見出し画像

つづけること、積み重ねること


風が気持ちよくて、
沖に出かけていました。

この島から50キロほど先にある
サンゴ礁を見に行っていたんです。

感動しましたよ。

テレビではよく目にしてましたけど、
まるで海の宝石のようですね。

水の上から眺めると
太陽と水面の反射でキラキラと光りながら
とても幻想的なんです。

サンゴというと植物を連想される方もいると思うんですが、
実は動物の一種。
クラゲなどの仲間に入るみたいなんですね。

石灰質の成分が長い時間をかけながら
少しづつ蓄積していくことで、
この美しいサンゴ礁が形成されていくんです。

まだ誰の目にも触れられたことのない、
時間を蓄積してきた美しさが
今でもこの海のいたるところにあります。


画像1



時間をかけて作られたものは美しい。


そして僕たちに多くの感動を与えてくれます。


そう思えば、僕がいるこの島も、
元々はこんな形をしていなかったし、
周囲の島々とつながっていたそうなんですね。

もともと、日本列島もそうだったのかもしれませんが、
少しずつ長い時間をかけながら今の形になっている。

世界のあらゆるものが、
実はまだ変化の過程の最中にある。

毎日何かを蓄積していきながら
常に変化を続けている。

そうやって時代にあわせて、
然るべき理想の形に
何事も向かっているのかもしれませんね。


画像2




未完でありながらも、
理想の形に向かうその姿には
美しいものを感じます。

そしてそういったものは
世の中にたくさんある。

たとえば、スペインには
100年以上たった今でも建設が進められている
教会があります。

19世紀にスペインで生まれた建築家
アントニ・ガウディがつくりはじめた
サグラダ・ファミリアという教会です。

彼は熱心なカトリック教徒で、
その晩年は宗教関連以外の仕事を全てことわり、
サグラダ・ファミリアの建設に人生を注いだと言われています。

途中、彼の家族や知人が相次いでなくなり、
またバルセロナの財政危機もあり、
建設が困難なこともあったんですが、
この不幸の連続が
このサグラダ・ファミリアの建設に
より一層、彼をその仕事へと向かわせました。

彼の曲線的な美と、細部のきめ細やかな装飾は
見る人々を魅了して、あらゆる芸術家の表現や
デザインに影響を与えて行くことになるんですね。

長い年月をかけて継続されたことには、
それだけの強さと美しさがあります。

これは僕たちにも言えること、
些細なことでいい。

毎日の積み重ねが、
その後とんでもない自分の価値になるし
不可能だと思えることも成し遂げられる
きっかけになると思うんでんす。

ガウディのサグラダ・ファミリアへの姿勢は
なにか大切なことを
現代の僕たちに教えてくれます。


画像3



日々積み重ねていくこと。



これを続けると、
自分でも信じられないくらいに
大きく成長し、遠くにいけることができます。


みなさんは何か継続していることって
ありますか?


続けるには才能が必要だと思いわれがちですが、
これは誰にでもできることなんですよ。

僕は、20代の頃は
毎日1冊は本を読む、毎日新しいことに触れる
ということをしていました。

そういうことを継続しながら、
おかげで色々なものの見方ができるようになったり、
出会いを持つことができました。

この場所で、
みなさんにこうして語っているのも
今まで積み重ねてきたことの
延長線上にあるとも思っています。

例えばこの「note」でもいい、
毎日と言わないまでも、積み重ねて一年も経てば
その人なりの文学、世界になります。

また、毎日の挨拶を積み重ねるというだけでも
そこには信頼ができあがります。

できることはいくらでもある。

継続する、蓄積すること
の大切さを考えてみたいものです。


画像4


今日はサンゴ礁での美しい光景が
頭の中から離れないんですよね。

この余韻をずっと楽しんでいたいので、
何も目に触れたくない気持ち。

生きている限り、
できるだけ美しいもの、美しい仕事に触れていきたい。
そんなことを考えます。

今日はどんな素晴らしいもの
美しいものに触れていこうか。

つづけること、積み重ねること。

その一つが、一年後、二年後に
大きな財産になると思います。




今日も最後まで読んでいただき
ありがとうござます。

皆さんにとって
良い一日になりますよう。


遥か孤島から願っています。

この記事が参加している募集

スキしてみて

最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。