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医療保険と女性特有の病気

今日は、簡単なお話です。

普段、生命保険に関する相談を受けている中で相談者さんがよく勘違いしていることについて書きます。

女性のための医療保険

どこの保険会社の医療保険にも、通常の医療保険のパンフレットと女性のための医療保険とか医療保険Ladyとか女性に向けたパンフレットと2つあります。

そして女性の方で相談に来る方の多くが、女性用の医療保険入りたいんですけど、どれが良いですか?と相談に来られます。

もちろんご希望に応じて、女性のための医療保険のパンフレットを使って色々と説明するのですが、その後、基本的なことを確認します。

女性のための医療保険じゃなくても女性特有の病気は保障されますよ

相談者さん「え?そうなんですか?」
私「はい。女性特有の病気は通常の医療保険でも保障されます。」

このように相談者さんは女性のための医療保険に加入しなければ女性特有の病気は保障してもらえない。勘違いされている人が多いです。

確かにパンフレットも男性用は無いのに女性用は別でありますし、女性特有の病気を手厚く保障!みたいに書いてあるので勘違いしてしまうのも仕方がないと思うのですが、医療保険の保障は、病気やケガなどで入院や手術などをした場合に保障される内容になっていますので、この病気の中に、男性特有の病気だと保障出来ないとか女性特有の病気だと保障できないという考え方はありません。

さらに日本では高額療養費制度がありますので、こちらも男性特有の病気だから、女性特有の病気だからという理由で医療費の上限が変わることはありません。

女性特有の病気の保障をプラスオン

では女性のための医療保険とか医療保険Ladyという商品は、どのような保障内容になっているかというと、通常の医療保険に特約で女性特有の病気に対しての保障がプラスオンになっています。

簡単に説明しますと病気やケガで入院した場合に1日5,000円支払われますという医療保険に加入していた場合、先程もご説明した通り、男性特有の病気でも、女性特有の病気でも入院日数×5,000円が受け取れます。

そして女性のための医療保険だとさらに女性特有の病気で入院した時は、入院1日に支払われるお金がさらにプラスオンになって1日10,000円支払われます。となっていたりします。
なので女性特有の病気の場合は、入院日数×10,000円が受け取れます。
※保険会社の商品によってプラスオンの金額や対象範囲は違うのであくまでも1例です。

女性特有の病気の時だけ多く受け取れた方が良いの?

上記に書いた通り、高額療養費制度には女性特有の病気の場合は、上限金額が変わります。といった制度はありません。
なので医療費としては女性特有の病気の場合でもそうでは無い場合でも一緒です。

では、どういった考え方で女性特有の病気の場合は、入院1日につき受け取れる金額が増えた方が良いのでしょうか?

<入院時に個室に入りたい場合>

女性特有の病気の中には乳房の切除であったり、子宮の摘出など女性としての象徴を失ってしまう。そんな状況も考えられます。

そういった状況の中で精神的に不安定になる可能性もあるのではないでしょうか?
大部屋で普段であれば気にならない他人の話し声や内容が気になってしまう。
ホントは病気のことで家族と話したいけど他人に聞かれたくないと思い、話せない。なんてことも人によっては、あるかもしれません。

そんな時は個室で一人ゆっくりと、お見舞いに来てくれる家族や親友とだけで本音で気兼ねなく色んな話がしたい。
そのような考え方の場合、個室代金は実費ですので、しっかりと入院日数×10,000円~20,000円という保障が受けられるのであれば、お金のことは気にせずに病気と向き合えるのかもしれません。

これは私が実際に入院をして体験した話しでは無いのですが、あるお客様の実体験から聞いたお話です。

やはり、入院中に色んな不安がつきまとう中で医療保険があるからお金のことを気にせずに治療に専念できる。周りの目を気にせずに個室に居られるのは、その方にとっては精神面においてかなり大きい要素だったとお話されていました。

最後に

今回のお話は女性特有の病気でもちゃんと通常の医療保険に入っていたら保障されますよ!という内容でした。

特約でプラスオンの保険料を払って、女性特有の病気の時は保障を手厚くしたい!という方は、女性のための医療保険や医療保険Ladyをご検討下さい。


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