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夜空と交差する森の映画祭2020 振り返り 後半

お久しぶりです。8月になり、一気に暑くなってきましたね。
森の映画祭代表補佐のちばひなこです。

7月に閉幕した森の映画祭。
閉幕直後には代表のサトウも

わたし(ちば)も

みたいに呟いておりましたが、

本当に、出逢いも発見もある、
今思うと本当にやっていたんだよな、みたいな幻のような感じさえもがあるような不思議な1カ月だったな、と振り返って思ったりしています。

8月になり2週間。そろそろ、森の映画祭の後半のふりかえりをしようと思いますので、あったなあ、こんな夏。みたいに思い出していただけたらとても嬉しいです。

ちなみに、振り返りの前半は下記からたのしめますので、前半もぜひ。

では、さっそく16日から!

7月16日

夜のコンテンツでは『ミサンガづくりのワークショップ』。
2本のミサンガを編んでいくワークショップ。まずは、少し太めの糸で基礎的な編み方を練習をしてから本番へ。まず一本目はねじり編みで12センチほど編んだところで、まとめていく。もう一本は、4の字編みで斜めに編んでいく。これは1本目と比べてとても時間がかかるのでみんなへの宿題になりました。
スタッフも『編んでいる間はお客さまも集中していて、とても静かで穏やかな時間が流れていました!逆に集中しすぎて、いつまでも続けられるような雰囲気でした!笑
封筒には、今日習ったことがおさらい出来るような説明書が入っていたので、お家でいつでもまた出来るのがいいですね◎』と言っていました。

日替わりnoteでは『アプリコットパイの作り方』。
Twitterで実際においしそうに作っていらっしゃる方がいて、スタッフ一同歓喜しました。ありがとうございます。

7月17日

夜のコンテンツは『ミニシアターの映画は独立系配給会社の作品がたくさん』。9つの配給会社の方々が、各自配給を手掛けた映画やおすすめの映画を「音楽」「恋愛」「青春」の3つのテーマに分けて紹介してくださいました。劇場公開されていない作品などもご紹介いただき、普段触れることの少ない映画を知ることが出来たほか、配給作品を選ぶ時の決め手や買取のテクニック、配給会社の醍醐味など、配給会社の方々だからこそ語れる貴重な時間になりましたね。担当スタッフも「登壇者の皆さまのご説明が非常に熱く濃くて見応えのある内容でした。また、オープンチャットやtwitterでは配給会社の仕事内容に関する質問があり、普段はなかなか聞けないことを知ることができた様子が見受けられました。2時間があっという間に過ぎ、映画好きにはたまらないトークセッションだったと思います!」と言っておりましたが、本当に濃い時間になりましたね。

日替わりnoteは『足つぼでリラックス』。おぼろげな実のなる星のとある長編映画で、鼻血が出た主人公の足つぼを押してあげるシーンを思いながら、足つぼを押せてリラックスできる記事でした。

7月18日

お昼のコンテンツは『古書店の脇に「哲学みくじやさん」がオープン』。
1回5分程度で、各回1〜5人のお客さまに、簡単な3択の質問を3つし、それぞれの答えに合わせ7種類のおみくじの中から導かれた1枚をお送りしておりました。「母娘で参加されてるお客さんもいて微笑ましかった。」とスタッフも言っておりました。オンラインだからこそなのだと思うのですが、家族で参加してくださっている方が多かったのも、森の映画祭2020のうれしいことのひとつですね。

夜のコンテンツは『とある長編映画の公式同時鑑賞会②』そのあとは、『カツセマサヒコさんとたのしむアフタートークラジオ』。
切ない、またね、な作品をカツセマサヒコさんと一緒にこのシーンがあのシーンが、と色々お話しました。

日替わりnoteは『おぼろげの実のなる星のおまじない』。白い紙に白いペンで書いたり、植物にお水をあげるとき、毎回その日にあった良いことを報告したり、真夜中に月明かりの中お願いごとをしたり。とっておきのおまじないをお伝えしました。

7月19日

夜のコンテンツは『ショートフィルムナイト「一般映画部門②」』。上映作品は「十月の物語」、「なめとこ山」、「Sister」、「そんな別れ。」、「光」。ショートフィルムにもなれてきて、みんなでおしゃべりをしたり、監督さんや出演者のみなさまの裏話をLINEオープンチャットでたのしみながら、映画を楽しみました。

