人気ゲームの現役クリエイターらが続々講師に! 講師不足で開講が危ぶまれた専門学校がフリーランス人材の活用を選んだ理由~レバテック株式会社 光宗拓哉さん
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人気ゲームの現役クリエイターらが続々講師に! 講師不足で開講が危ぶまれた専門学校がフリーランス人材の活用を選んだ理由~レバテック株式会社 光宗拓哉さん

フリパラ(フリーランス協会公式note)

フリーランスとフリーランスを活用する企業のさらなる成長や活躍を目指し、今年も開催される「フリーランスパートナーシップアワード2021」。

本記事は、エージェント部門1次審査を通過したファイナリスト、レバテック株式会社の光宗拓哉さんの取り組みをご紹介します。

社会貢献性の高い教育業界へフリーランスの普及・拡大支援を行い、複数の学校法人(専門学校)と連携を実現。需要の掘り起こしから人材のフォローアップまで行った光宗さんは、どういった工夫を心がけ、どのような成果をあげたのか?

今回はフリーランス人材の受け入れ先として、総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校の菅野さんにもお話を聞きました。

最後に、投票フォームもありますので、取り組みへの共感や参考になった場合は投票をお願いします。

フリーランス人材の採用事例がなかった「専門学校」にアプローチ

—— まずは御社の事業内容を教えてください。

光宗さん:ITエンジニア・デザイナー専門の人材エージェントとして、転職希望者やフリーランスと、企業との間に立ち、両者のマッチング支援を行っています。

特徴としては、成果物の完成を目的とする請負契約型でのフリーランスではなく、課題解決や実装などの業務を遂行する柔軟性の高いフリーランスを提案していることです。業界は問わず、大手SIer・事業会社など3,500社以上(※2021年5月時点)の企業様にご利用いただいております。

—— 光宗さんは御社でどのような役割を担い、普段からどのような仕事の工夫をされているのでしょうか?

光宗さん:私自身はITソリューション事業部で、専門性の高い人材を必要としている顧客企業に対して、細やかな説明を行って懸念事項を払拭したり、契約手続き、参画後のコミュニケーション、コンプライアンスの不明点へのご説明などをメインで行っています。

人材募集に関して知見のない企業だと、どのような募集をしたらよいか、募集要項はどう書いたらよいかに悩む担当者が多く、最適な人材に訴求できる募集要項の作成支援などもフォローしています。

また、企業がフリーランスに一番求めているのは専門性といったスキル面ですが、志向性やビジョンなど定性面に関しても擦り合わせを実施し、中長期的に双方が良い関係を保てるよう、質の高いマッチングを心がけております。

—— 今回、光宗さんはマッチング先企業として学校法人を開拓したと聞いております。この業界にはどんな課題があったのでしょうか?

光宗さん:私が2019年ごろからアプローチした専門学校は、講師となる人材の確保に苦戦し、予定していた講義が開催できないなどの課題を抱えておりました。専門学校では通常、社員の人材紹介が講師募集の主流で、弊社も最初は正社員紹介の相談に乗っていました。

しかし、募集が授業のコマ単位という不規則な形態であることを考慮すると、雇用ではなくフリーランスや副業人材の方があっているのではないか、と感じたのです。さらに、エンジニアリング、デザイン、イラストなどの専門性を持った講師が必要とされていたことなどからも、弊社が保有するフリーランス支援のためのプラットフォームこそがお役に立てると考えました。

—— 業界に共通する課題と、フリーランス人材の特性がマッチすると考えたのですね。

はい。しかし、弊社では、講師のフリーランス人材募集はほぼ前例がありませんでした。そこで、学校への詳細なヒアリングのもと、レバテックを通して全国で講師募集を実施した結果、潜在的に講師として働きたいフリーランスの方々が多くいることが判明したのです。

教育現場にとっては母集団形成に成功し、フリーランス視点からは自身が希望する案件にマッチングができる。まさにWin-Winなご支援ができるようになり、現在では成功事例を横展開し、全国で10校に15名以上の支援をさせていただいております。

第一線で活躍する講師の登場で学校が活性化した

—— 本日はフリーランス人材の受け入れ先企業として、総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校の菅野さんにも同席いただいております。菅野さんから見て、光宗さんのお仕事ぶりをどう評価していますか?

菅野さん:ご提案ただいた講師候補の人材の幅が広く、私たちの期待以上に数、質とも満足できました。

例えば、秋葉原校ゲームカレッジは、企画・シナリオ、プログラマー、グラフィック、アニメーションの4つの専攻があるのですが、3次元や2次元のコンピュータグラフィックスの経験者などを揃えていただけて大変ありがたかったですね。有名ゲームの制作に現役の第一線で携わっている方もいて、生徒はそのタイトルを聞いただけで「おー!」となるんです。さらに人間性も安心できる方ばかりで助かりました。生徒への丁寧な対応はもちろん、他の講師の方や、保護者へのフォローまで気を配っていただいて。

ヒューマンアカデミー秋葉原校

総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校ゲームカレッジのHP

—— フォローや気配りというのは、具体的にはどんなことをされていたのですか?

