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【作業情報】BB30の音鳴り解消

皆様こんにちは。FORZAの風間です。

こちらはかなり久しぶりの作業。
BB辺りからパキパキ音がするとお預かりしたSW TARMAC SL6。
7年程前に当店で納車したバイクです。

SPECIALIZED始めスレッドタイプのBBを
採用するところも増えましたからね。
BB30周りの作業をするのは久しぶりです。

現在はセカンドバイクとしてローラーや
ヒルクライムの練習で現役を続行しております。
それでも年間3000km程度は乗っていただいているとのことで
ありがとうございます。

一昔前は良くBB30は音鳴りが酷いなんて言われたものですが
幸い当店で納品したバイクで
音鳴りが頻発するということは無く。

いかに初期の組付けが大切なのかと
思い知らされる次第でございます。

今日は簡単に作業工程をご案内します。
毎度のごとく写真の取り忘れもあり、
かなりすっ飛ばしてになりますがご容赦を。

今まで特にトラブルも無く、音鳴りも無く、
ceramicspeedのベアリングメンテナンスのみで
BBの交換は一度もなし。

ベアリングのメンテナンスは定期的に行っているおかげで
今回もベアリングの状態は良好。
ただ、ロックタイトによる接着がほぼ効いておらず

プーラーをつかってベアリングを抜く時に
スルッと取れてしまいました。

ロックタイトが効いていると「パキン!」と
接着が外れる際の乾いた音がします。

流石に7年も使っていれば接着も効かなくなるでしょう。

"メーカー指定"のLOCTITE640を使用し
再度圧入と接着を行っていきます。

ここ重要で、メーカーによって指定される接着剤や
グリスの種類が異なると思いますので、
そこはメーカー指定に従いましょう。

640をベアリング側面とシェルに塗布していきます。
私はこの640の臭いが苦手です。体に悪そうで。
酸っぱいんですよね。

グリスと違って液状なので、シェル全体になじませていきます。

圧入する際もベアリングの上側から640を再度塗布。
液状なので圧入している間に塗布した640が
上から下に流れ落ちてきてしまうためです。

粘度があるため緩やかにではありますが、
BBの上と下で接着具合に差が出てしまわぬように
気休め程度かもしれませんが足していきます。

640の補充が済んだら速やかに圧入。

圧入が完了しました。
余分な640を拭き取り

最後にベアリングの上から保護用のグリスを塗布して作業完了です。
ベアリングの中に使用しているceramicspeedのグリスを
使用することも多いのですが、

今回はセカンドバイク&メインがローラーであることを考慮し
耐久性、耐水性の高い物をチョイスしております。

当店では組み立ての際はBBについてもこのような形で
最善の処理をしたうえで納品しております。
箱出ししてそのままお渡し。なんてことはありません。

ネットで散々言われている?BB30も適切な組付けを行えば
そのメリットを気持ちよく享受出来る代物です。
まぁ最近ではだいぶ30規格のバイクも減りましたけど😅

これでまた気持ちよく走っていただけるはず。
ご用命を頂きありがとうございます。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
BIKE SHOP FORZAの風間(カザマ)でした。
それでは、また。

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