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なぜ年収1000万の男性が「たくさん居るような気がする」のか

なんたら小町でよく

「私は専業主婦、夫はまだ30代前半で若いのに年収2000万で帰宅も早いし、家事も分担してくれて子供の面倒もよく見てくれるので休日はエステでリフレッシュ」

みたいのを見かけますね。定型文です。

結論から申し上げますと、あれはウソです。

前回、年収1000万超えの30代独身男性は0.6%と書きましたが、同じ計算で年収1000万超えの既婚男性も0.6%です。

年収1000万ともなれば、大抵の場合、仕事は激務。責任ある立場でストレスも多いでしょうし、仕事やお付き合いで休みもなかなかありません。夫の年収が高く妻が専業主婦のケースほど、「俺がこれだけ稼いでるんだから家事育児はお前がきちんとしろ」という男性が多く、プライドが高いが故のモラハラタイプというパターンも少なからず。

もちろん年収1000万でも2000万でも、きちんと週2回休みを取りストレスを家庭に持ち込まず、優しくて育児にも積極的な旦那様も世の中には居るでしょう。10人に1人くらいは。

0.6%のうち、10人に1人くらい。

そんな超絶レアケースな男性と結婚する人は、もちろんそんな男性にふさわしい、1000人に1人の素敵な女性です。そんな人は小町で年収マウントなんかとらないのです。

年収一千万超えは0.6%しか居ないのに、小町には3人に1人が「旦那の年収は1000万超え」をアピールしています。婚活サイトでもTinderでも年収1000万はよく目にしますね。あれはウソです。

最近はあまりに「実在年収1000万」が少ないので、婚活サイトでは「今はそんなでもなくても、将来年収1000万になりそうな若手起業家を見つけましょう」なんて文言もよく見かけます。

データによれば起業してからの生存年数率は1年で40%、5年で15%、10年で6%、20年で0.3%、30年で0.02%とのこと。Twitterに20代で起業成功しました!みたいな人がたくさん居ますが、あれもウソです。94%が10年以内に潰れています。

将来有望な起業家を見つけるのは年収1000万を見つけるより難しいし、そこまで企業の将来性を見抜く確かな目を持ってるなら株を買った方がいいです。

あと「彼氏を年収1000万に育てましょう」も凄いですね。そんな育成スキルがあるなら人材育成コンサルタントを生業にすべきです。

うそをうそと見抜ける人でないと、年収1000万と結婚するのは難しい。

年収1000万超えの30代独身男性は0.6%しかいないという事実をきちんと見つめてください。

それでも年収1000万と結婚したいという貴方が、うそに振り回されず、素敵な婚活が出来るようお祈りしています。

ここまでお読み頂きありがとうございました。




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