菅野さん:例えば、あるコンテストに応募した方がいいと生徒に勧めてくれて、実際に賞を獲ることができたことで、これから就職にもつながりそうなんです。講師の方にはご自身の経験も踏まえた上でいろいろとアドバイスをいただき、こちらとしてはとても助かりましたね。

また、他の先生にもいい影響がありました。専門学校の専属講師はベテランが多く、技術や知識の幅は広いのですが、実際の実務からは遠ざかっているのでトレンドはキャッチアップできていないこともあったのです。現場を知る副業・兼業の先生が来てからは、ベテランの講師がその方々に相談にいくシーンも増えてきました。

こういった事例からも学校の活性化につながっていると、私は感じています。

—— 学校全体の活性化につながったのはとても素晴らしい成果ですね。フリーランス講師の方にはどんなニーズやメリットがあるのでしょうか?

光宗さん:講師案件の特徴として、授業のコマがある時だけ実施するという形で、スポットで入れるため副業としてのニーズが大きく、さらに前期後期と半年ごとのご依頼となるので、比較的安定した収入になります。私たちとしても、副業・兼業フリーランスの方々の希望を叶え、安定性を確保できる支援につながったことは良かったことです。

菅野さん:私たちも安定的に授業を計画できるので助かっています。レバテックのサポートを受ける前は、専門的なスキルが必要な授業で講師が見つからずに開講できないリスクを抱えていました。今は相談すればすぐに専門スキルを持った講師が見つかりますし、光宗さんに電話するとすぐつながるので、何があっても大丈夫という安心感があることが大きな違いですね。

CGデザイナー専攻

3次元や2次元のCG制作経験豊富なフリーランスを講師にアサイン
(画像はヒューマンアカデミーHPより)

自社人材DBと連携し、最適なマッチングを実現

—— フリーランス人材が学校の一員として活躍してもらうために工夫している点があれば教えてください。

光宗さん:事前の擦り合わせと事後のフォローアップが大事ですね。今回の講師案件に関しては未経験の方も多くいたため、私の方でも、授業開始前までに準備しないといけないことの確認や、シラバス作成の支援、講義内容へのフィードバックなどのフォローアップを手厚く行いました。また、模擬授業も実施し、学校側の期待値とギャップが生まれないように細心の注意を払っています。

—— 菅野さんとしても光宗さんがそこまで手厚くフォローアップしている人材が来てくれるのは安心ですね。光宗さんの素晴らしかった点を一言で言うと何ですか?

菅野さん:1つのオーダーに対してものすごい数の紹介をしてくれることです。「こんな授業をやりたいんだけど、こんな講師いますか?」と、声をかけると大量に紹介してくれるので、人材を選ぶ幅が広がりました。もう大丈夫ですと断るまで、どんどんいい人材を紹介していただけるので。こちらの採用が追い付かないのが嬉しい悩みです(笑)。このように、数ある選択肢の中から最適なマッチングができるのは、とてもありがたいことです。

光宗さん:ありがとうございます。弊社の人材データベースの担当者と密に連携して、専門的なニーズにもどれだけコミットできるかを強みにしています。そのためにも、私自身が、それぞれの学校の魅力を把握し、優秀な人材にやる気を高めてもらうことを心がけています。

—— 最後に、光宗さんの今後のビジョンについて教えてください。

光宗さん:レバテックとしても自分個人としても、フリーランスや副業・兼業を目指す方々に「人生の節目節目に必ず寄り添って助けてくれるから、エンジニア・クリエイターに迷わずなれる。安心して働き続けられる」と思っていただけるような存在を目指しています。

今回は学校の講師という新しい分野でしたが、今後も多方面で可能性を追求していきたいので、私自身も人材マッチングという専門性を突き詰め、多様なアドバイスができる人になっていきたいです。

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取引先から厚い信頼を得る光宗拓哉さん

—— 学校という新たな分野を開拓し、これからも挑戦していく姿勢が伝わるインタビューでした。本日は素敵なお話をありがとうございます。

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この取り組みに共感いただけた、参考になったという方は、他の「フリーランスパートナーシップアワード2021」ファイナリストの記事もご覧ください。そして、ぜひ大賞決定の投票もお願いします!

■フリーランスパートナーシップアワードとは
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が、フリーランスおよびフリーランス活用企業の更なる成長・活躍と、マッチングサービス業界の健全な発展を目的に開催しています。
5万4千人を超えるフリーランス協会会員・フォロワーに、未来に繋がる良い事例をWEB投票で選んでいただき、最も得票数の多かったファイナリストをアワード対象者として表彰します!
最終結果発表・授賞式は、11月1日(月)18:00-19:00にオンライン配信。ファイナリストが勢ぞろいするトークセッションもお届けしますので、ぜひご視聴ください!
▽活用企業部門:雇用形態や勤務場所にとらわれずに多様な人材をチームの一員として招き入れることで事業成長に導いた企業
▽エージェント部門(個人):フリーランスのチカラが最大限に活かせる環境を見出し、マッチングを支援したマッチング企業の担当者
※投票は1人につき1票となります。

▽活用企業部門 ファイナリスト一覧
・株式会社アナムネ
 https://note.com/frepara/n/ndaef15e81b18
・神戸市
 https://note.com/frepara/n/n81ea6ee0ac11
・山川醸造株式会社
 https://note.com/frepara/n/n18a59c03e0a8

▽エージェント部門(個人) ファイナリスト一覧
・中谷香織さん(エッセンス株式会社)
 https://note.com/frepara/n/ne9b7dbc662e9
・中西亮太さん(株式会社サーキュレーション)
 https://note.com/frepara/n/n8acb89736bc9


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