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【フォレスト出版チャンネル #44】ゲスト|今の時代に合うシンクロニシティの起こし方

このnoteは2021年1月14日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める今井佐和です。今回は「今の時代に合うシンクロニシティの起こし方」をテーマにお送りするのですが、今回なんと素敵なゲストをお呼びしました。『シンクロちゃん』の著者・佐藤由美子先生ことさとゆみ先生です。よろしくお願いいたします。

そもそも「シンクロニシティ」とは?

佐藤:よろしくお願いします。

今井:また今回、フォレスト出版編集部の寺崎さんにもお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

寺崎:よろしくお願いします。

今井:さて、「シンクロニシティの起こし方」がテーマなんですけれども、シンクロニシティってスピリチュアルな感じがするんですけど、そもそもシンクロニシティってどんなものなんですか?

佐藤:はい。よく「引き寄せの法則とどう違うんですか?」って言われて、似たようなところがすごくいっぱいあるんですけども、偶然の一致って言われていて、『シンクロちゃん』の本にも書いたんですけども、誰かのことを考えたとき、その人からメッセージが来たりとか、あの情報が欲しいなあと思っていたら、たまたま開いた雑誌の中にその情報があって必要なものだったりとか、そういうことが頻繁に起きることを大まかにシンクロニシティと私は言っているんですよね。

今井:じゃあ、シンクロニシティをモノにしたら、日常生活がすごい楽しくなるのはもちろん、ビジネスにも役立っていくっていう感じなんですかね。

佐藤:そうですね。私はビジネスに役立てて、ここまで来たっていう感じで。

今井:そうなんですか!?

佐藤:そうなんです!

今井:具体的にどんな事例があったりするんですか?

佐藤:私の事例もありますし、身の回りの方もいるんですけど、じゃあ私の話をチラッとしましょうか?

今井:ありがとうございます。

佐藤:一見ピンチな時をどうやってプラスに変えたかっていう話なんですけども、シンクロニシティっていいことばっかり起きるって考える方も多いと思うんですけど、逆のパターンもあって一見悪いことがあった時にそれを転換していくのもひとつのシンクロニシティかなと思うんですよね。

今井:転換していく?

佐藤:はい。自分がこうなりたいと思っているものと波長が合っていくことがシンクロニシティだと思うんですね。だから、一見ネガティブなことが起きた時も、どこにもっていきたいのかっていうのは自分の意識で決めることが出来るわけですよね。この意識に合わせるとネガティブなことも好転させることが出来るわけなんですよね。

私はブログを13年前に始めた時に、ものすごくちっちゃい範囲でやっていたんですよ。本当にもう地道にやっていて、狭いながらもファンはいたんですけど、本当に狭い範囲でやっていて。で、あることがきっかけで、ある程度有名になったんですよね。それは、1人でコツコツと電子書籍を書いていて、これを販売しますという流れになったんですよ。ブログを始めて半年ぐらいの時ですね。

それをある2ちゃんねるの大御所がやっかんだわけですよね。男性の方なんですけども、自分がやりたかったことを多分私がやっちゃったんだと思います。で、その方は2ちゃんねるのめちゃくちゃ有名人だったんですよ、当時。色々な方に相談してもらえて、カリスマ的な人気だったんですけども、私がポンって急に出てきて。

(弁護士目指して法学部出て)法律やっていたので、結構分かりやすくロジックに書くのは得意だったので、時々その人と私の見解が違う時に「どっちが正しいでしょうか?」みたいなことで、カリスマみたいな人に、お伺いを立てる人が結構いっぱいいて、向こうは勝手に私を意識していたらしいんですよね。で、私はたまに見に行って「面白いですね」って好意的なコメントを残したぐらいで。その、やっかみを私は気づいてなかったんですよね。

で、私が「電子書籍を出版します」って言った時に、むちゃくちゃその方が怒っているというのが人づてに伝わってきて、色々な邪魔が入ったんですね。1つは、ある濡れ衣を着せられたんですよ。何かの犯人させられてしまって、「アドレスをたどると、犯人は私(さとゆみ先生)だっていうことは9割決まっているけど、ちゃんと調査して、明日の24時に犯人を発表します。」って言われちゃったんですよね。

