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なぜ日々の生活でこんなに時間が足りないのか!?時間の長さの感じ方を操作する方法

この記事は3分以内に読めます!

こんにちは!FORTE×PYTHONの相川です!

皆さんは日々の生活で十分に時間は足りていますか

足りているという人はかなり少数派なのではないでしょうか

そしてそんなに忙しくない時でももっと時間が欲しい!というあの感情はいったいどこから生まれてくるのでしょうか?

この記事を読んでそんな時間飢餓の原因を探り、時間に充足感を得られるようになる人生を送りませんか?

時間飢餓という言葉は1999年にミシガン大学のパウロ(Leslie A. Perlow)という人物の言葉で時間が足りない感覚や時間に対する渇望感のことを指します

そもそもなんで時間の流れる感覚は一定じゃないの?

まず時間の経過する感覚が変わる原因についてまとめると他にもありますが大きく分けると4つに分類することができます

1.時間経過に対する注意

これは非常に想像しやすいと思いますが

時間へ注意を向ける頻度が高いほど流れる時間のは長く感じられ、反対に時間へ注意を向ける頻度が低かったり他の何かに集中している時は時間が短く感じられます

いわゆる退屈な時間はめちゃめちゃ長く感じるけど、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう現象が起きる要因であると考えられています

なら楽しみながら時間を確認しまくればいいんじゃね?と思う方もいるかと思いますが、熱中している時に定期的に見なければいけないというのはもしできたとしてもかなりストレスがかかり楽しさとは懸け離れるのであまり現実的ではないです笑

またそのほかにもスマートフォンなどの普及によるネット社会によって時間と切り離される機会がとても多くなっているため時間経過を感じずらくなりやすくなっています

ちなみに先述した時間飢餓という言葉が提唱されたのは今より依存するものが少ない1999年のことであるため現代ではその問題はさらに深刻になっていると考えられています

2.心理的な要因

この問題はとても複雑で様々な因果関係が考えられると思います

ただ今回のテーマである時間飢餓と感情の関係性についてフォーカスしてみると興味深い一例がありました

それは「時間がないと思い込む」状態にあると時間の絶対量に関わらず時間飢餓に陥ってしまうというものです

これはどのように起きるかというと、やらなくてはいけないと思い込んでいるものの数が多すぎたり、焦りの感情を持つと起こると言われています

このような状態になると、生産性が下がりさらにやらなければいけないことが増え、より時間がないと感じる状況に直面するという負のループに入ってしまう危険性があります

3.年齢

年を取るほど時間がたつのが早く感じるというのは誰しも聞いたことがあると思います

これは19世紀のフランス哲学者のポール・ジャネという方がジャネーの法則として発案し、主観的に記憶される年月、時間の長さは年少者よりも年長者のほうが短く評価されるという現象を心理学的に説明しました

この法則は分かりやすく言うと

(時間の心理的な長さ) = (定数)/(年齢)

このようなものです

50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ジャネーの法則より

ここでは何を言いたいかというと年を重ねるにつれてどんどん体感的な一日の時間は短くなっていくということをしっかりと頭の隅に入れておくことが重要という事です

そうすればあらかじめ年々時間が短くなっていくものだと理解して焦りを感じづらくなり時間飢餓に陥りづらい精神状態に近づくことができます

.身体的代謝

これは初めて知った時、個人的に一番驚きました

日本心理学会によると、

代謝が激しいときには時間が長く感じられ,逆に代謝が落ちているときには時間が短く感じられるとのことです

確かに言われてみると、激しい運動をしている時にこんなに時間がたってたのか!という感覚になったことはあまりないのではないでしょうか

そして時間知覚が身体的な基礎をもつものだとすると,身体的代謝が激しいときには,時間の長さの知覚の基礎にある過程も活動が激しくなる

とのことです

つまりどのようなことかというと下図のように心的時間を刻まれる速さと新陳代謝の良さが比例しているという事です

新陳代謝と時間

そのため運動を楽しんで代謝を盛んにすれば,時間へ全く注意を向けていなかったとしても,楽しい時間を長く感じることができる可能性があるとのことです

これはとても興味深いですね

ちなみに完全に余談ですが、新陳代謝が低いほど寿命は長いのではないかという説があり、寿命は違えどトータルとして寿命までの体感する時間の長さは人によってほとんど変わらないという可能性もあるのか!?と思いました

これらの時間の経過速度に関与する原因の対処法をまとめると

・やることが多すぎて時間がないと感じる状況に陥った時は本当にやる必要があるか自問自答し物事を優先順位をつけ取捨選択する勇気も時には必要、そして今取り組む以外のことは忘れることで焦りを感じずらくなる

またこの場合は心理的な要因であるため、意識して深く深呼吸するだけでもある程度改善されることが多いとのこと

・年を取るほど時間は必ず短く感じやすいものと頭の片隅に置いておく

・運動をする、特に筋トレは基礎代謝を上げるので非常に有効とされる

時間飢餓は誰しも起こる恐ろしいものです。この記事が時間飢餓に陥っている方の少しでも参考になれば幸いです

最後までお読みいただきありがとうございました!

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