんて思ってたら活躍どころか球界の顔みたいになっちゃって。よそにいっちゃって寂しいのでいろんな店にキープしてるボトルを全部角瓶に替えたりした。丸についてはまだ消化しきれていない。

その丸の雰囲気を感じるんだな、大盛に。決して似てるわけじゃないんだけど、なんだろうね、名前の可愛らしさとかあるかも。丸も大盛もなんか笑ける方向じゃない?

最終戦でも力投してくれた九里。大瀬良の同期でなんとなく雑な扱いされてた感のある彼も今シーズンが転機になるんじゃなかろうか。息子に激励されたのをきっかけに勝ちまくるって微笑ましいわ。来年は開幕投手かもね。まじで。

大瀬良、ジョンソン、野村が揃って離脱。3連覇の立役者である今村、一岡、中崎も本調子でなく、逆転のカープが逆転されるカープになっちゃったのは残念だったな。底を打ったと考えて、来季日本一の夢を見始めよう。

世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。