それを読者さんから教えてもらって、見に行ったら本当に大騒ぎになっていて・・・。やっていないので、別にいいんだけどなと思いつつ、みんながものすごく大騒ぎしているんですよね。それで、私「やってませんよ!」って言ったんですよ、メールで。そしたら「そんなこと知っていますよ。」と言われて、「え!!」って言ったら、「ネット社会はスケープゴートが必要だ」とか訳が分からないことを言われて。要は「悪者を仕立ててみんなの意識を向けることで、まとまることもある」とか言っていて。「明日の24時には佐藤さんが犯人じゃない。」って言いますからって。

さっぱり私は意味がわからなくて、そんなことやったら評判が落ちるだけじゃないかなと思ったんですけど。その時、私はハーモニーと言う名前でやっていたんですけども、「ハーモニーさんも発表した後にすぐコメント入れてください」って言われて。私が「誤解を招く言動をしたので、お騒がせしてしまって申し訳ませんでした」と謝れば、「ハーモニさんも器が大きくて、株が上がりますよ」って言われたんですよね。

で、全く意味が分からなかったので、「そんなことしません!」って、それで終わったんですよ。次の日に見に行ったら本当に書いてあったんですよ。「今回のこのある掲示板を荒らした犯人はハーモニーさんと言っていましたけど、全く違いました。」って書いてあったんですね。私、その人すごく評判落ちるんだろうなって思っていたんですよ。その後ようやく意味がわかったのは、その人の熱烈ファンみたいな方が数人書き込んでいるわけですよね。なんて書き込んでいるかと言うと、「〇〇さんて、すごく器が大きいですね。ハーモニーさんが犯人なのに庇うなんて。」みたいな書き込みで。

「そういうシナリオだったのか・・・。はめられた」みたいな感じで思ったんですよね(笑)。そうは言っても、昨日メールでやり取りした証拠があるわけですよ。「こういうやり取りしてください」とか。そんなメールもあるわけですから。それを公表してしまえば事は済むんだろうなと思ったんですけど・・・。それこそ “10秒スイッチ”というのを『シンクロちゃん』で公開しているんですけども、“10秒スイッチ”をずっとやっていると、めちゃめちゃ客観視出来るようになるんですね、自分を。

なので、私はここで「いや。でも、あなたは昨日こんな事メールで言いましたよね」ってやった時に、端から見たら、どう見えるのかっていうことがめちゃくちゃ見えたんですよね。昔は、なんだったら法律家やっていたかもだし、「いや。こんなことないじゃない!」とか「証拠ありますよ!」って言っていたような気がするんですけども。どう見られるかなと思ったときに、どっちもどっちだなって思われたらすごく損だなと思ったんですよね。

研究のすえ編み出した「10秒スイッチ」

今井:では、せっかくなので、これを聞いている方で、“10秒スイッチ”がなにか分からない方も結構いらっしゃるかと思うので、少し教えていただいてもいいですか?

佐藤:はい。“10秒スイッチ”と言うのはたくさんのパターンがあるんですね。『シンクロちゃん』でも10パターンに分けてやっているんですけど、大雑把に言うと2種類あって、1つは”今の自分が出来ていることをちゃんと認める”っていうことで、それこそ「朝起きられた」こととか、「会社に行けている」こととか、「電車に間に合うように走った」こととか。そういうことを一個一個認めていきましょうっていうのが1つ。

で、もう1つも重要で、”過去の自分に未来がどうなったのかを教えてあげる”っていう方法があるんですね。例えば、朝もう間に合わないと思って、急いでいる時の自分に向かって、結果的に間に合った時に、「焦っているけど大丈夫だよ。そのまま走れば間に合うから大丈夫だよ」っていうふうにして、過去の自分を客観視して未来から”大丈夫だよ”ってメッセージを送るようなものの2種類があるんですよね。

今井:面白いですね!

佐藤:ありがとうございます(笑)。私の場合は、元々弁護士を目指して、ロースクールで3年間やっていたということがあって、その間ずっと向いてないと悩んでいたんですよね。悩んでいて、本当にどうしていいかわかんなかったんですよね。その後、ブログを始めて、ブログは自分に合っていたんですよね。なので、その苦しい時代の自分に向かって「苦しんでいたけれども、結局自分に合う道は見つかったよ。今やっているから安心してね。」みたいに、辛いと思っている自分を客観視して、今の自分から“大丈夫だよ”って伝えることを何回も何回もやっていたんですよね。

寺崎:それを10秒でやるってことですよね?