日替わりnoteは『イタリア風ブランチをたのしもう』。とある長編映画の舞台のイタリアにちなんで、ブランチのたのしみかたをお伝えしました。

7月20日

夜のコンテンツは『森の常連客のみなさまとお酒を飲もう』。過去の森の映画祭の話をあれこれ話た夜でした。2018年はこんな感じで、2019年はこんなな感じで、などなどたのしくみんなでおしゃべりできた夜でした。

日替わりnoteは『お部屋を陽だまりの踊りつづける星にしよう』。3つ目の惑星「陽だまりの踊りつづける星」に到着した“ぼく”に思いを馳せて、部屋に飾れるガーランドなどのつくりかたを紹介いたしました。

7月21日

夜のコンテンツは、おやすみ。代わりに、23日夜と24日夜に追加コンテンツをご用意、お知らせしたりしました。24日はラジオ形式にするためにいろいろなお便りを募集したのですが、想像以上にたくさん、いろいろな方からのお便りが集まりました。

日替わりnoteは『おっきいハンバーガーにみんなでかぶりつこう』。陽だまりの踊りつづける星の“とある長編映画”でも印象的なハンバーガーをおおきな口を開けて食べちゃおうという内容でした。

7月22日

夜のコンテンツは『銭湯だから話せちゃう?不思議な魅力を持つ銭湯トークショー』。銭湯女子の安住さん、あや郎さん、ちーさんのお三方に銭湯の魅力をたっぷり語っていただきました。それぞれの銭湯デビューからハマり極めていくまでの経緯や体験エピソードから、未体験の人に向けたデビューするための手引きを中心とした内容でトークが繰り広げられました。“とある長編映画”のなかでも銭湯で打ち明け話をしているシーンがあったこともあり、実現した本企画。さっそく週末に銭湯に行こうかな、なんていうコメントが嬉しいイベントでした。
担当スタッフも「気になってたけど銭湯未体験だとか銭湯初心者の人から、「より興味が湧きました」という感想がいくつかあり、沼へ片足を突っ込む内容になっていましたね」と言っており、銭湯”沼”への入り口にもなったかもしれませんね。

日替わりnoteは『写ルンですオリジナルカバーをつくろう』。これも“とある長編映画”内で主人公がカメラマンになるところから派生したnoteでした。写ルンですは撮って楽しい、持って良しのカメラなので、オリジナルカバーをつくるのもたのしいですよね。

7月23日

お昼のコンテンツは『しりとり散歩で写真を撮って』!個人的にはひそかに一番たのしみにしていたコンテンツだったかもしれません。各回、5分ほど「しりとり散歩とは何ぞや」を説明した後、25分の間にみなさまにお散歩に行ってもらい、その後オープンチャットを使って撮ってきた写真を20分ほどで見せ合うという内容で、時間をずらしながら4回行いました。
しりとり散歩とは、散歩の最中、目に入ったものでしりとりをしていく、という遊び(みんなで考えました笑)です。そして、今回は、散歩先で見つけた“しりとりの場面”の写真を撮っていただき、見せ合いまでしました。担当スタッフも「住んでいる地域によって違った景色、天気で面白かったです。他の方の写真を見てお出かけ気分を味わえた、一人ひとりの個性が出てて面白かったなど感想いただきました。終わった後もオープンチャットが盛り上がってくれているところもあります!」と言っておりましたが、何気ない普段のお散歩をしりとりしたり写真を撮ったりして、見せ合うことでとっておきのお散歩に出来たのではないかと思っております。

そして、夜には『 ”きみ”の青春にタイムスリップ 大学生が選ぶおすすめ映画』。現役大学生たちによる企画です。
実は、森の映画祭は産学連携で青山学院大学総合文化政策学部内に授業を持っており、そこで「ラボ」という形で学生にも参加していただいているのです。(わたしもここのラボの卒業生で、森の映画祭との出会いは授業でした。)そんなラボの生たち全員のおすすめの映画として「何者」「コララインとボタンの魔女」「僕と駐在さんの700日戦争」の合計3本をご紹介しました。「何者」は大学生特有の感想や予告編の分析を、「コラライン」は感想とストップモーションの裏側、特徴などを、「僕と駐在さんの700日戦争」では映画の話だけではなく、学生生活の話などもしながら、トークショーを行いました。「ずっと話を聞いていたい」などとても嬉しい声もLINEオープンチャットで見受けられ、みんなでたのしみました。

