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【WEBサイト】自社実績をアピールしても、結果が出ないときの改善法

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

WEBサイトで、個人や自社の実績をアピールすることで、ユーザーや消費者から信頼を得たい。それが結果的に売上につながれば文句はないでしょう。

ところが、いくら「実績」を押したところで、なかなか結果が出ないケースがあります。その原因は何なのか?

10年間で、10倍売り上げるページを1万ページ以上を制作してきた圧倒的な実績を誇るWEBデザイナー&ディレクターの野口哲平さんは、「その実績が逆にユーザーは不安に感じる場合がある」といいます。

その根幹にあるのは、こちら側とユーザー側の「認識のズレ」。WEBサイトでは特に起こりがちだと訴えます。

今回は、野口さんの著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』で語っている「ユーザーとの認識のズレを改善する方法」について公開します。

ユーザーとの「認識のズレ」代表的な3パターン

デザインのみならず、ビジネスのコミュニケーションにおいて、認識のズレを受け入れることはとても大事ですよね。しかし、受け入れるためには、そもそもズレに気がついていないといけません。気がついていないのに、受け入れることはできませんから。「だから、ズレに敏感に気がつくようにしましょう!」という話ではありません。そう簡単に気がつくのであれば、誰も苦労しませんので。

ここでは、こちら側とユーザー側の間でよく起こりがちな認識のズレを紹介しながら、その対処法を解説していきます。

では、まずは認識のズレのパターンを挙げてみます。

❶こちらは「実績」を押したいのに、ユーザーはその実績が不安に感じる。
❷こちらは「安さ」を押したいのに、ユーザーはその安さが不安に感じる。
❸こちらは「対応スピード」を押したいのに、ユーザーはその対応スピードが不安に感じる。

以上、代表的なものを3つ挙げました。

おわかりだと思いますが、この例のカギカッコのキーワードを変えれば、いくつでも認識のズレは出てくるはずです。

今挙げた3つの例を基に、ご自身のサイトもどのような認識のズレがあるかを考えてみてください。

ユーザーの不安を払しょくする実績の押し方

ここでは、「❶こちらは『実績』を押したいのに、ユーザーはその実績が不安に感じる」という認識のズレへの対処法を取り上げて解説します。

「❶こちらは『実績』を押したいのに、ユーザーはその実績が不安に感じる」をもう少し掘り下げると、例えば次のようになります。

「うちの会社は『対応実績3, 000件』もある! これが訴求ポイントだ」

この実績数はすばらしいことであり、訴求していけないわけではありません。そこは勘違いしないようにしてください。むしろ、訴求したほうがいいのです。

では、「対応実績3, 000件」で、なぜユーザーに不安を感じさせているのかという点を掘り下げてみます。

「3,000件」という数字を見たときに、ユーザーは、

「3,000件もあるんだ! すごいな! だけど、そんな実績があるところが、うちみたいな小さな仕事、受けてくれるかな? 心配だな……」

このように受け取り、感じる可能性があります。

このように押したい内容が正当な情報であったとしても、ユーザーは不安を感じてしまうのです。

では、どうすればいいのか? そんなに不安になるぐらいなら、「3,000件」と書かないほうがいいのか?

それは違います。

答えは、「見せるタイミング」を変えればいいのです。

「対応実績3, 000件」という文言は、得てしてメインビジュアルなどに入れがちです。そうなると、サイトを見た瞬間から、ユーザーに不安を感じさせてしまいます。だから、見せるタイミングを変えるのです。

例えば、メインビジュアルではなく、実績のページの中に入れるなど、相手がその実績を見たときに、「すごいな! 頼んでみようかな」と思えるタイミングで見せるように変えるだけです。

たったそれだけで、同じ情報なのに、ユーザーの受ける印象は大きく変わります。実績を大々的に謳っていても、結果が出ない……。そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ見せるタイミングを変えてみてください。

今回ご紹介した野口さんの著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』は、野口さんがWebデザイナー&ディレクターとして長年の経験と知恵から見いだした、ユーザー心理から逆算した法則「顧客心理逆算式デザインの法則」を完全公開しています。

【顧客心理逆算式デザインの法則】(一部)
◎今までのペルソナに命を吹き込む――ペルソナ設計新メソッド「ピョン吉」の法則
◎心理トリック口コミの効果を最大限にする――「印象コントロール」の法則
◎「よくある質問」の有効活用――「安心感増大」の法則
◎見る人によって、欲しい情報とタイミングが違う――「味噌汁はアツアツ」の法則
◎「迷ったらここに来てね」という場所をつくる――「迷子相談所」の法則
◎良い記事でなくてもサイトを回遊させられるコンテンツ配置――「避難所」の法則
◎お問い合わせをアップする簡単な方法――「競走馬」の法則
◎顧客に努力させる――「宝探し、ディテクティブデザイヤー」の法則
◎過度な親切心は逆効果を生む――「ツンデレ」の法則
……and more!

同書は、現役のWEBデザイナーはもちろん、

【会社でWEBサイトにかかわっている方】
【自分のビジネスでWEBサイトを立ち上げている方】
【WEBマーケティング担当者】

など、デザイナーではない方にも、デザイン発注をする側として知っておきたい、「売れる」WEBデザインの法則としてお役立ていただくべく、デザインの専門知識ゼロでもわかりやすく解説しています。興味のある方はチェックしてみてください。

▼著者・野口さんの音声解説が聴けます。

▼関連記事もどうぞ(5本あります)


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