Chromebook/ChromeOSの立ち位置とか
①Chromebook購入から一ヶ月
ということで、Chromebookを入手してから一ヶ月経った。その間使いながら「Chromebook購入までの比較的短い道のりとその後」を書いていた訳で、使用しながら購入後の流れを書いて来た訳だが(「その後」の部分ね)、「Chromebook購入までの比較的短い道のりとその後」で書き漏らしたことをまず一つ。それはOSの有効期間というものだ。
ChromeOSの場合、システムのアップデートは起動時に自動的に行われるのだが(フルアップデートは約4週間に一回、セキュリティアップデートは1〜2週間にー回)、
Chromebookの機種によって、アップデートの有効期間が決まっていて、それを過ぎるとアップデート対象外になる。この辺はWindowsやMacOSと同じ。
では、私の購入した機種のアップデート有効期間は?それを知るためには、設定を起動して「ChromeOSについて」→「詳細」で表示される更新スケジュールを見ると確認できる。私の購入した機種では2019年月までだった。あと5年ある。まあ、15000円で5年間ならコストパフォマンスとしては良いほうだろう。1年あたり3000円だ。
②Chromebookはノートパソコンかタブレットか?
さて、ここで本題に入るが、そもそもChromebookは、ノートパソコンなのだろうか、タブレット端末なのだろうか?この辺は画面サイズによっても違ってくる。一応、画面サイズとしては約10〜16インチまである訳だが、私の購入した12インチというサイズが、その2つの分かれ目のようだ。10インチなら基本的にキーボードが付いていないか(外付けのキーボードを使う)、付いていても本体と分離するものがほとんどだが、14インチ以上のものはキーボードが付いていて、基本的にキーボードが分離したりはしない。
その点、約12インチというサイズは、キーボードが付いていて液晶画面が360°回転してタブレット端末としても使用可能ないわゆる2in1なものが多い(私の購入した機種もそうだ)。あと、タッチパネル対応については、タブレット端末の場合基本的にタッチパネル対応だ。14インチ以上のものにはタッチパネル非対応の機種もあったようだが、2022年現在ではタッチパネル非対応の機種は殆どないらしい。
③ChromeOSのアプリについては?
ということで、ハードとしてのノートパソコン/タブレット端末としての区分について書いたが、それではソフトすなわちアプリとしての区分はどうだろうか?
まあ当然だが、Googleの開発したアプリはノートパソコン/タブレット端末どちらでも動くように作られている。例えば私の購入した2in1の機種の場合、ノートパソコンモードで使っている場合にはハードキーボードを使用するが、360°回転させてタブレット端末モードにした場合、例えばChromeブラウザを使っている時に入力項目にタッチすると、自動的に画面の下半分がソフトウェアキーボードになる(さらに小さいミニキーボードにも出来る)。
ややこしいのはChromeOS以外の、WindowsやMacOS、またはiOSやAndroidで開発されてChromeOSに移植されたアプリだ。
まず前者の、WindowsやMacOSで開発されてChromeOSに移植されたアプリだが、例としてZOOMを挙げてみるとChromeOS版のZOOMはタブレット端末およびスマホの両方に対応していて、起動後設定によってどちらかを選べるのだが、タブレット端末を選んでも画面サイズは中途半端な大きさで、大きな画面を搭載している機種ではその画面サイズを活かせない。即ち、ChromeOS版ZOOMはデスクトップ対応はされていないということだ。
更に厄介なのが、iOSやAndroidで先行開発されたLINEで、LINEではスマホ/タブレット端末での使用とPCでの使用が分けられていて、スマホ/タブレット端末版とPC版は並行して使えるが、スマホ/タブレット端末では1台しか使えない。2台目の端末でログインすると、前にログインしていた端末の情報は全て失われてしまう(復旧は可能だが、iPhoneの場合何故か14日前以前のデータは復旧されない)という厄介な仕様になっているのだが、ではChromeOSではどうなっているかというと、スマホ/タブレット端末と分類されていて、スマホとChromeOSは並行して使用できない。
ということで、ChromeOSの位置づけとしては、どうもノートパソコンでもスマホでもない、かと言ってタブレット端末そのものでもない、蝙蝠的な存在となっているようである。
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