語学試験の対策とおすすめ勉強法 1
合格率は60%くらいです。…そのくらいの印象です。
その中でも全く勉強していない人とかやる気のない人、受からなくてもどうにかなる人も含まれています。社会人で取り合えず受けとくか、って人もいます。
絶対受かって正規学生になりたい人はそれなりに真面目にコースに通って勉強するので、やる気のある人だけの合格率をみたら80%くらいです。…だと思います。
対策しておけばそんなに難しくはありません。
試験の種類とおすすめ
ドイツ語の大学入学の際に認められている語学試験にはDSHやTestDaF、ゲーテ・インスティチュート試験、オーストリア政府公認ドイツ語検定試験などがありますが、おすすめはDSHです。
最終的にはDSHかTestDaFかで迷うと思いますが、大学付属の語学学校に通っている場合DSHの試験対策をするところが多いので、無理してTestDaFの試験を受ける必要はありません。
私もDSH対策コースに通いました。
心配だったので2ヶ所でほぼ同時に受けましたが、1ヶ所はDSH3に合格することができました。
DSH2から総合大学への入学が可能で、DSH1だと音楽などの専門学校への入学が可能です。
受験料も大学付属学校から申請すると割引があるので少しお得に受験することができます。120€のところ80€とか。結構大きいですよね。
TestDaFは日本でも受験できるので、実力を試したり、現地の語学学校でできるだけ上のクラスから始めたい人にはおすすめです。この試験の特徴は口頭試験で、カセットやCDを聴いて回答をそれに録音する方式になっています。
対人で自然な会話をするのではなく、機械に向き合っての試験となるので苦手な人にはやりにくいかもしれません。
私は日本でオーストリア政府公認試験を受けましたが、雰囲気としては特に変わったところはなく、英検やTOEICと同じような感じでした。B1レベルの口頭試験は2人ペアを組んで行われるので、人見知りの人は少し緊張するかもしれません。
試験内容と対策
試験の構成はどの語学試験も読解、聴解、記述、口述の4部構成です。
基本的にはその試験に合った問題集を買って全体を2周すると出題傾向が分かって、きちんと対策を取れるようになります。
読解力
読解力の強化にはやはり量をこなして文章を読むのに慣れるのが一番の近道です。
Deutsche Welleなどの外国人向けネットニュースを見ると、語学レベルに合わせてニュースを読むことができます。日本にも似たようなサービスがあり、NHKのサイトで読んだり聞けたりするのでタンデムパートナーにはぜひ教えてあげてくださいね。
また、Amazonでドイツの子ども向け絵本や小説を買ってみたり、日独翻訳付きの詩集を読むのもおすすめです。
個人的には初級のうちは、幼児向けの絵辞書と普通の単語帳を組み合わせて、視覚的にも楽しく語彙を増やすのが効果的でした。
中級からはひたすらに市販の単語帳や自分のオリジナルの単語帳で毎日勉強していました。
楽しい子供向けはこれ
大人向けはこれ
受験生がDUO2.0で英単語をただひたすらに覚えるのと同じですね。
オリジナルの単語帳は、自分が分からない単語ができてきたらとりあえず意味を調べて書き溜めておいたり、ある程度カテゴリ分けして表のようなものを作ったりと、1−2冊をざっくばらんに使っていました。自分が使いやすく、開いたときにどこに何があるか分かればなんでもいいんです。
聴解力
聴解力の強化には個人的に本当におすすめの方法があります。
それは1日中できるだけ長い間ドイツ語を聴くという、楽だけれども個人的にかなり効果のあった方法です。
英語もドイツ語もリスニングの点数にだけは定評があったのですが、常にネットラジオやポッドキャストなどでその言語を聞いていました。
テーマは自分の興味のあるもので十分ですが、試験範囲を薄く広く網羅するために日常的なニュースも聞いておくと有効な試験対策になります。
これに飽きたら次は映画をひたすらに見ます。日本語字幕で好きな映画を見ると視覚的にも飽きずに、ドイツ語のリズム感覚を掴みつつリスニング力も維持できます。
私は日本の大学でドイツ語版のジブリやドキュメンタリーを見ていました。今はNetflixなどで気軽に見ることができるので学習材料には困りません。
語学は慣れなので文法を一通り網羅した後に、日常的・習慣的に量をこなせば自然と身に付きます。
記述と口述は次の記事で!