日本人の気質は何故ややこしいのか
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日本人の気質は何故ややこしいのか

先日、こんなツイートをしたところ想定外にたくさんの反応を頂きました。

↑のリプライの他にも色々な反応を頂いたので、今回はこれを深掘りしていきたいと思います。

ちなみに、プロ編集者の野本さんに↓のような助言を頂いて「これは書くしかねぇ!」と思ったのがこの記事を書こうと思った直接のきっかけです😂

日本人の面倒くささとは?

まず最初に、私の元ツイートにあった「日本人に面倒な性質の人が多い」というのはどういうことなのかを雑にまとめておきます。流石に細かく定義するのは厳しいので、最近私が見た中でも「うわぁめんどくせぇ」と思ったものをいくつか↓に貼っておきます。

これらは最近たまたま目についた一例ですが、日本には他にも面倒な点があります。

労基法無視のブラック企業が凄まじく蔓延っている
クレーマーやモンスターペアレントなど横暴な客に従業員がペコペコする羽目になる
異常なまでに空気を読むことや皆と一緒であることが強要される

とにかく異様に他人を気にしたり上下関係に縛られたりする社会で息苦しいことこの上ありません。

この辺りも中々強烈です。先進国で金やモノに大して困らないにも関わらず、子供までもが自分から死にに行くレベルでなんだかわけの分からない国民が多いわけです。

今回はそんな日本人の謎のめんどくささについて「日本語の特性」という観点から他の言語との比較も含めて考察してみたいと思います。

無論各種の問題について、「別に日本だけじゃない、外国にもある」というものもあるでしょうが、その辺は「全体的な傾向と割合の多さの話だ」という前提で雑に飛ばして書きます。「日本人は全員こう、外国は全部こう」なんて前提はどんな議論でも存在しません。あくまで傾向の話です。

日本語から考える日本人の面倒気質の原因

まず、私が「日本人の面倒気質」の原因になっていると考える日本語の性質は一言でいうと「自分と相手の立場をメチャクチャ細かく規定しないとコミュニケーションができない」という点に尽きます。以下でその詳細を説明していきます。実際にコミュニケーションを始める前に、色々な要素を決定しなければなりません。正直それらの要素を決めるだけでコミュニケーションの内容を深く考える余裕がなくなりそうな気もします。

1.自分を何と呼ぶ?

相手とコミュニケーションを始めるとき、まずは自分をどう呼ぶか(一人称単数代名詞)を決めます。この時点で既に選択が分かれます。友達相手に「オレ」を使う人でも、相手が会社の上司だったら「私」に代わるなど、もうややこしい。初対面の人だったら?その人の年齢は自分よりずっと下か、同じくらいか、ずっと上か?その人とはその場限りなのか、それとも仕事でずっと付き合う相手なのか、はたまた迷惑行為をしてきた相手でこれから苦情を入れに行くのか?様々な局面で一人称が変わります。そもそも、仕事上の丁寧な付き合いですら、「わたし」だったり「わたくし」だったり微妙に違ったりします。

では、私の知りうる限りの知識を総動員して、外国語では一人称単数をどう表現するか並べてみます。

英語 I
ドイツ語 Ich
スペイン語 Yo
フランス語 Je
イタリア語 Io
ポルトガル語 Eu
ルーマニア語 Eu
フィンランド語 Minä
スウェーデン語 Jag
デンマーク語 Jeg
ノルウェー語 Jeg
ロシア語 я
チェコ語 Já
アラビア語 Anaa(フォントの都合でここではローマ字表記)
ヒンディー語/ウルドゥー語 Main(この二言語は文字以外はほぼ同じ)
タイ語 Phom(男)/Dichan(女) (フォントの都合でローマ字表記)
ベトナム語 相手との関係性で決まり、特定不可。汎用性が高いのはTôi。
マレーシア語/インドネシア語 Saya(この二言語は異なるがまぁまぁ似てる)
韓国語 나(タメ口)/저(丁寧)
中国語 我

