「夢」⑦ ~「夢」が続かないのは、やりすぎる筋トレに似ている~

「夢」を持つことは良い事だと

語る人や本は多いが、

本当に「夢」を持つことは良い事なのか。

儚い夢、叶わない夢だってあるんじゃないか。

思い通りにならないのが人生。

我慢しないと生きていけないのが人生。

夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。

そうした思いを

「夢」という言葉にぶつけたくなる人も少なくないです。

そこで、

「夢」を持つことは、

良い事なのか、悪い事なのか。

これについて、続けて考察しています。

現在は「夢」を持つと、

自分の「できない」所ばかりが思い知らされることが、

「夢」を持つことは悪い事であると思っている

大きな要因ではないかと考え、

「できない」事との向き合い方について、述べています。


前回は、他人に対して

「できない」事しか問題にしない人は少なくない。

「できない」事しか問題にしないのは、

「夢」「志」「目標」「やりたい事」がその人には無いから。

「できない」事がある他人を問題にする前に、

まずは「できない」事がある事に気がついていない自分を、

問題にすることから始めなければならない。

ここまで書かせて頂きました。


まず「できない」事と遭遇してしまった時、

どうすれば良いのか。

大きく分けて、3つ方法があると思います。

1つ目が、「夢」を再定義する。

2つ目が、他人に任せる。

3つ目が、環境を変える。

それぞれ、1つずつ話をしていきたいと思います。

まずは1つ目の「『夢』を再定義する」についてです。


皆さんは、筋トレのジムに行ったことはあるでしょうか?

普段運動をしない人が、

友達に誘われたとかでジムに来ると、

普段、体を動かしていないだけに、

ここで全力を出す人が少なくありません。

確かに、やったその日は

達成感に溢れていることでしょう。

しかし、その後はどうなるか。

やり過ぎた事により、

数日後に筋肉痛になってしまう。

そして、体を少し動かすだけで激痛が走るようになり、

やり過ぎた後悔から、体を動かさなくなる。

そして、また運動不足の自分に逆戻り。

このような経験をされた方は

多いのではないでしょうか。


「夢」「志」「目標」「やりたい事」を設定し、

それを行動に移している間は、

最初は心地が良いものです。

それは、

「できる」事が増えていく事を

実感するからでしょう。

それが先ほどの例で言えば、

普段から運動しない人が、

たまに来た筋トレのジムで

全力を出すようなものです。

しかし、さらに行動量を増やしていくと、

やがて限界が知らされます。

「できる」事がこれ以上増えない飽和状態となり、

「できない」事がどんどん増えていきます。

それが先ほどの例で言えば、

筋肉痛で体を動かせなくなるようなものです。


「夢」「志」「目標」「やりたい事」を

早く達成したいと思う気持ちはよく分かります。

その思いに任せて、

短期決戦を挑むのも1つの方法です。

しかし、あまりの「夢」「志」「目標」「やりたい事」の

心のハードルが高すぎるあまり、

突然現れた、たくさんの「できない」事との対面に、

耐えられなくなる人が少なくありません。


それならば。

達成しようと思う心のハードルを低くすれば良いのです。

それは何も、「夢」を下方修正する、

ということではありません。

100m先に行きましょうと言われたら、

何も一気に100mを走り抜けようとしなくても良い。

1日に1mずつ進んでも、100mを進むことはできます。

そのように、

毎日、毎週、毎月、これをやっていれば達成できる。

いっぺんにやらなくても大丈夫。

そのような「夢」に再定義すれば、

たくさんの「できる」事と向き合いながら、

自信を持って「夢」に向かって進める、

続けることができるのではないでしょうか?

「できない」事と向き合うことになっても、

一度にたくさんの「できない」事と向き合う事にならないので、

それに押しつぶされることはないでしょう。


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