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フラクタルな宇宙〜身体の中から知る、宇宙はひとつの生命ということ

スピリチュアルな観点から見た『食事と身体とエネルギー』というマガジンをつくりました。このテーマも『私の次元論』同様、noteで描きたいと思っていたトピックのひとつです。これから、どのくらいのボリュームの記事になるかわかりませんが、ゆっくりと描いていきたいと思います。

まず1回目は、身体の中を観ることで気づいた宇宙の真理について。

消化器官はブラックホール

唐突ですが、今朝、何を食べましたか?
私は豆乳ヨーグルトをたっぷりかけたシリアルと温かいコーヒーです。
私が食べたシリアルは、最初の消化器官である口内で、唾液によってある程度分解され吸収されながら食道に向かいます。消化器官を覆う粘膜からは常に微量な栄養素や水分が吸収されながら胃に到着します。胃は屈強な筋肉男子的存在で、主に分子構造が大きいタンパク質(たとえばお肉とかですね)が来ると「木っ端微塵にしてやるぜ〜」と鼻息荒く肉弾戦を開始し、胃酸と胆嚢から分泌される消化酵素を武器に食物をバラバラに分解します。実は私は普段ほとんど肉を食べないので、私の胃は比較的草食男子なのですが...(笑)。そして今朝食べたシリアルは、そんなに大きな分子構造を持つタンパク質は含まれていないので、私の草食男子(胃)は、ささっと軽〜く仕事をこなした程度でした(笑)。そうしてするっと小腸に到達した食物たちは、そこで身体の中に必要なものだけが選ばれて、絨毛細胞を通って吸収されていきます。今回は不採用だったものや、絨毛細胞から吸収できなかった大きなものなどは大腸にバトンタッチします。大腸ではお花畑のような細菌叢たちが待っていて、まるで天国への通路です(笑)。そこで、腸内細菌たちが美味しいシリアルごはんを少しだけいただきますが、ほとんどが不要なものなので、それらはあっさりと手放され、この世に返され(排泄され)ていきます。
....と、なんとなく、ざっくりと消化の道筋を書きましたが、

一般的に、消化器官は「身体の外」と言われています。

私たちの消化器官は「身体の中」の細胞たちがきちんと理解して利用できるように、食物を翻訳(分解)して、情報(分子)を選んで送り込むという、隔てた2つの世界を繋ぐブラックホールのような、あるいはこの世とあの世を繋ぐトンネルのような、そんな役割をしています。

私が今朝食べたシリアルや温かいコーヒーは、その消化管というブラックホールを抜けて身体の中に住む細胞たちが理解できる情報という形に変換されて身体の中の宇宙に流れ込むのです。

「身体の中」は1つの宇宙空間

そして「身体の中」には、薄い粘膜で覆われた1つの宇宙空間が広がっています。
それぞれの人の身体の中はまるで地球と相似形のように、多くの水で満たされ、酸素、炭素、窒素、微量なミネラルやビタミンでできた有機体です。

そしてこの「身体の中」という地球に住む個々の細胞たちはというと、どうして自分のところに、その情報(分子)が来ているのか?自分が住む宇宙の全体像はどうなっているのか?私がシリアルを食べたことはもちろん、私の存在も私が住んでいるこの世界の存在も知る由もありません。

細胞たちは、それがもともとどこから、どんな風に来た情報(分子)なのかはあまりよく知らないけれど、自分の住む宇宙や自分の役割は熟知しています。目の前に来た必要な情報(分子)には的確に反応して自分の中に取り込みます。また自分の周囲の細胞に情報を伝えたり、遠くの臓器に必要な情報をホルモンや神経といった様々な回路を使ってメールを送ったりなど、「身体の中」の宇宙全体と情報交換をしている細胞もいます。

私は、細胞はまるで人間みたいだな。と思うのです。

そして、ひとつひとつの細胞の中を見てみるとここにも一つの宇宙があり、それは私たちの身体の中と相似しているように感じます。脂質でできた細胞壁の中には十分な水が満たされ、核という様々な情報を格納し作り出している存在があり、周囲には多様な生物が住み、DNAの情報をもとにミトコンドリアで常にエネルギーを生産しつづけている...。身体の中はまるでマトリョーシカのように宇宙構造が重なっているのですよね。
そして細胞にもそれぞれ寿命があり、役目をまっとうしたら死んでいきます。つまり身体の中という「この世」から「あの世」へ。別の宇宙へ行くのです。

ミクロとマクロのフラクタル

もっと小さなミクロの世界をのぞいていくと、私たちは原子でできています。原子はひとつひとつがまるで太陽系のように、電子が、中心核を中心にして周回する惑星のように決まった軌道をぐるぐると回っています。なんだか...こうして書いていると不思議です。
小さな世界になるほど大きな世界とフラクタル(相似形)になっているのですね。
さらに小さすぎて目に見えない素粒子の世界と、大きすぎて目に見えない宇宙の果ては、まるで呼応しているようで、私たち人間が素粒子を発見し可視化されていくにつれて、宇宙物理学でもこれまで発見されていなかった恒星や銀河、宇宙の仕組みが発見され可視化されていく...。

ここで、目を瞑って深呼吸をしましょう。一度、身体の中で起きているさまざまなことを思い描いてみてください。このとても楽しい妄想のような考えを追っていくと、実際にミクロもマクロも全てはフラクタルな宇宙であり、全てが影響しあって繋がっている。ということが見えてきます。

誰がシリアルを食べたのか?

私たちは普段、目の前で起きていることを自分の頭の中だけでつなげて考えてしまいがちです。でも、このフラクタルな世界を観ていると、本当は想像もつかない宇宙の果てから、異次元から、情報が入って来ているのかもしれない。と思いませんか?

そもそも、私たちは宇宙の果てがどうなっているかを知らない。銀河系や天の川銀河や太陽系や地球で起きていることでさえ、その全体像は、私たちには知る由もないのです。

どんな経路で誰と誰がいつどのように繋がっているのかわからないけれど起こる100匹目の猿のようなことやシンクロニシティ、偶然のように見える出会いなどは、ずっとずっと高い次元にいる神様(私)が、今朝シリアルを食べ、温かいコーヒーを飲んだから起きた出来事かもしれない。

消化管のようなブラックホールを抜けてきたシリアル(情報)は、偶然を装って、または自分の思いつきか考えであるかのように私たちの前に現れます。「おなかがすいたからシリアルを食べようかな?」と。そしてその情報(食物)は私の身体の中の宇宙に通じる言語に変換されて細胞たちに伝えられる。細胞たちは「お、美味しそうなシリアルがきたから食べよう。」とその情報を取り込んで、エネルギーに変換して宇宙へ放出する。

そう、全ては繋がっていて循環しているのです。

もし「私たちは地球という生命体の中の細胞のひとつひとつである。」と感じられれば、それぞれがそれぞれの場所でそれぞれの役目を既に果たしている。と考えられますよね。

そして全てがフラクタルであり、全てがどこまでも繋がっていると考えたら...。私は地球という生命体の中の細胞のひとつで、地球は銀河系という生命体の中の細胞のひとつで、銀河系は宇宙という生命体の中の細胞のひとつで、つまり......
宇宙全体がひとつの生命体であり、その生命体は私自身なのです。










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