一人称単数だけ覚えてる言語は割とあるんで思いつく限り書きだしましたが、日本語ほど1人称単数がややこしい言語はこの表をざっと見てもベトナム語が近いかな?くらいです。ベトナム語は相手の年齢(or立場)と性別で一人称が決まりますが、日本語ほどややこしくはありません。日本語に近いといわれている韓国語ですら基本的には2種しかありません。その他は大体一種類だけです。

私が知ってる言語と、その中でも私が中途半端に知ってる範囲内の一人称を抜き出してみたんで、不足や誤解もあるかもしれません。各言語に精通してる方は誤ってる箇所を指摘してもらえるとありがたいです。

*この記事の最後にタイ語に関する追記を加えました。

2.相手を何と呼ぶ?

1と並んで相手の呼び方(二人称)も考えます。日本語は二人称もとにかくややこしいです。公的な場面では「苗字+さん」にしとけば間違いなさそうですが、相手が客の場合は「様」かもしれないし、上司の場合は役職つけた方がいいかもしれない。中学生男子がクラス替えして新しいクラスメートの男子を呼ぶときは?呼び捨てか、「君」をつけるか、ニックネームをつけるか?「さん」だと女子みたいかな?とかやたら迷う要素が満載です。

そんなわけでここでも他の外国語の二人称単数(あるいは形は複数だけど単数の相手にも使われる形)をざっと見ていきましょう。ちなみに私が二人称まで覚えてる言語の数は一人称単数を覚えてる言語よりかなり減ります。

なお、以下の綴りでは一部特殊な記号などが抜けている場合があります。

英語 You
ドイツ語 Du(親称)/Sie(敬称)
スペイン語 Tu(親称)/Usted(敬称)
フランス語 Tu(親称)/Vous(敬称)
イタリア語 Tu(親称)/Lei(敬称)
ポルトガル語 覚えてない
ルーマニア語 Tu(親称)/Dumneata(敬称)/Dumneavoastră(敬称)
フィンランド語 Sinä
スウェーデン語 覚えてない
デンマーク語 Du(親称)/I(敬称)
ノルウェー語 覚えてない
ロシア語 Tы(親称)/Bы(敬称)
チェコ語 Ty(親称)/Vy(敬称)
アラビア語 Anta(男)/Anti(女)(フォントの都合でここではローマ字表記)
ヒンディー語/ウルドゥー語 Tum(親称)/Aap(敬称)(この二言語は文字以外はほぼ同じ)
タイ語 覚えてない
ベトナム語 相手との関係性で決まり、特定不可。汎用性が高いのはBạn。
マレーシア語/インドネシア語 相手の性別や地位で決まり、特定不可。
韓国語 人名+님/당신(「あなた」場合によっては失礼)/너(親称)
中国語 你(親称)/您(敬称)

表の中に何度も出てくる「親称」と「敬称」。親称は家族や友達などの親しい間柄、敬称は知らない人や目上の人などに使うものです。言語によっては若者同士で最初から親称を使う場合などもあります。

表を見て分かる通り、かなりの言語がこの親称と敬称を持っていますが、この二つを使い分けるのはさほど難しくありません(少なくとも日本語と比べれば)。

アラビア語では相手の性別で決まり、これは迷う要素がありません(性的マイノリティを考慮したらまた違うのかもしれませんが、今回はそこまで立ち入りません)。ルーマニア語の二つの親称は違いがいまいち分かりませんが、長い方が丁寧だった気がします。でもどっちでもよかったかもしれない。「覚えてない」って書いた方が良かったかな。

ベトナム語では一人称と同様相手との関係性で決まります。というか同じ単語でも一人称になったり二人称になったりする場合が多いです。汎用性が高いBạnという単語は「友達」という意味ですが、二人称単数代名詞としても使われます。ちなみに共産党内では「同志」を意味する単語も二人称単数代名詞になるようです。