佐藤:そうです。そうです。実際は10秒って計ってなくて、20秒ぐらいかかっていた事もあったと思うんですけども、原理的には過去の自分にメッセージを伝えるということですね。

寺崎:それをすることによって、どういうことが起こるんですか?

佐藤:人間って未来のことを考えると不安なことが多いじゃないですか。特に今コロナ禍の時とかね、どうなるのかなって思う時が多いと思うんですけども、今の自分が過去の自分に向かって、「いや、結局大丈夫だよ。」っていう時って、実は今の自分も客観的になっていて、今の自分も「結局大丈夫だよね。」っていうことで、言葉によって安心出来るんですよね。だから過去の事も客観視出来るんだけど、実は今の自分も客観視出来るんですよね。すると冷静な判断が出来るようになりますね。

今井:冷静な判断が出来るようになると、シンクロが起こりやすくなる?

佐藤:結局焦っている時って、焦った前提の判断をしちゃうじゃないですか。だけど自分が冷静になった時は自分がどうなりたいのかっていうことを基に判断が出来るので、その判断が結果的に最適になっていって、シンクロニシティが起きるんですよね。

私の事例に当てはめたら分かると思うんですけれども、感情的になった時には、多分「昨日こんなメール出しましたよね!?」ってやっちゃったと思うんですよね。昔ならやっていたと思うんですけど、「いや、待ってよ」と思った時に、炎上しているのでたくさんの人が見ているわけですよね。そう思った時にそれをやるってすごく損だなと思ったんですよね。ブログを始めて半年間、ずっとそのブログを始めるって決めた自分に向かって「ここまで進んだよ」とか、「ここまで書けたよ」とか、「あなたのそのブログを始めると決めたことはこんな風に芽を出してちゃんと未来を創っているから大丈夫だよ。」ってやっていたわけですよね。その半年間の自分も裏切ることになるなと思ったんですよ。それが多分1番ですね。

ずっと積み重ねていって、そして過去の自分にもブログを書くってことを決めて、「法律じゃない道をちゃんと歩んでいるから大丈夫だよ。」って伝えることをずっとやっていたので、すべての自分を裏切ることになると思ったんですね。なので、ここで喧嘩したらダメだなと思って、「ちょっと待って。どうしよう」と思った時にいわゆる直感がきて、アクセスをみたらいいって いう感じがしたんですね。で、見てみたら、ものすごいアクセスがあって。要は2ちゃんねるの有名人が炎上を起こしているので、めちゃくちゃアクセスが集まっていて、いつもの多分100倍近く来ていたんですよね。で、ちょうど一週間後に電子書籍を発売する日だったので、これをうまく活用したらは無料で宣伝してもらえているようなもんだなと思ったので、私のファンはちっぽけなものだけど、このワ―って来てる人をファンに変えたらお金になるなと思ったんです。

今井:すごーい!!すごい直感ですね!!

佐藤:ただすごくすごく俯瞰的に見えるんですよ。“10秒スイッチ”をやる前の私は絶対そんなこと考えつかないタイプだったんです。どうでもいいことにクヨクヨしていたりしていたんですけど、ものすごく冷静的にそのリソースを見つけられたんですね。

一週間後には販売する物を持っていて、アンチもいるかもしれないけど、人が集まっている状態だったら、全員じゃなくてもアンチをファンに変えればいいじゃないって思ったんですよね。それって結局、ブログを続けてきた自分を裏切りたくなかったし、“10秒スイッチ“を続けてきた自分を裏切りたくなかったってことがやっぱり大きなモチベーションになっていて。「ブログを続けて良かったよ。」って私ずっと半年間やっていたんですよ。なので、ブログを続けてよかったっていうところにシンクロニシティを合わせにいくというか。私はブログを半年間やっていたので、潜在意識に興味がある方のニーズはわかっていたんですね。なので、「私犯人じゃないです。そのことはもう一切触れません。」って言って、そのことは一切触れないようにして、1週間の間にみんなが必要な情報をずっと発信しつけたんですよね。そして1週間後に売り出した時にバーッて売れて・・・。それまで私、ろくにお金を稼いだことがなかったので、初めて100万円を超えた収入が自分の元に入ってきたんですよね。

今井:ええ!それで100万円も!!

