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日本の社会保障制度について④

テーマ:先進医療

日本の社会保障制度シリーズ第4弾です。

今回は『先進医療』について

最近はテレビCMや保険の窓口等で『先進医療』という言葉を耳にする機会が多くなりました。
耳にする機会は多くても実際に先進医療を受けた方は周りに少ないかもしれません。

保険適用で3割負担いう事はこのシリーズでお伝えをさせていただきました。

それでは『先進医療について』見ていきましょう。

厚生労働省のHPにはこの様に記載があります。

先進医療については、平成16年12月の厚生労働大臣と内閣府特命担当大臣(規制改革、産業再生機構)、行政改革担当、構造改革特区・地域再生担当との「基本的合意」に基づき、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとしたものです。 
 また、先進医療は、健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)において、「厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」として、厚生労働大臣が定める「評価療養」の1つとされています。 
 具体的には、有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。
 なお、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、未だ保険診療の対象に至らない先進的な医療技術等と保険診療との併用を認めたものであり、実施している保険医療機関から定期的に報告を求めることとしています。
※厚生労働省のHPより引用

なかなかわかりづらい・・・。

最後の一文にある様に『先進医療は保険適用外』となります。
つまり『先進医療に係る費用については全額自己負担』です。

先進医療は令和2年5月1日現在で82種類あります。

実際に先進医療を受けると『先進医療の費用』と『保険適用の費用』が併用される事になります。

例えば)
総医療費100万円(うち先進医療が20万円の場合)
①先進医療部分の20万円は全額自己負担
②100万円ー20万円=80万円については保険適用
保険適用7割 56万円
自己負担3割 24万円
※24万円には高額療養費の制度等が適用する事が出来ます。

先進医療を受けると医療費が高額となります。
また、費用については医療機関によって違います。

費用が高額となるため最近の医療保険には『先進医療特約』が付加される事が多いわけですが、『先進医療特約がどの様に役に立つのか』については次回の記事にしたいと思います。

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この記事に使用している写真は ia19200102さんからいただきました。

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