マレー語やインドネシア語では相手の性別や社会的地位によって二人称代名詞が決まりますが、手持ちのテキストを見る限りではベトナム語ほど煩雑ではないようです。

韓国語には親称はありますが、敬称が多分これといってありません。相手の名前に「様」を意味する님をつけるのが無難です。님の他に役職名をつけたり、「役職名+님」になることもあります。당신は「あなた」として使えますが、初対面では使えないとか誰にでも使えるものを目上の人に使うのは失礼だとか何だかややこしい縛りがあって無条件に使えるわけではないようです。ネット上で名前も年齢も分からない相手を失礼なく呼ぶときは「님」単体で使う場合があります(私はよく使ってます)。ちなみに韓国語で親称を使うと基本的に文体も丁寧な表現からぞんざいな表現(パンマルと呼ばれる)に代わるため、初心者にはハードルが高くなります。

ヒンディー語/ウルドゥー語の二人称には上記の表にあるものの他に「Tu」という語もあるのですが、これはぞんざいな言葉なのであまり使わないようにとテキストには書いてあります。主に神との対話に使われるようです(何故か神をぞんざいに呼ぶ不思議)。基本的には親しい間柄ではTumを、そうでない場合はAapを使えば間違いありません。

さて、すっかり外国語の紹介みたいになってしまいましたが、二人称を決める時に多少悩む可能性があるのは韓国語、ベトナム語、インドネシア語、くらいでしょうか。この辺りは日本語と近いかもしれません。ただ、やはりというかなんというか大部分の言語では使用する二人称代名詞を日本語より簡単に決定できます。

ここまで見てきたように、日本語では韓国語などの一部を除いた諸外国語と比べ、自分と相手の呼び方を決めるだけでもかなりの労力を要します。コミュニケーションを始める前から相手と自分の立場や関係性を考慮しなければならず、もうこれだけで何を話そうとしていたのか忘れそうなレベルです。

3.タメ口?丁寧語?敬語?

*丁寧語は正確には敬語に含まれているのですが、ここでは「敬語=尊敬語+謙譲語」の事として、丁寧語とは別に扱います。

とりあえず一人称と二人称を決めたら次は使用する文体を決めます。「俺+お前」のコンビネーションで敬語を使うことはなさそうですし、フォーマルな一人称と二人称でタメ口を使うということもなさそうなので、呼び方を決めた時点である程度は決まります。とはいえ、まだ迷う要素がそれなりに残る場合があります。

例えば私がツイッターで誰かに話しかける場合、丁寧語にするか敬語にするか迷う場合が多々あります。タメ口は論外としても、敬語だと仰々しい、しかし丁寧語だけだと馴れ馴れしいかな?等。結局丁寧語と敬語を半々くらいにすることが多いです。これまたシンドイ。

私が(主にインターネット上で)日本語以外の言語を使ってコミュニケーションする場合、敬語表現周りで悩むのはせいぜい韓国語を使う場合くらいです。ベトナム語にも敬語表現はあるにはあるのですが、日本語とは比較にならないくらい簡単です。

4.相対敬語と絶対敬語(余談)

さて、ここまで見てきた通り日本語ではコミュニケーションの前に考えることが多すぎるわけですが、ここで韓国語と日本語の敬語体系を比較してみます。というのも、日本語と同じレベルでがっつり敬語が発達しているのは韓国語しかないからです。あと、2人称や敬語の項目でも挙げたとおり、コミュニケーションするにあたって日本語と似たようなポイントで悩みやすいのが韓国語だからです。

ただ、この項の結論は日本語の方が韓国語より若干面倒かも?とかそんなレベルの話なので、興味がなければ次の項まで読み飛ばしてもらって大丈夫です。

日本語と韓国語は、私の知る限りでは他の諸言語と比べて敬語体系が極めて複雑に発達した言語です。ただ、文法も使い方もかなり似てはいるものの、一つ大きな違いがあります。

