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やりたいことは「好みの本質」にある

好き・したいを仕事にするという話になった時、
以下のような反論が出てくる。

「いや、仕事なんだからさ、誰かの役に立たないと、ダメでしょ。
だから、できることじゃないと意味がない。サッカーが好きと言ったって、皆がサッカー選手になれるわけがないじゃん。笑」

もっともな意見だ。

しかし「好き」を浅いレベルでとらえ場合にのみ、当てはまる話であり、
「〇〇がしたい」「〇〇が好き」を抽象化し、
「好みの本質」を見つけることで、「好き」と仕事は、結びつく。

「好き」は千差万別である

「サッカーが好き」な人は、確かに、たくさんいる。
しかし、サッカーの「何が好きなのか」は、人によって、千差万別だ。

「見るのが好き」か「プレイするのが好き」か、というのもある。
「プレイするのが好き」の中でも、「パスを回しているときが好き」、
「シュートを打つのが好き」、「1対1で勝負するのが好き」、
というのもあるだろう。
実は、プレイ自体は好きじゃないけど、「仲間と集まる手段として好き」
という人もいるだろう。

「サッカーが好き」と一口に言っても、好みは、楽しみ方は、
人によって、全く違うものだ。

一流の選手でも、好みが人によって違う。
サッカーの本田圭佑選手は、インタビューの中で、
「周りに指示を出して、動かすのが好き」といった
ニュアンスの発言をしている。
だからこそ、ポジションとしては司令塔だし、選手としてだけでなく、
サッカーチームのオーナーや、監督まで、行っているのだろう。

ゴン中山選手は、
「プレイすること自体が好き」と言っている。
勝手な想像ではあるが、とてもサービス精神が旺盛な方なので、
「プレイして、皆を喜ばしたり、驚かせたりするのが好き」と見える。

キングカズこと、三浦知良選手は、ひたすらストイック。
「まだまだ、上手くなれる」といつも言っていて、
「自分の限界に、成長に、挑戦し続けるのが好き」
なんだと推測できる。

「サッカーが好き」というだけだと、見えてこないが、
「サッカーの何が好きか」という本質を抽象化すると、
個性が見えてくる。

もっと言えば、例えば、サッカー選手以外でも、
自分の個性・本質としての「〇〇が好き」というのは、
活きるし、変わらない。ほかの仕事をすることになっても、
重視すべき点になるはずだ。

塾講師の林修先生は、「やりたいことを、仕事にしない」
「得意なところで勝負する」生き方をしている、と良く言っている。
塾講師も、テレビ番組も、本の出版も、別に「やりたくない」と言っている。

しかし、本質的な好みで言えば、
要は、「勝負の場に出て、勝つのが好き」のだ。
だから、勝つためには、自分の力量(できること)で、
どこで勝負すればよいか考えているのだと、思う。
「テレビ番組は、いかに視聴率を多くとるという勝負」として、
捉えているという発言もしている。

林修先生は、競馬に関するデータ分析、知識も半端ではないらしい。
競馬も、まさにギャンブルという「勝負」であり、
林修先生の好み、ど真ん中と言える気がする。

個別具体的なレベルでみると、
確かに、「やりたいこと」を仕事にしていないが、
仕事の「取り組み方」は、完全に、自分の好みに忠実なのだ。

やりたい仕事を見つけるには

「サッカー選手になりたい」「アナウンサーになりたい」などなど。
具体的な夢を思い描き、一心不乱に目指すことを、
推奨する風潮が多いように思う。

しかし、凡人(定義からして、世の中の99%の人)にとって、
具体的な夢なんて、なくて当たり前だし、そもそも必要ではない。

大事なのは、日々の生活の中で、
(なんとなくでも)イイ、ノッてる、楽しい、嬉しい、没頭できる、、、
といった体験をした後に、
「要は、〇〇が好きなのでは」という「好みの本質」を見つけることが、
肝要だ。

自分の「好みの本質」を見つけると、「やりたい仕事」の選択肢が、
一気に広がる。

まずは、「好みの本質」を見つけるために、
「〇〇になりたい」「〇〇したい」と思ったのは何故か?
「(なんとなくでも)イイ、ノッてる、楽しい、嬉しい、没頭できた」のは、何故か?
と、日々、少しでもいいので、考えてみればいい。

たとえば、「アナウンサーになりたい」というのは、
「たくさんの人に注目されたい」という理由かもしれない。
「たくさんの人に注目されたい」のであれば、
具体的な仕事として、
モデル、タレント、(結婚式等の)司会者、講師、学校の先生なども、
考えられる。選択肢は、どんどん広がる。
もしかすると、当初なりたかったアナウンサーより、
自分の「好みの本質」にしっくり来る仕事に、巡り合えるかもしれない。

世の中には、無限に仕事があり、
自分の「好みの本質」にしっくり来る仕事は、必ず、あるのだ。

また、今の仕事で、楽しみを見つける時も、
「好みの本質」を知るのは有効だ。

たとえば、パワーポイントで資料を作成するときも、
「資料を作る前に、考えているのは好き」
「様々な色を使うのが好き」
「集中して、作業しているのが好き」
などなど、人によって、好みは様々である。

自分の「好みの本質」を自覚していると、
あらゆる仕事で、楽しみ方が分かってくる。
上記で言えば、Excelを作る時でも、好みは同じだろうし、
お客様と話すとき、打ち合わせの場、もっと言えば飲み会でさえも、
「自分なりの楽しみ方」が分かってくるように、なるのだ。

「好みの本質」は、いくらでも、深堀でき、
一生追及すべきものでもある。
たとえば、「カステラが美味しい!」と感じたとする。

①安易に考えれば、「甘いものが好き」と言える。
②で、今度は「ショートケーキ」を食べてみる。
③そうすると、全くおいしいと思えない。どうやら、
ただ甘いのはダメなようだ。
④おそらく、甘さが前面に出ているとだめ。「ほんのり甘いのが好き」がキーになりそう。
⑤「ほんのり甘いのが好き」のは、生クリームではなく、卵を原材料としていることがポイントでは!?
⑥プリンを食べてみよう
⑦やっぱりおいしい!!でも、きっと、甘さが強いプリンは、
ダメだな。。。
⑧ほんのり甘いものって、他にあったっけ?クッキー?

・・・のように、単純な食べ物の好みでも、
本質を追求しようと思うと終わりがないし、
「〇〇が好き!」というのも無限に、広がっていく。

仕事に関しても、同じだ。
日々、たくさんの役割・目標・作業がある中で、
なんとなくでいいから、「なんでイイ感じなんだ?」
「なんで楽しいんだ?」と問う。
なんとなくでいいから、「〇〇な仕事は、合ってるな」と日々、考えて、
「好みの本質」を意識していく。
もちろん、「うわ!嫌だ!」「退屈!」という負の感情も参考になる。

「好みの本質」を意識することで、
今の仕事の楽しみ方が見つけやすくなるし、
転職を考える場合でも、自分の「好みの本質」に合った仕事が、
見つけやすくなるのだ。

「好き」って、実は深い

日々、自分の感情の奥にある「好みの本質」を意識しよう。

望月宏起


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「Freak」 ライター・メディア・コミュニティ担当。 ◆◇Freakとは?◇◆ モチベーションで人と会社をつなぐサービス。https://www.freaksearch.net/ 意識低くても、経験がなくても。活き活きと働ける場を見つけられるサービス。
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