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【連載】#3 カラフルな波と光波ナミ|科学戦士「ミギネジ」の悪キャラの倒し方―Season2

本連載は、「科学のお姉さん」として活躍中の五十嵐美樹さんによる、主人公・ミギネジが、科学戦士として科学の原理を使って悪キャラを撃退していく、科学系エンタメストーリー作品です。Season1(全14話)は、科学と女性をつなぐ情報提供サイト「Rikejo」でお読みいただけます。

▼科学戦士「ミギネジ」の悪キャラの倒し方【Season1】(全14話)はこちら。
https://www.rikejo.jp/category/%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%B5%90%E7%BE%8E%E6%A8%B9?page=2

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※本連載は、毎週日曜日更新となります。

極寒のミギネジの部屋

私は、ミギネジ。
誰に言われるでもなく科学戦士をやっている。

「戦士★エージェント」と契約してから初の現場を終え、助手の博夫とミギネジの部屋で予備実験に励んでいた。

「ミギネジさん、さ、寒いです……!」

“科学戦士”ミギネジの部屋は、足の踏み場もないほど実験道具で埋め尽くされている。中には「直射日光や火気を避けて40℃以下で保管してください」と注意書きのある水素缶もあるため、一日中カーテンを閉め切ったままで、暖房もつけられないのだ。

「寒いって何よ! 水素に合わせなさいよ!」

これが俗に言う……(!?)水素ハラスメント、「スイハラ」である。

博夫は、ミギネジが自分の部屋なのにダウンジャケットを着て生活している理由を悟り、おとなしくジャケットを着て暖まっていた。

イラスト1

とんでもない敵と、博夫とナミの2人で戦う!?

夜も更け、博夫が寒さの限界に達していたとき、急に博夫の電話が鳴った。

「はい、今からすぐに行きます!」

所属している「戦士★エージェント」から呼び出しがあったようである。博夫は、やっと暖かい場所に行けることがとにかくうれしく、内容をよく聞かずにOKして行ってしまった。

しかし、博夫は「戦士★エージェント」に到着して、思わず叫んだ。

「聞いていない! そんなの聞いていないですよ!」

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