ミーティング、機能してますか?
スティーブン・ ロゲルバーグ教授によると、米国では1日に5500万回の会議が開催され、71%のシニアマネジメントはミーティングが非生産的と感じているという。
その理由は、
・開催者がミーティング(をファシリテーションする)スキルを学んでいない
・参加者に評価を集めていないため、フィードバックがない
であり、リーダーのうちミーティングに関する研修を受けている人は20%にとどまるという。
有意義なミーティングには、目的の設定が必要だ。
情報共有
新しいアイディアを作る
意見交換
合意
親交を深める
などがある。
複合的な目的を設定されるミーティングも多い。
では、
有意義なミーティングとはどのようなものだろうか?
自分に関係があるテーマ
活発に参加できる
次のアクションが決まる
会議後、事態になんらかの進歩が見られる
上記であれば、どのような参加者でも無駄とは感じないだろう。
よって、下記のようなミーティングを提案したい。
・問いを出す
・全員が発言する
・1人1人が同じ分量、参加する
・責任(役割)の立場として考える
・想いを出す場をつくる
効果的なミーティングを実施するためのアイディアとして、ロゲルバーグ氏は、アジェンダを質問にすることを推奨している。
例として、ブランド担当者が開催するミーティングのアジェンダを質問形式にすると次のようになる。
アジェンダを質問に変えただけだが、どうだろうか?
参加意欲が増すのではないかろうか?
ミーティングの開催者、ブランド担当者は、2020年のブランドプランを、関係者を集め、現状の課題を情報共有しながら合意をとりたいと思っている。
アジェンダにそって一方的に話し、最後にQ&Aをもうけるのが当初の想定していたやり方。
しかし、最初に、「あなたのこのミーティングへの参加する目的はなんですか?」を関係者に聞くことで、議論の焦点が作る。
さらに、アジェンダ毎に、
「資料に書いていないことで、あなたの担当業務からの意見が欲しい」
と投げ掛け、参加者に"何か意味のあることをする"に参加してもらう。
ミーティングの場を、参加する場に変換することで、最後の"どんでん返し"のような事態も避けることができ、権限からではない、フラットな合意形成が可能になる。
開催者はファシリテーション・スキルが必要になるが、
それは、空間に旗を立てていくのに似ている。
アジェンダに?クエスションマークをつけ、ポストイットを用意し、
参加者にどんな旗をくぐって欲しいか想いをめぐらながら、
次の会議の開催通知を送ってみてほしい。
Photo by Daria Shevtsova on Unsplash
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