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連載⑬ プログラミング環境を作る

 最後に視点を変えて、これまで説明してきたようなプログラミング言語、ソフトウェア、ツールを活用して、これからどのように勉強していけば良いかということを話します。

まずはプログラミング環境を作る

 プログラミングをするには「プログラミング環境」「開発環境」というものが必要になります。「環境」と言われるとちょっと難しい印象を受けるかと思いますが、この場合の「環境」とは、「環境問題」というようなスケールの大きなものではなく、「生活環境」「学習環境」というような身のまわりのさまざまな要素を、コンピューターの中に当てはめたものと考えるとよいでしょう。
 学習環境なら静かな部屋、明るい照明というものが、開発環境なら広いディスプレイ、高速なCPUに置き換わるイメージです。
 実は、プログラミングを勉強するのに、すなわち開発環境というものを整えるのに、準備しなければならないことはそれほど多くはありません。
たとえば、プログラムはスマートフォンでも動きますし、パソコンでも動きます。つまり、プログラムはいろいろなところで動くわけです。パソコンやスマートフォンにアプリを入れるだけで、プログラミングが学べたりするツールもあります。現在ではパソコンがなくても、スマートフォン1つあればプログラミングができる時代です。
 とはいえ、とりあえずプログラミングはご自分のパソコンでするのがオススメです。やはりパソコンは広いディスプレイや文字を入力しやすいキーボードを備えますし、できることの幅もスマートフォンと比べると段違いです。
 それほど高いパソコンである必要はありませんし、デスクトップパソコンでもノートパソコンでも手持ちのマシンが一つあれば十分です。MacでもWindowsでもかまいませんが、iOSのアプリを作ってみたいということであれば、Macが必要になります。

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