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日常に遊び心を

今日からまた新しい週の始まりですね。

こちらでは、
昨晩あたりから、雲行きが怪しくなってきまして、
夜中に小雨が降ったり止んだり。
今日もひと雨降りそうです。

日本ではこれから、
台風の季節も控えていますし、
くれぐれもお気をつけください。

まあ、とはいいつつ。
雨は雨の日の過ごし方がありますから、
雨の日って悪いことばかりではないんですけどね。

僕はどんな時でも、そんなふうにして、
その時なりの「遊び」を考えていくのが好きなのかもしれません。


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どんな状況でも、
遊んでしまえる心を持つこと。
これが毎日を豊かに送る秘訣だと思います。

例えば最近の日本では、
突然雨が降ることも多くなってきているようで、
雨が降った時には「鬱陶しいな」と
感じたりすることもありますよね。

最近の日本の雨もスコールに似て
突発的なものも多いですから。

でも、そんな時にこそ、
雨の時間とどのように「遊んでいくか」を考えてみると。
毎日の天候の変化も楽しめるものです。

「雨が降れば傘を差せばいい」

そう言ったのは、
あのパナソニックの創業者・松下幸之助さんですが、
雨の日には、それなりの時間の過ごし方があるはずです。
例えば自分の内面を見つめるとか、
読書をするとか雨の日だからこそ深まる時間の使い方はあります。

日常の変化を遊んでしまえる視点を持つことができれば、
どんな時だって楽しめたりします。


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遊んできたものが時代に残っている。


これは、遊び人のことではありませんよ。笑

昔から伝えられているものの多くは、
その時代とともに時に「遊び」の余裕を持ちながら
時代に寄り添い、伝えられてきたものも数多くあります。

例えば、時代を超えて伝えられている「伝統芸能」などは、
絶対的な美意識や価値観だけで伝えられているものばかりではありません。

そのひとつに「歌舞伎」がありますが、
もともとあの歌舞伎も「かぶく」という言葉の通り、
「常識外れ、奇抜さ」をもった「かぶき者」の踊りによって
時代の中で変遷しながら伝えられたもの。

僕も日本でのお客さんとのおつきあいで、
銀座の歌舞伎座や京都の南座に歌舞伎を見に行ったものですが、
その遊び心に度肝を抜かれたこともあります。

僕が歌舞伎を見始めた頃、
三代目・市川猿之助さんが活躍されていましたが、
彼は現代風の歌舞伎として「スーパー歌舞伎」なるものを始め、
歌舞伎役者がワイヤーに吊るされ宙乗りや派手に立ち回るなど、
今までにない表現で人々を驚かせました。

また、当代の四代目・猿之助さん(元・亀治郎さん)も
人気漫画の「ワンピース」をテーマに歌舞伎を演じています。

当時の僕は、そんな歌舞伎の数々の演目を見ながら、
時代を超えて長く伝え続けられるものというのは、
やはりそれなりの余裕を持ちながら、遊び心を持ちながら、
伝えられているのだと感じたものです。

一般的に古くから伝わるものほど、
時代と遊びながら伝えられたりしているものは多い。

ガチガチに固められてしまったものというのは、
どこか独りよがりで、結局は時代の片隅に追いやられてしまうものなのかなとも思います。

これは歌舞伎に限らず、
茶道、華道、書道などもそうです。

常に遊び心が、
その時代と芸道を繋いでいった面もあるのだと思います。


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この「遊び心」というのは、
一個人にとっても大切なこと。

それは、たとえば仕事でも人付き合いでも勉強でも。

眉間にしわを寄せて「難しい顔」をしながら物事に向き合うのではなく、
常に遊び心を用いながら物事向き合っていくと、
うまくいくことは多いんですね。

例えば、何気ない作業でも、
いつもと違う角度で眺めてみれば、
楽しくしていける要素を発見できるかもしれません。
どれだけ苦手な人が相手でも、
その人の魅力を発見できるかもしれない。

僕には尊敬する経営者やクリエイターがいますが、
そういう人ほど、
本業とは別に「遊び」としての事業をしていたり、
「遊び」で個人的なデザインを作ったりしているもの。
そして、それは本当に遊びなのかと言えばそうではなくて、
その数年後に、その人の本業に繋がってしまったりもするんですね。

そうやって、遊びが仕事になってしまうこともある。

実際に今の時代、
SNSやYoutubeで人気を集めているものは、
その昔までは「遊び」だと思われていたようなことばかり。

堅苦しくて、苦しみえお伴うことでしかお金を稼げない、
生活できないというのは、ちょっと夢がありません。

人は何かから解放されている時にこそ、
最も大切な事と向き合えているのでは。
そうも感じます。


皆さんは日々「遊ぶ」という、
心の余裕を持てているでしょうか?



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今から、この孤島で大雨が降ったとしても、
僕は、雨の日には雨の日なりに、
やりたいことが多く、雨が待ち遠しくもあるんです。

露で磨かれた、鮮やかな新緑を眺めるものいい。
雨の日ほど、草木の色が美しく、瑞々しく映えるものですから。
この島の内陸には、小さなせせらぎもあるのですが、
森林の雨が集まり流れる、そのせせらぎを眺めにも行きたい。
雨の日のビーチなんかも楽しみたいですね。

日常に「遊び心」を持てば、
毎日がどれほど素敵なものになるだろう。
そう思いながら毎日を送っています。

どうか、心に余裕を。
毎日に遊び心を。


素敵な週の始まりになりますよう。



遥か孤島から、感謝を込めて。


いつもありがとうございます。


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