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【調査レポート集】離婚後共同親権問題を追って

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離婚後のカップルが、子どもに対する親権を共同で行使するという、離婚後共同親権制度。その導入の是非をめぐる議論が続いています。玉石混合のネットの議論を、正確な事実と信頼性の高い法律…
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2020年7月の記事一覧

【離婚後共同親権】面会交流原則的実施論はなぜ間違っているのか(1)「監護親や子の…

1、「原則実施」ではなく「原理主義」離婚をめぐる様々な争いの中で、最も熾烈な争いの1つが…

【離婚後共同親権】”子の意思”はどのように反映されるべきなのか(2)「子どもの手…

※前記事 前回は、子の意思を確認する方法として主流を占めている、家庭裁判所調査官の調査に…

【離婚後共同親権】”子の意思”はどのように反映されるべきなのか(1)「家庭裁判所…

ご質問をいただきました。 別居・離婚時の面会交流について、子の意思を監護者の意見が反映さ…

【離婚後共同親権】面会交流の”強制”はどこまで許される?<判例調査> ※適宜更新

下記の前回記事で、面会交流は別居親が同居親に面会交流を「強要」する権利ではないことを明ら…

【離婚後共同親権】面会交流に関する裁判例を調べてみたよ<判例調査>(Ver2.0)

離婚に直面したシングルマザーの方が最も頭を悩ませる問題の1つが、別居した夫(元夫)と子供…

【離婚後共同親権】憲法学者は、離婚後共同親権をどのように考えているのか? 木村草…

※関連記事 上記記事では、民法学者が親権をどのように考えているのか、ということを、第一線…

【離婚後共同親権】親権=「親の基本的権利」は本当か?―民法学者たちが考えてきたこと―(20.7.22更新)

この弁護士は、アメリカ合衆国憲法修正14条を引き合いに、民法819条の単独親権制度を違憲と指摘しているものですが、その前提に「親の基本的権利」なるものが憲法上の権利として保障される、という発想をしています。 弁護士が発言するといかにももっともらしいが、果たして正しいでしょうか? 検証してみることにします。 〔注記〕 厳密には、離婚後共同親権推進派の弁護士は、「親の基本的権利」と親権は必ずしもイコールではない、と裁判上主張しています。 今回はそこはいったん置いておき、あくま

【離婚後共同親権】子の”連れ去り”は本当に違法なのか?(2)

※前記事 上記記事の中で、”子の連れ去り”(←あえてこう表現しています)に対する法的手段…

【離婚後共同親権】”子の連れ去り”本当に違法なのか(1)

上記の発言は、離婚後共同親権制度を推進する国会議員による、”子の連れ去り”に関する発言で…