それは韓国語は絶対敬語で日本語は相対敬語であるという点です。

絶対敬語とか相対敬語とかいきなり言われても何だかよく分からないと思いますので(私も日本語教育能力検定の勉強するまで全く知りませんでした)、簡単な例を見てみましょう。一番分かりやすいと思うので会社の人間関係を使います。ここでは部長をその部下が何と呼ぶか見てみます。

日本語の場合
対社内「鈴木部長はどちらにいらっしゃいますか?」
対社外「部長の鈴木は席を外しております。」
韓国語の場合
対社内「鈴木部長様はどちらにいらっしゃいますか?」
対社外「鈴木部長様はいらっしゃいません。」

韓国語の「席を外す」っていう表現がイマイチ分からなかったのでとりあえず普通に「いない」という単語を使っておきました。なお、例に挙げた文章はどれも単独の文で、対社内と対社外の文の間に文脈的な繋がりはありません。

この例を見て分かるように、絶対敬語というのは誰が話し相手であれ、「鈴木部長はオレよりエラい」というスタンスが貫かれる方式の事です。これが日本語になると相対敬語になり、「鈴木部長は会社内ではエラいけど社外では相手の下になるから部長の鈴木って呼び捨てでOK」みたいなスタンスになります。

当然ですが、日本語の場合は社内では尊敬語使う相手に社外では謙譲語を適用したりするのでややこしいです。同じ相手に尊敬語使ったり謙譲語使ったりするのです。

相対敬語を雑にまとめると、「社内では上にペコペコするけど、社外に対しては一丸となって下手に出る」ということです。
絶対敬語を雑にまとめると、「オレよりエラい奴はどこに行ってもオレよりエラい」ということです。

両方面倒ですが、どちらかというと日本語の方がさらに複雑で面倒です。ちなみに相対敬語にはこの後説明する「ウチ」と「ソト」の概念も絡んできます。

ただ、相対敬語にせよ絶対敬語にせよ、下手に出るような言葉遣いをする機会が多くなるとそれだけで自己肯定感が下がりそうです。(そして上の人間は傲慢になる傾向が高そうな気がします。)

ちなみに、自殺率上位には旧共産圏や北方の日照時間が少なくて鬱になりやすい地域などが多いのですが、その中に混じって先進国の日本と韓国が上位にランクインしているのは、敬語が多用される母語を使う事による自己肯定感の低下と何か関係があるのではないかと個人的には思っています。

5.「ウチ」と「ソト」

さて、相対敬語の所でも出てきましたが、おそらく日本語特有なのがこの「ウチ」と「ソト」の概念です。これがまた私が知る限り他の言語には見られない厄介な特性です。シンプルに説明すると以下のようになります。

ウチ:自分、または自分が所属する集団(状況によって指すものが異なる。例えば家族、会社、クラスや学校など)
ソト:ウチ以外、外部

聡明な皆様であればこれが上述した相対敬語にも絡むことがお分かりかと思います。「ウチ」では尊敬語を使う相手であっても、「ソト」に対しては謙譲語を適用したりします。先の例では会社を挙げましたが、これが家族になると「愚妻」「愚息」などという表現が使われる事になります。

この「ウチ」と「ソト」の発想がはっきり現れている表現が「あげる」と「くれる」です。英語で言うと両方「give」なのですが、これが日本語では2通りに分岐します。例えば、

He gave her a pen.

これをどう訳すかというと、まず「He(彼)」と「her(彼女)」がどういう立ち位置の人物なのか分からないと訳せません。

例えば、「彼」が「話者の弟」で「彼女」が「よその女性」だった場合は

彼は彼女にペンをあげました。

になります。では「彼女」が「話者の姉」で「彼」が「よその男性」だった場合は?

