地形図で拾える沢山の特徴_見える登山への第一歩③
前回記事では、似たような地形があって紛らわしい場合は、消去法によって絞り込むという方法を書きました。
今回は、それに少し補強するような内容で書きたいと思います。
前回の図を再び引用しますね☆
前回、オレンジ部分に到着したという確証を得るための方法として、紛らわしい一つ目の支尾根をまず確認し、次に同じような支尾根が出てきたらそこがオレンジのポイント、という消去法的なやりかたを書きました。
今回は、ちょっと違った確認方法を書きます。
同じ場所の地図ですが、違ったマーキングをして以下に掲載します。
同じ向きの支尾根が2本、そして現在地確認をするオレンジのポイント...と、ここまでは同じです。
今回は、新たに追加した青丸部分に注目してみてください。
拡大バージョンを引っ張りました。オレンジポイントに到達したという証拠を、青丸部分からどうやって見分けられるのか???
これは、実際にその場に立ったところを想像すると分かりやすいかと思います。
ざっくりしすぎな絵でスミマセン(汗)
絵で描きました通り、手前と奥では、左手に見える谷の形状(地図の青丸部分)が違います。
手前のポイントにいるときは、左手に見える谷は、進行方向に向かって谷が狭まってきているように見えますが、奥のポイント(オレンジ)では、谷のへりが段々遠ざかる様子が見えます。
このように、条件に特徴を追加することで、更に絞り込みをかけるというやり方です。
このやり方も、もしかしたら練習する中で自然と気づく方もいらっしゃるかもしれません。
むしろ、現在地判定をする際の特徴拾いが一個だけではおぼつかない、と感じる場合、習慣的に複数ピックアップするようになるかもしれません。
私は面倒くさがって一つだけでやろうとし、判定ミスを起こすことがあります(笑)
これは特に制限があるわけではないので、三つ四つと面白がって見出すのも全然アリだと思いますw
こうやって特徴を見つけた分だけ、その地形の個性が面白く感じられてくると思うので、是非是非楽しんでやってもらえたらと思います。
(^O^)
※ 次の記事からは、主に谷筋での地形の見方について書いてみたいと思います。
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