彼女はいつも私に夢見させてくれたし、私をかき乱して狂わせた。
彼女のふりをすれば私もいつか彼女になれると思っていたし、彼女も持ち前の優しさでそうだよと私を肯定した。
でも私たちの間には越えられない壁があることを彼女は知らない。
だって私が彼女から見えないようにこっそり作ったから。

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