彼は彼女にペンをくれました。

となります。これ以外にもこの「話者-彼-彼女」の3者の関係は無数にあり、文脈に応じて「ウチ」と「ソト」を判定しなければこの手の文を作る事はできません。

普通に母語を話すだけでこれだけ「ウチ」「ソト」を常時意識させられてしまうため、「皆やってる」「空気読めない」とかその手の「自分たちと同じグループvs自分たちと違うグループ」を基にした発想が強くなってしまうと考えてもそんなにおかしくありません。冒頭で挙げたような「あいつはズルイ」的な発想の根源はこのあたりにあると考えても良いでしょう。

6.男言葉と女言葉

さて、1人称、2人称、敬語や丁寧語などの文体、相対敬語、ウチとソトとここまでで既にメチャクチャ面倒なのですが、日本語にはさらに男女の言葉の違いがあります。最近は多少薄れてきた感もありますが、やはり言葉遣いが違うと性別を強く意識せざるをえなくなります。

スペイン語やヒンディー語などのように、性別に応じて形容詞や冠詞、名詞などの変化が変わるものから、アラビア語やチェコ語のように動詞の変化にまで性別の影響が及ぶ言語もあります。これらが男女の違いを意識するにあたってどの程度思考に影響を及ぼすのかは測れませんので、日本語だけに顕著な面倒な特徴と断じることはできません。

が、日本人の発想がやたらと「男はこう」「女はこう」みたいな発想になりやすいのは確実にこのような言語特性の影響を受けているでしょうし、これに敬語的な上下関係やウチとソトの関係などが絡むと余計面倒なことになります。

今の日本は男性優位な社会ですが、敬語的な上下関係で「男>女」、「男はウチ、女はソト」みたいな発想が定着してしまっていると仮定すると、これを克服するのは予想以上に難易度が高いかも知れません。

参考程度ですが、ジェンダーギャップ指数順位が高い国の中に文法性の影響が少ない(または全くない)北欧諸国が多く入ったのも何か関係があるかも知れません。(といってもトップのアイスランド語にはがっつり文法性が残っているので関係ないかもしれませんが。あくまで推論です。) あ、でも性別の違いがほぼ影響しない中国語とか韓国語とかでもジェンダーギャップが酷いからあんま関係ないなこれ。

まとめ

なんだかものすごく冗長になってしまいました。長々と書いてきましたが、結論をシンプルにまとめると、私達が日本語を話すとき、以下の事を無意識に全て考慮しているよ、ということです。

自分と相手をどう呼ぶか
文体をどうするか(タメ口、丁寧語、敬語)
「ウチ」と「ソト」の判定
男女の区別

はっきりってこれだけで脳みそのリソースかなり持ってかれて大損してると個人的には思います。日本人が異様に他人の事を見ていて他の人に迎合しやすい気質なのも日本語の特性故なのかもしれません。

https://twitter.com/erikoichinohe/status/1185110201021501440

一戸恵梨子さんにこのような意見をいただきましたが、相対敬語とウチとソトの概念を合わせて考えるとまさにこんな感じだと思います。自分の立ち位置が常に脆弱で心理的な基盤が弱く周りに流されやすくなりがちです。「過剰なまでに空気を読む」国民性はこれらの特性と無関係ではないでしょう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20191017-00147100/

この記事内容に関しても何となく分かる気がします。基本的に日本人は「ウチ」の人間に過剰な注意を払う一方でソトには冷淡になりがちでもおかしくはありません。このランキングではやっぱり周りに旧共産圏が多くいるわけですが、これは先ほど挙げた自殺率の高い国と同じパターンです。また、言語的特性が完全に異なる中国もこのランキングでは低位置(とういか最下位)にいるのは先ほど挙げたジェンダーギャップと同じ感じの傾向です。中国語と日本語は漢字を使う以外は全くの別言語なので、当然ながらこれらの現象の全てが言語特性によるものとは言えません。その他の文化的経済的理由も大きいはずです。が、これまで考察してきた言語特性から考えると日本人が不親切だったり排他的だったりすることに何の疑問も起きないなぁというのが正直な感想です。

