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摩周・屈斜路トレイル (ほぼ) スルーハイクの記録

10月の下旬、オープンしたばかりの摩周・屈斜路トレイル/以下MKTを(ほぼ)スルーハイクした記念、記憶が新鮮なうちに詳細なメモ作ってみた🚶‍♀️

歩いてみた感想は一言でいうと、めちゃくちゃ素敵。また行きたい。

①行程

■1日目:28km(晴れ / MAX:14℃ Min:2℃) 
 08:20 摩周第一展望台 スタート
 10:20 石山林道入り口
 12:30 川湯温泉駅でお昼、足湯休憩(〜13:30)
 14:00 硫黄山
 16:50 砂湯キャンプ場ゴール

■2日目:13km(晴れ / MAX:14℃ Min:2℃)
 07:40 砂湯キャンプ場 スタート
 10:00 古丹
 11:20 和琴半島 ゴール
 ※タイトルが”ほぼ”の理由は、最後の3km(和琴半島〜屈斜路プリンスホテル間)が普通の国道で、車で通って満足した結果歩かなかった為

②メモ・歩いて気づいたこと

■荷物はテント1泊装備で約9kg。

■写真撮ったり、Googleマップ睨みつけたり、のんびり歩いた結果、だいたい3.7km/hのペース。いつも登山用地図のコースタイム表記に頼りっぱなしで、自分がザック担いで歩いてる"時速"って考えたことなかった。

■スタート、ゴール共に公共交通機関のアクセス悪くてかなり悩んだ結果、スタートは車で送ってもらい、ゴールから駅まではタクシー利用。

■熊笹の踏み分け道から始まり、車からガン見される国道と、じゃがいも畑の農道と、歴史のある林道と、環境省がガッツリ整備している探勝路と、倒木よじ登る旧道と、、、色んな道を繋ぎながら歩く。自分の足でしか動いていないのに、景色がガラッと変わるのがすっごく楽しかった。(ホームページのルート紹介に詳細記載あり)

■道標はたま〜にしかないので、公式のGoogleマップが頼り。携帯にマップを保存して、現在地と照らし合わせながら歩いた。

■1日目の距離が長かった、2日目の行動時間がかなり短かったので、もっと時間かけたかった!(距離的には2日で全然歩けるけど、道中の絶景露天風呂とか、博物館とかゆっくり見られず。)私の場合は飛行機の都合で、行動時間的が1.5日分になってしまったので、しっかり2日分時間取りたかった。

③以下、ただの日記。

<0日目>
昼過ぎに女満別空港に到着して、迎えに来てくれた父上と合流。
空港から和琴半島向かうまでの道中、雨に濡れた黄葉が綺麗で、終始2人で"いいね〜"って言いながらのドライブ。

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和琴半島を散策する予定だったけど、しっっっかり雨だったので、予定変更。
川湯エコミュージアムセンターで、明日からのトレイルの予習。
コンテンツ盛り沢山すぎたけど、良い勉強になった。

車で和琴半島キャンプ場まで戻っても、まだ雨。
他に利用者誰もいなくて貸切だったので、屋根付きの炊事場でジンギスカン!食べ終わってお茶飲んでのんびりした頃には、雨が上がったので、無事にテントで就寝。

<1日目>
トレイルのスタートは摩周第一展望台だけど、第三展望台からの日の出が見たい…ということで、テントはそのまま、車で摩周第三展望台まで行って日の出鑑賞。
展望台から見る摩周湖も、屈斜路湖も硫黄山もかっこよかった。

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和琴半島まで戻ってテントを撤収して、再び摩周第一展望台に戻って漸く、MKTスタート地点へ。

自分が普段、北アルプスやら八ヶ岳やらメジャーでよ~~~く整備された登山道ばっかりで甘やかされているのは重々承知してるものの、MKTスタート地点は、道標や看板は何もなく、カラーコーンが1つ立ってて、その先に踏み分け道が広がってるだけ。

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ホームページに記載のあるGoogleマップの位置情報と照らし合わせて、他に道もないし、スタート地点の看板とか欲しかったな…と思いつつ、出発。

父上とはここでお別れ、運転から何から本当ありがとう。

踏み分け道をぐんぐん降りていくと、途中で北根室ランチウェイ(ついこないだ閉鎖しちゃった別のトレイル)の道標を発見。
林道が終わって、農道を通って、舗装路へ。

北根室ランチウェイとの分岐にも、MKTの道標は特になかったので、Googleマップとにらめっこしつつ進むと、途中、板が1枚立っているのを発見。

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そこからさらに1時間半ほど歩いたところで、はじめてMKTのマークが付いた看板発見!剥がれないでね!!

