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我が家の「親子の役割逆転」

子どもにしがみつく心理(著:加藤諦三)を読んで、標記の件について考えてみた。

神経症のママに「親子の役割逆転」を強いられた俺は基本的不安感がずっと心の底にあるみたい。
うちはおかしかったんだって、不幸だったんだって、自覚して受け入れることが必要みたい。

我が家で私が強いられてきたことを羅列していく。

★常にママの味方でいること
・ママの味方をしないと怒られた。ママが嫌いなおばあちゃん、パパの妹、時にはパパ、これらの人を一緒に嫌って一緒に悪口を言わないとヒステリーを起こされた。
・パパがママに暴言を吐いた後、「パパに『そんなことママに言うな』となぜ言わない?意地悪!最低!優しくない!」とパパがいないところで怒られた。知るか。パパに言え。

★ママの話(愚痴)を親身になって聞くこと
・ママの送り迎えの車に乗るのが嫌だった。車に乗った瞬間からパパやおばあちゃん、近所の人等に対する怒涛の愚痴が始まって、返事しんと怒られたし、返事しんくても愚痴を言える空間が続く限り永遠に聞かされた。目に涙溜めながら声色だけは元気に「うん」を繰り返し言うことを強いられた。今ならわかる。あれは自分が気持ちよくなりたいだけのオナニー。人に見せんな。


★常にママの機嫌を伺うこと
・買い物から帰ってきて早々「なんで私が帰ってきたって分かるのに鍵も開けてくれない?!荷物運ぶの手伝ってくれない?!ほんと人の気持ちが分からん人たち!意地悪!」とよく怒られたし泣かれた。翌日はママの帰宅に合わせて鍵を開けて出迎えたら「いいよいいよ!自分のやることやって!座って座って!」と言われることも多かった。
・ご飯の準備、片付け、掃除、洗濯、何にしても同じ。同条件でなく自分の気分次第で怒ったり優しくしたりするから混乱した。不安定な母親のメンタルケアだるい。

★ママの気持ちを察すること
・ママはヒステリーを起こすまで自分がしてほしいことを言わない。お願いをしない。
・ママがいないリビングでママのケータイが鳴った時、ママがリビングに戻ってきたから「ケータイ鳴ってたよ〜」と言うと「なんですぐ教えてくれんの?!意地悪!最低!」と怒られる。自分がされて嫌なことと他人がされて嫌なことは違うのに、ママは「察しろ」「考えたら分かることなのに最低。意地悪。優しくない。」と言う。
・その時の被害妄想の度合いによってされて嫌なことが変わるから自分にも分からんのだろうな。それを人のせいにするな。自分の気持ちくらい自分で表現しろ。

★ママの言動でネガティブな感情を感じないこと
・誕生日を忘れられてて悲しかった時、「私の誕生日なんか誰も覚えてくれとったことない!」と逆ギレされた。大学生になって自分でバイトするようになってからは毎年プレゼント渡していたにも関わらず。大人同士勝手に祝って励まし合えよ。子どもに自分の欲求を満たしてもらおうと思うな。

味方でおってもらうことも、自分の話を聞いてもらうことも、機嫌を伺ってもらうことも、ネガティブな気持ちも受け止めてもらうことも、全部子どもだった私がしてほしかったことなのに。

こう羅列してると、散々家で自分の気持ちを押し殺してきた私が心の底に不安な気持ちを持つのは当然とすら思ってきた。

はー実家から脱出できてよかった

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