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McDonald vs Starbucks コーヒー対決

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年末年始の休みも今日まで、明日から仕事という方も多いと思います。

かくいう私もその一人。

年始休み最終日の今日、行きつけのハンバーガーショップが今日から始めると知って、いそいそと出かけたのですが・・・。

人気店だけあって、着いた時には大盛況・大混雑。

『これはゆうに1時間待ち以上だな』と思い、一緒に行った娘と相談して、残念ながらそのままUターンすることになりました(泣)。

悔しいので、去年行った時に撮った写真をあげて、自分を慰めます(笑)。

さて本日は、水出しコーヒーの話ではなく、ちょっと変わったコーヒーネタになります。


10年以上も昔の話ですが・・・

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今から10年以上も前、2007年11月にオリコンが「買いたいコーヒーランキング」を調査しました。

その時No. 1になったのが、マクドナルドのプレミアムローストコーヒーなのです。

その参考記事はこちらなのですが、その時の結果は以下の通りです。

 1位 マクドナルド   7.31点    100円

 2位 ドトール     6.68点   180円

 3位 モスバーガー   6.45点   190円

 4位 スターバックス  6.25点   280円

 5位 ミスタードーナツ 5.42点   262円(おかわり可)

となっています。

で、記事の締めくくりには「価格が大きく影響した」と書かれていました。

それを見て、私は「う〜ん」と首を捻らざるを得なかったのです。


アメリカでもマクドナルドに負けていたスターバックス

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実は、オリコンが行ったランキング調査のもっと前に、アメリカである対決がありました。

それは、マクドナルドとスターバックスのコーヒーを飲み比べようという企画でした。

その企画がニュースになり、結果を教える記事(英文)があったのですが、そのリンク先を先ほど調べたら、404 file not found になってました。

なので、実際にその企画が事実だったことを、今となっては証明できないのですが、以前ブログにその事を書いた時は、その記事が残っていました。

で、その時に行われたのは、マクドナルドとスターバックスのコーヒーを両方買ってきて、飲み比べてもらうというものでした。

もちろん飲み比べをしてもらう人には、どこで買ってきたコーヒーかは知らされていません。

純粋に、その味だけでどちらが美味しいかを判定してもらったというわけです。

で、結果がどうだったかと言うと、マクドナルドの圧勝だったのです。


スターバックスが負けた理由・マクドナルドが勝てた理由

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実はこの対決の結果は、コーヒー好きからすれば、ある意味当然と言えるものでした。

それは、スターバックスが負けた理由も、マクドナルドが勝てた理由も、きちんと説明できるからです。

スターバックスが負けた理由も、マクドナルドが勝てた理由も、どちらもコーヒーの淹れ方に理由があるのです。

スターバックスが負けた理由、それは1杯ずつ淹れるからです。

実は、美味しいコーヒーを1人前淹れるのは、結構難しいのです。

特にハンドドリップで同じ味を出そうと思ったら、かなり練習しなければできないことなのです。

スターバックス専用のマシンを使ったとしても、それは変わりません。

その上、スターバックスは濃い目のシアトル系コーヒーがメイン商品です。

時間が経てば経つほど、酸味が出やすくなって、苦酸っぱい嫌な味になってしまいます。


対して、マクドナルドは1度に大量に作る方式を取り入れています。

実は、多人数分を一度に淹れると、使うコーヒー豆の量が抑えられるのです。

ハンドドリップでいうと、1人前だと13gが一つの目安になりますが、2人前になると22gになり、3人前は30gを切るくらいになります。

そのように徐々に減っていき、10〜15人前くらいになると、1人前で8g程度に抑えられるのです。

それは大量にコーヒーを淹れると、豆の量が多いのでコーヒーのコクが出しやすくなり、薄くても美味しく飲めるコーヒーができやすいからです。

しかも、コーヒーを蒸らす工程で時間がかかるので、ハンドドリップであっても、マシンであっても、それほど差が出なくなります。

それに、コクはあるもののコーヒー豆の使用量は減っているので、コーヒー自体はそれほど濃いものにはなりません。

なので時間経過があっても、味の変化が少なく、酸化による酸味も出にくいのです。


飲み比べをする時、購入してどこのコーヒーか分からないように、カップも移し換えていたのなら、時間はかなり経っていたはずです。

飲み比べの条件としては、スターバックスにとってはかなり不利だったと言えるでしょう。


マクドナルドの100円コーヒーは、ナメてはいけない!

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とは言え、スターバックスとマクドナルドを対決は、日米ともマクドナルドの圧勝となりましたが、それはある意味、当然と言えます。

なぜなら、マクドナルドのコーヒーを開発したスタッフは、先ほど私がお伝えした内容を全て理解した上で、1杯100円という制限の中で、最高の結果が出せるよう思考錯誤した結果だからです。

開発スタッフの裏話を間接的に聞いたところ、相当数のコーヒー豆を試されたとか。

ハンバーガーショップの100円コーヒー、恐るべし!

というのが正直な感想でした。

ちなみに、同じ100円コーヒーであるコンビニのコーヒーですが、1杯ずつ淹れるのでかなり濃い目になってますし、時間経過にも弱いです。

今しばらくは、マクドナルドの100円コーヒーの優位性は、揺るがないだろうと思いますね。


それでは、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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