佐藤:そうなんですよ。

だから全員をファンにすることはもちろん無理なんですけど、グレーゾーンの「どっちが正しいことを言っているんだろう?」っていう人を味方にすることは出来るので、そこはもう割り切って全員に好かれる必要はないので、グレーゾーンを全部ファンに変えたいと思って、ずっと発信し続けたら売れた。

それがファンになって、結果的に個人セッションをはじめますって言った時も、そんなに経験がないのに、みんな申し込んでくださって、それがきっかけで本を書く流れになったりしていたので、一見ネガティブがことを全部転換したらいいシンクロニシティに変えることが出来るなと思ったんですね。

これまで集客のための宣伝をしたことがない!

寺崎:佐藤さん、これまで色々カウンセリングとか指導とかされていますけど、聞いた話によると一回も広告とか宣伝をしたことがないと。それなのに人が集まってくるっていう風に。

佐藤:そうそう!ないんですよ!

広告にお金かけたこともないし、集客って側に私あまりいないので、自分が楽しいことを発信して。この間もちょっとFacebookに書いたんですけど、“劇場”って私は見立てているんですよね。今の2ちゃんねるの事件もまさに劇場じゃないですか。みんなが見ているっていう時に、どうやって振舞ったら1番人の心をつかむのかっていうことをものすごく考えていて。そういうことはあんまり出来るタイプじゃなかったんですけど、“10秒スイッチ”をやってからものすごく自分を客観視出来るようになっていって、どう動いたら1番ベストな結果になるのかっていう建設的な判断が出来るようになったんですね。

寺崎:その辺りは、普通のビジネスマンの方も応用できるやり方ということですよね?

佐藤:そうです、そうです。本当にそうですね。

だからビジネスでミスすることとか、ああすれば良かったことっていっぱいあると思うんですけども、その時も感情的に「あー!しまった!」とかって後悔し続けるんじゃなくて、「そうかそうか、失敗したよね。」って一旦受け止めて、その上で判断ミスをする前の自分に向かって、「今こう判断するとこうなるから、こういう風にしたほうがいいかもしれないよ。」って言って、第3の選択肢というか、自分がその時に考えてなかった方法を教えてあげるっていうことをずっと訓練していくと、これから先、未来で何か「あれ。どうしよう・・・。」と思った時に直感とか、本当はこういう方法もあるんじゃないかなって冷静になれるんですよね。その連続でビジネスがうまくいくんじゃないかなと思います。

今井:では、ここまで“10秒スイッチ”やシンクロニシティについて色々さとゆみ先生に教えて頂いたんですけれども、この“10秒スイッチ”を一言で言うと、どんなものなんですか?

佐藤:はい。今の自分にメッセージを送ったり、過去の自分にメッセージを送ることで、結果的にものすごく自分を客観視出来て、タイミングよく色んな選択肢を選ぶことができるってことに尽きるんじゃないかなと思います。で、このタイミングをつかむって結局人生のあらゆるところで活かすことが出来る。ビジネスもそうだと思うんですよね。で、私自身ちょっと奇跡的な電撃結婚をしましたし、今話した炎上事件の時もこのタイミングで、この選択を選ぼうっていう適切なことをすることで、ビジネスを発展してきた。で今、私は東京から札幌に引っ越しているんですけど、そのタイミングもすごく絶妙で、そのおかげで旦那様がものすごく仕事の運が良くなったってこともあって、タイミングを逃さないで「今だ!」っていうのを、一般的な常識に縛られないで選び取れる自分になるっていうのがシンクロニシティを起こす1番の秘訣なんじゃないかなと思いますね。

今井:ありがとうございます。では、明日2日目は仕事も結婚もビジネスもタイミングを逃さなくなるコツをさとゆみ先生に語っていただきたいと思います。この番組では編集者や著者が、本作りの裏側や最新のビジネス情報など、リスナーの皆さんにとって役立つ情報をお届けします。ぜひフォローしてくださいね。さとゆみ先生、今日は一日目どうもありがとうございました。

佐藤:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)

 

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