日替わりnoteは『思い出すと笑顔になってしまう素敵な人』。自分の周りにいる笑顔になってしまうあの人を思い出すコツをお伝えしました。

7月24日

夜のコンテンツは『気分はサンバ!お料理ワークショップ』!夜ごはんの時間には、今日作ったみなさまのお料理の写真がLINEオープンチャットで見せてもらえて、おいしそうで羨ましくなりました。盛り付けも盛り付けのお皿も素敵だったのも、とても覚えています。

そして、夜中のコンテンツは『朝陽まで、のんびり映画のはなしでも。』代表サトウとわたし、ちば、上映作品係のドイルさんの他、序盤ではシネマズ松竹の柳下さんとゆうせいさんをお迎えし、終盤では常連客のまさおさんや、スタッフでTwitterの中のひとをしているまあやちゃん、23日夜の大学生企画を取り仕切っていたあっちゃんも登場し、みんなでのんべんだらりと映画や森の映画祭について話しました。終了時間は、朝陽が昇ったあとの早朝5時過ぎ。こうやってみなさまと一緒に朝を迎えれるのはやっぱりたのしいし、素敵だなと思ったりしました。

日替わりnoteは『夏を感じる昔の写真を再現』。昔取った写真を探してみて、同じ場所で撮り直す、ノスタルジックな写真です。

7月25日

夜のコンテンツは『とある長編映画の公式同時鑑賞会③』そして、そのあとには現役サンバサークルのみなさまをお迎えした『アフタートークラジオ』。“サンバで来い””サンバのリズムが染みついちゃって”など、サンバにまつわる描写も多かった、陽だまりの踊りつづける星の“とある長編映画”。実際に無意識でエア楽器してしまったり、リズムが染みついちゃうこともあるよなんてうかがいながら、お話しました。

日替わりnoteは『“きみ”と似ているキャラクター診断』。“とある長編映画”に登場するみなさまに自分が一番誰と似ているのかを簡単に診断できる、という内容のもの。(ちなみに、わたしは、祥子ちゃんでした。ちょっと嬉しい。)

7月26日

お昼のコンテンツは『バーチャルな“バーチャル映画談義”』。仮想空間の「森の映画祭のワールド」をCluster上で作ったうえで、SF作品にまつわるトークショーを行いました。代表のサトウと上映作品係のドイルさんの他に、ゲストで藤岡みなみさんと、なかじ / リリカちゃんもお迎えいたしました。みなさまの好きなSF映画として「バタフライエフェクト」や「時をかける少女」、「ブレードランナー」や「スターウォーズ」などなど、いろいろな作品が上がりましたね。
担当スタッフも「バーチャルならではの、平面的ではなく立体的な〈そこに居る〉感がとても強かった。登壇者同士はもちろん、来場者ともZOOM以上に近い距離でコミュニケーションが取れた気がします。あとは、お客さんがステージの上に登ってきてしまったのがとても印象的で和みました。」と言っておりましたが、みなさまにとってもなかなか新しい体験になったのではないでしょうか。

夜のコンテンツは『ショートフィルムナイト「一般映画部門③」』「Vtuber渚」、「一生で一番長い九分」、「光をとめる」、「モノ憂に」、「稲村ガ崎お散歩ツアー」を上映しました。ショートフィルムナイトは残すところラストもう一回。最後のショートフィルムナイトでは、過去の森の映画祭上映作品をご紹介いたします。

日替わりnoteは『素直なきもちを未来のきみへ』。きもちを書き出すことで残せるし考えられるねという内容です。未来への手紙なんて言う仰々しいものでなくても、きもちを残しておくと、見返すたのしみができますよ。

7月27日

今日は夜のコンテンツはおやすみで、日替わりnoteも『旅の疲れを癒そう、ちょっと休憩。』。“なんにもない”が”ある”1日を目指しました。
なにかを特別にするだけが、普段と違う時間の過ごし方ではなく、“する”以前の“いる”という状況について、考えたりしました。

7月28日

夜のコンテンツは『観るだけじゃない映画との関わり方ー製作する、出演する、上映する、広げる』。
どこでも映画館が開けるオープンプラットフォーム「popcorn」のナカムラケンタさんと短編映画監督や映画出演者のみなさまとでのトークショー。監督のみなさまと一緒に映画を製作する側、出演する側、上映する側、広げる側からのお話をそれぞれしていただきました。担当スタッフも「製作費用や演者との出会い方等々、監督だからこそ語れる裏話が聞けて面白かったです。最初は少し緊張気味だった監督さんもだんだんと盛り上がってくださり、1時間があっという間だったというお客様の声もありました。
個人的には、オンラインで映画を上映することの可能性やノーミーツさんの演劇のお話など、今の状況に合った話題も出て興味深く思いました。」と言っており、みなさまにとっても興味深いトークショーになったのではないでしょうか。