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歩きはじめて約4時間、スタートから16kmで、川湯温泉駅に12:30到着。大きい荷物で舗装路(たまに土の道)を長時間歩くのは初めてで、結構足が疲れてきた。

駅構内のレストランで、美味しいハンバーグ食べて(@オーチャードグラス)、駅の足湯に入って、美味しいクッキーも調達(@森のホール)して再出発。

途中おじいちゃんおばあちゃんに話しかけられて、摩周展望台から歩いてきたって言ったら、おじいちゃんは道があることを知ってて、おばあちゃんはひっくり返ってた。かわいい。

足湯は一度入ると出たくなくなるので、危険。

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青葉トンネルを越えてすぐに、硫黄山!
硫黄山を越えると、つつじが原探勝路。標高150mなのに、ハイマツが生えてて、ホシガラスもいて、北アルプスみたいな景色。
硫黄山から川湯エコミュージアムセンターまでは整備された探勝路で学びもたくさんあって、楽しかった。

エコミュージアムセンターは前日に予習済で、且つこの時点で15時すぎくらい。
砂湯キャンプ場まであと7.5km、本当はもう少し休憩したかったけど、日没までに着かなきゃまずいので、あまりゆっくりできず。

国道沿いだったので、通り過ぎる車(の特に助手席に触ってるマダム達)からガン見されつつ、なるべく止まらないように歩く歩く。

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日没具合に焦る。焦るけど早歩きも出来ない。

ギリギリ17時前、完全に真っ暗になる前になんとか砂湯キャンプ場に到着!
貸切だった金曜日の和琴半島とは打って変わって、車でキャンプ楽しんでる人達がいて賑やか〜。
アルファ米で簡単にご飯済ませて、就寝。気合入れて4シーズン用のエアマット買ったけど、そこまで冷え込まなかった。

<2日目>
簡単に朝ごはん食べて、ゆっくり荷造りして、湖畔見てたら時間がすぎてて結局7:40にスタート!
朝弱いの、本当登山に向いてない。


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砂湯をでてからも、池の湯、古丹、と温泉スポットが続くので、毎回誘惑にかられるものの、タイムリミットがあるのでゆっくり出来ず。

そして、(ラミネート加工じゃない)しっかりした道標も2日目で発見。道標のこと気にしすぎかもしれないけど、見つけるとやっぱり嬉しい。

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1日目の川湯〜砂湯間みたいに、ずっと国道の舗装路を歩くのはちょっと嫌だな〜と思っていたら、砂湯〜古丹の間は旧道があって、湖畔沿いの道を歩けて良かった!
金曜日の雨のせいで結構どろんこ、小さい倒木がちらほら、ザックを一度おろしてよじ登る倒木が2回くらいあったけど、歩いてて楽しい道。


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旧道が終わって、再び舗装路に合流。
見た目がかなり強めな民族資料館とか寄りたかったけど時間がなくて、ひたすら和琴半島まで歩いて歩いて歩いて、ゴール!

摩周ハイヤーの運転手さんに、摩周駅まで送ってもらって、摩周駅から電車で釧路駅へ。(飛行機代を除いて、この旅一番の出費。)

摩周駅→釧路駅へのワンマン快速列車、朝夕は割と本数あるのだけど、朝8時の次はお昼の12時、その次は17時というなかなかのダイヤ。

釧路駅から徒歩15分くらい歩けば、美味しいお寿司屋さんとかあるの調べてたけど、駅に着いたら自分でもびっくりするくらい、1歩も歩きたくなくなったので、ひたすら駅の待合室でぼーっと時間を潰して、釧路空港から帰京。


④まとめ的な

■2日間で歩ける44kmは、”ロングトレイル”なのか?という疑問はあるものの、山に登らない歩き旅を初めてやってみて、めちゃくちゃ楽しかった。他のロングトレイルをますます歩いてみたくなった(いつ閉鎖されるか分からないし)

■北海道出身だけど、女満別空港も釧路空港も初めて使ったし、道東で行ってみたいところがもっと増えた。自転車で回るのもいいな…。

あと、今回はじめてフィルムカメラを持って歩いたら、意外と楽しかったので、写真もアップしよ。

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