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「人生に乗り越えられない壁は現れない」って本当?

1.はじめに

こんにちは。久しぶりのnoteです。最近ツイッターで「リフレーミング」という手法についてつぶやいてみているのですが、今日はその内容のひとつについて、ポストイットにイラスト解説を描いてみました。

リフレーミングとは、ものすごくシンプルに言うと「物事の見方を変えてみることで気持ちがガラッと変わったり、アイデアが斬新なものに変化する手法」です(詳しくはこの記事に書いているので、後ほどぜひご覧ください)

今回は、タイトルに書いてある「人生に乗り越えられない壁は現れない」について、リフレーミングの手法を用いて(かつイラストで)発想を広げてみたいと思います。

仕事のとき以外で自分のイラストを人に見せる機会は滅多にないので恥ずかしいですが笑、ひとまずどうぞ!(補足はまた最後に)

2.イラストでリフレーミング

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3.リフレーミングの補足

内容、伝わりましたでしょうか??ちなみに、この話の元になっているのは以下のツイートです。

「人生に乗り越えられない壁は現れない」これは僕が昔からもっとも好きな言葉の1つなのですが、キャリアを積んでいくにつれこの言葉を意識する機会も増え、その中で独自の解釈=リフレーミングを加えるようになりました。それは例えば、以下のようなものです。

1) 確かに人生において、乗り越えらればい壁は現れない。しかし、ただ立っているだけでは、流石にその壁を超えることはできない。このマンガのように、高い壁を見上げて呆然としているだけはなく、視点を変えてみるだけでも実は迂回路や抜け穴があるかもしれない。とにかく、どんなに小さなことでも良いので発想を変えてみる、行動してみる。
2) 目の前に高くそびえる壁。でもその壁の高さを決めているのは運命ではなく自分自身の「思考」そのもの。だからこそ、克服のためにアイデアを練ったり工夫をこらしてみることで、壁の高さを自ら変えることができる。
3)「高ければ高い壁の方が 登ったとき気持ちいい」- 某アーティストの楽曲のあまりにも有名な歌詞ですが、これもまた真実。登山やロッククライミングのように「よーし攻略してやるぞ!」とテンションとモチベーションを上げて、不安を好奇心に切り替えて挑んでみるのもおすすめです。

いかがでしょうか。「越せない壁は〜」の名言も、色々と視点を変えて捉えてみることで、「ただ待っていてもダメなんだぞ」というハッパがけになったり、逆に失意の状態の時には勇気が出てくるような解釈もできたりします。今回はシンプルな例を用いましたが、これがリフレーミングの魔法なんです。

4.イラストの力

ここでいったんイラストの話に戻ると、僕が普段の仕事でクライアント企業の方々、もしくはメンタリングをしている方に対してワークショップやコーチングをするときには、このようにポストイットに沢山の絵を、みなさんに描き出していただきます(このときの「絵」は凝っている必要はなく、もちろん漫画である必要もありません:走り描きできるような、例えば「棒人間」のレベルを想定しています)

これは、画期的なアイデアを考えたり、自身の真相心理と向き合おうとするときに「文字だけでなく絵も使ってどんどん思いついたことを書き込んでいくと、絵の力によって発想が柔軟になったり、チーム内のコミュニケーションが活発になったりする」という効果があるからなんです。

僕は一昨年にサンフランシスコ/シリコンバレーにビジネス留学していたのですが、現地ではこうしたことが日常的に行われていました(そしてみんな、絵の上手い下手に関係なく、思いついたことをポストイットにどんどん描きこんでいくから驚きでした)

5.おわりに

さて、今回のような「簡単でもいいから紙に絵を描いてみる」体験。これは特に今の時期など、今後の自分の仕事や生活の工夫のことを考えたり、楽しいアイデアを模索したり、はたまた家族でコミュニケーションする際などにも、実はとても有効なんです。

かつ、頭の中に浮かんでいることを絵にして描き出してみることで、新たな視点も生まれ、リフレーミングができてしまう、ということも起こります。

もちろん、描くものはポストイットでなくとも、メモ帳やノートの切れ端でも構いません。個人でもご家族でも、ぜひイラストを使って、新しいひらめきやワクワクを探してみてください!

6.付記

今回そもそもイラストを描いてみようと思った発端は、僕の専門分野の一つである「デザイン思考(※)」のワークショップ、はたまたコーチングセッションを行う際の必需品であるポストイットやマジックが、今の時期はなかなか使えず机の上に残っていたため。それなら何か描いてみようかな〜と思って筆を取ってみたことから、このような体裁のnoteが生まれました。

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※デザイン思考は「誰でもクリエイティブになれる」ことを掲げたワークショップメソッドかつマインドセットで、シリコンバレーのデザイン会社IDEOによって世界に広められました。

本来はスタートアップや企業の新規事業のアイデア創出の際に用いられることが多いのですが、人生をよりよくデザインするなど日常生活にも幅広く応用できるよう設計されています(前述のように一昨年、僕が留学したサンフランシスコ/シリコンバレーはこのデザイン思考の発祥の地なんです:そちらについては概要をこの記事に書いています)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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