また、Twitterでフォローしてない人にリプする時は「FF外から失礼します」って言え!みたいな謎ルールが散見されますが、あれの他にも日本のネット空間には異常と言っていいレベルの謎のルールが大量にあります。日本人がああいうよく分からないことをしがちなのは、もしかしたらネットというウチとソトが曖昧な空間で「オレに迎合する奴はウチ、異論を唱える奴はソト」みたいな分類をするためなのかもしれません。まぁネット上じゃない普通の世間でも意味不明ルール多いんで、結局「あいつはウチ!こいつはソト!」って何が何でも分類しないと落ち着かないのかも知れません。

この無意味極まりない思考的分類のために今日も日本の労働生産性は下がり続けている・・・のかもしれません。

長すぎて結局何が言いたかったのかよく分からないという方がいるかと思いますが(私も書いてる途中で何回も分からなくなった)、雑にまとめると、

私(筆者)から見ると日本人にはどうでもいいことばかり気にするえらく面倒な気質の人が多い

きっと日本語が面倒な特性にまみれてて、日本語母語話者になった時点で思考回路が面倒になる宿命なんや!

という仮説を立てたのでその検証を(かなり雑に)しましたということです。要するに「私から見て面倒な感じの日本人が多いのは日本語の性質のせいなんじゃないの?」ということを8000文字ほどかけて力説したということになります。

乱文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました\(^o^)/

追記

2019/10/25

この記事に関連して、以下のようなツイートをいただきました↓↓

非常に面白い視点だと思ったので、ここに追記としてシェアしておきます。

「日本人同士で英語を話すのが何となく気まずく感じるのは上下関係等の無視が生じるから」という仮説ですが、確かに普段なら上下関係やウチ・ソトを気にしながら話す相手に対してそれらを全く無視したコミュニケーションを図るというのは思った以上にストレスを感じる事なのかもしれません。

2019/10/28

また面白いツイートをいただきました。

「場に合わせてキャラを変えるのが多重人格的」と言われてピンと来たんですが、確かに日本人は普段は大人しいのに酔っ払うと普段の人格が崩壊するとか聞いたことがありますし(ブラジル人とかは普段から素なので酔っ払ってもいつも通りらしい)、インターネットで匿名になった瞬間いきなり人格が豹変する人とかも多い印象です。仕事でペコペコしている人が消費者側に立った瞬間モンスタークレーマーと化すとかそういうこともあるかもしれませんね。

2019/10/28-2

タイ語に関する情報をいただきました。記事中ではさも1人称が男女の区別しかないかのように書きましたが、どうやらメチャクチャややこしいようです。日本、韓国、タイ、ベトナム、マレーシアにインドネシア・・・よく知りませんが、なんか人の呼び方がややこしいのどこも稲作やってるイメージの国が多い気がします。

今回のテーマと直接は関係しないのですが、ツイッターでとったアンケートの結果をもとに、聞いた言葉を人がどのように頭の中で再生するのか?という事について大雑把に考察したnoteです。よろしければこちらもどうぞ。

おまけ

今回の記事で色々な外国語を紹介しましたが、ちょっと多言語に興味がわいたという方のために私が書いた他のnote記事をいくつか紹介しておきます(`・ω・´)↓

発音、文字、文法などの各項目で簡単な言語と難しい言語のトップ3を選んでみたという記事です。色々な言語をさらっと見渡してみたい方にお勧めです。

効果的な外国語学習方法について書かれた本を3冊紹介しています。シュリーマンの外国語学習法を詳細に説明したブログ記事へのリンク入り。

https://hotaroblog.com/

様々な語学学習法やベトナム語等に関するブログも書いています(更新頻度は今のところ多くありませんが、出来るだけ増やしていく予定です)。結構色々書いておりますので、是非ご覧ください。


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ホー太郎

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海外エージェント専門独日翻訳者。多言語を囓るのが趣味で、現在はベトナム語に力を入れています。アイコンは自作、ヘッダーの画像はベトナムを旅行した時のものです。目下の目標はベトナム・ホーチミン市への移住。外国語学習についての記事が多いです。