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障害は関係の中で生まれる

障害は関係の中で生まれる。

大学院の先生が使っていた言葉です。
この言葉と妻の園の出来事から、今日はお話をしてみたいと思います。


まず言葉についてですが、「障害は関係の中で生まれる」という言葉を聞いて「そうだよなあ」と思える人がどれだけいるでしょう。たぶんあまりピンとこないと思います。私も初めて聞いた時は「ふーん」という感じでした。
特別支援って困りごとが多かったり重かったりするので、どうしても”理解”よりも”対処”に頭がいっぱいになります。
「そういう話はいいので、うちの園の困っている子の対応を教えて下さい。」
こういうことです。思い当たりますか??

どうしてその子が問題児になっているか。そこには無理解があるかもしれません。無理解は関係を悪くします。関係が悪くなると障害が生まれます。「障害は関係の中で生まれる」からです。”関係の中”という言葉には良好な関係かそうでないか、という意味も含んでいます。

では、無理解を解消するにはどうしましょう。
知る、しかありません。その子の特性や、特性から起こるみんなと同じを求められる辛さを知るんです。大人が視点を変えないといけない。私は12月のアップデート・フォーラムに登壇した時、最後のスライドに「ゆるくいこう。」と書きました。一緒に登壇した臨床発達心理士の先生に好評でした。この”ゆるく”というのが視点の変化です。

ここまで例えがなくて読みにくい文章になってしまいました。
妻に聞いた話を例にします。


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