日替わりnoteは『ちっちゃな旅に出かけよう』。考現学にも触れながら、近所の散歩だって旅だよ、ということをお伝えしました。いやはや、考現学はいつでも面白いので、興味があれば是非本とかもあるので…是非…

7月29日

終日のコンテンツは『おうちキャンプDAY②』!日替わりnoteでも改めておうちキャンプの魅力をお伝えしました。アウトドアという「外」を「内」でやってみるというのは、おもしろかったですね。

そして、夜のコンテンツは『ショートフィルムナイト「森の映画祭過去作品」』。「公衆電話」、「真夜中モラトリアム」、「Mishimasaiko」、「宮田バスターズ(株)」を上映致しました。
たくさんのショートフィルムナイト。どれがどれだっけ?たくさん観ちゃったからなあ。そんなみなさまはフィルマークスを観て頂くと、みなさまの感想も見れるので、あー!なんて思い出したりして。是非みなさまの感想もフィルマークスに書けば、自分のきもちも記録しておけるのでおすすめですよ。

7月30日

夜のコンテンツは『月終わりのヨガ』。月初めのヨガからだいぶたちましたね。もうすぐ終わりと思いながらするヨガは、リアルイベントで夜明けに行っていた「夜明けのヨガ」に近しいきもちになりましたね。

そして、もうひとつ夜のコンテンツで『スナックよぞら / 短編映画監督のみなさまとお酒を飲もう』。スナックよぞらも今回で最終回。お気に入りの作品の感想や質問を直接監督のみなさまにぶつけられるたのしいスナックになりました。
それにしても、スナックよぞらのおかげもあり、今まで以上にお客さまともゲストのみなさまともスタッフともおしゃべりができた、2020年になりましたね。スナックよぞらはリアルイベント用にスナック看板もすでにあったりします(2019年にはリアルイベントとして登場していたので!)。是非また、オンラインなのかリアルなのかはさておき、スナックよぞらにもあそびにきてくださいませ。

日替わりnoteは『"きみ"にとっての旅映画』。お気に入りの旅映画について語り合いました。

7月31日

ついに最終日。長かった旅も閉幕です。夜のコンテンツは『クロージング またね、~森の映画祭をかたどる輪郭とは~』、日替わりnoteは『またね、』。
お別れをおしみながらも、“ぼく”の旅の帰還をみんなで想い、これからの森の映画祭の話をしたり、2020年を振り返ったりしました。
裏ステージみたいなのやりたいし、そういう仕掛けがだいすきという話をしたので、せっかくだからとCDのボーナストラックのように、たっぷりと今までの惑星や汽車のテーマ曲たちを流したのちに、楽屋トークの配信も少しだけしたりもしました。

それから、サトウさんからドット絵のまとめと、自分の思いの丈を綴った有料noteも公開するので、もしよければ…なんていう話も出ました。こちらのnoteはまだ公開中ですので、よろしければ、今からでも、是非。おかねは、今後の事務所の維持費やイベントの運営に使わせていただきます。

あとがき

森の映画祭は普段はオールナイトで実施してきました。オールナイト、散歩をしたりおしゃべりをしたり、普段はしないことだらけのなかで観る映画と、映画の周りで流れてゆく時間たちの中で、穏やかであたたかい時を過ごしてもらえるよう、自分たちもたのしみながら、企画運営をしてきました。

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“おうち”のなか、「普段」に囲まれている生活の中で「普段とはちがう」をどうやって楽しんでいただけるかを今年はよく考えた年だったなあ、などと思ったりします。

個人的にはみなさまにお手紙を出すなんていうことも出来て、たのしかったです。往復書簡じゃないけれど、お手紙にお返事をもらったら、またお手紙を出すよ、みたいなコミュニケーションがとれてもいいなあ、なんて思ったりも。

それでは、半月経って、なおのことあんなことやこんなことがあったなあなんて懐かしくなっているのではないでしょうか。それでは、今度こそ、本当に、またね、

(森の映画祭 代表補佐 ちばひなこ)



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