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未来の食について考える!Food×Techの注目企業8選

2019年10月7-8日にシアトルで行われた「スマートキッチンサミット」

北米を代表するフードテックイベントで、今年で5回目。ファイナリストには完全食を提供する「BASE FOOD」もノミネートされていました。(BASEスゴイ!)

今回は、スマートキッチンサミットのファイナリストにノミネートされた企業を含む、個人的に気になるフードテック企業8社を紹介したいと思います。

1.Future Meat Technologies「培養肉」

Beyond Meatなど、大豆を使用した肉「フェイクミート」が日本でも大分メジャーになってきましたが、次に注目すべきは「培養肉」

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↑大豆で作られた代替肉の詳細はコチラからどうぞ!

培養肉とは、動物の脂肪や筋肉の幹細胞を使用して作られる肉のこと。ジワジワと来ている培養肉マーケットを牽引しているのが「Future Meat Technologies」

画像2https://techcrunch.com/

シリーズAの資金調達ラウンドで1,400万ドルの調達に成功した企業で、2021年までに製品の販売を計画しています。

培養肉のメリットとして、①効率的に生産できる ②地球環境に優しいという2点が挙げられます。
通常家畜が成長するまで数年時間を要しますが、培養肉ならば効率的に生産できます。
また、家畜を育てる際、大量の水や草が必要となるが、培養肉は水も草も必要としません。
人口増加による食糧不足、環境破壊などが問題になる現在、培養肉は今後ますます注目されるでしょう。

2.Sophie’s Kitchen「フェイクシーフード」 

肉の代替品があるならば、魚の代替品もあってもいいじゃない?
そんな声が聞こえてきそうですが…。勿論あります「代替魚(フェイクシーフード)」

「Sophie’s Kitchen」では、魚介類を一切使用せず、植物性のものだけで作ったスモークサーモン、クラブケーキ、刺身などのシーフードを提供しています。

画像6https://www.sophieskitchen.com/

エンドウ豆や、コンニャク、海藻などで作られており、魚介類は勿論、大豆や小麦も使用していないため、大豆アレルギーやグルテンフリーの人も食べることができるそうです。

3.Hargol FoodTech「昆虫食」

低カロリー且つ高たんぱく質な食品として注目が集まる「昆虫食」

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しかし、ハチの幼虫やイナゴなど、そのままの形で出てくる料理はやはり抵抗がありますよね…。
そんな人にオススメしたいのが、イスラエルのベンチャー企業「Hargol FoodTech」が提供している、バッタを粉末状にした「バッタプロテイン」

画像3https://hargol.com/

これならば、運動後にプロテインシェイカーに混ぜて飲んだり、ヨーグルトに混ぜて朝ごはんに食べたりと、昆虫が苦手な女子も気軽に試せそうです。(私はまだ試す勇気が出ていない。)

4.Planeteer「食用スプーン」

環境に対する意識が高まっている現在、プラスチックストローを廃止する店やレジ袋を有料制にするなどの店が日本でも徐々に増えてきています。
そんな中「Planteer」が発売したのは「食べられるスプーン」

画像5https://www.planeteerllc.com/

これらのスプーンには、塩味、ペッパーコーン味、チョコレート味、ミント味など、味のバリエーションがあるので、料理に合わせて好きな味を選ぶこともできます。

チョコレートアイスをミント味のスプーンで食べてチョコミント味として楽しむなどの使い方もできそう…!

5.StixFresh「賞味期限が伸びるステッカー」 

新鮮な果物や野菜を冷蔵庫に入れ、いざ食べようと思ったら腐っていた。
こんな経験をした人は多いのではないでしょうか?

お財布にも地球環境にもダメージを与えるこの課題を解決するため、「StixFresh」が開発したのが、果物の賞味期限を最大14日間延長できる特殊ステッカーです。

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https://www.stixfresh.com/

何の変哲もない赤いステッカーですが、特別開発されたワックスの効果で、果物の周りに保護層をつくり、熟成するスピードを遅くすることができます。

ちなみにこのステッカーは、GRAS (Generally Recognized as Safe)を満たしているため、人体に害はありませんよ。

現在は、リンゴ、ナシ、アボカド、ドラゴンフルーツ、キウイ、マンゴー、オレンジ、その他の柑橘類で効果が出来ることが実証されており、他の農作物にも使用できるよう現在改良中とのこと。

6.Bowl「サラダボウル自販機」 

最近日本でもサラダ専門店が増加するなど、人気が高まるサラダボウル。しかし、店員が手作業で1個ずつ色んな野菜を詰めて作るため、受け取りまでに時間がかかるなどの問題も出てきています。
(ランチ時間帯にsweetgreenに行くと、店からはみ出るほどの行列で何度諦めたことか…。)

そんな問題を解決してくれるのが、Bowlが開発した「サラダボウル自販機」

画像8https://www.bowl.company/

アプリを介してサラダを注文すれば、嗜好や注文履歴を元にパーソナライズされたサラダを、24時間365日行列に並ぶことなく受け取ることができます。

7.Milo「スマートブレンダー」

最近朝ごはんにグリーンスムージーを作ることも多いのですが。気になるのは「稼働時の騒音」。めちゃめちゃ煩いんですよね…
それを解決してくれるのがMiloの「スマートブレンダー」

https://getmillo.com/

通常のブレンダーが放つ音の1/3に抑えられているため、同居人が寝ている時も気にせずスムージーを作ることができます。

またスマートな点は騒音がしないだけではありません。
このブレンダーはバッテリー式なので、コードレス。コンセントが無いところでもスムージーを作ることができます。(フル充電で最大10個のスムージーを作れる)

また、Bluetooth経由でスマホにつなげれば、リモートでも作動可能。帰宅後すぐにフレッシュなスムージーを飲むことができます。

さらに、ブレンドしているものを自動で認識し、適切な量のパワーで、適切なタイミングでストップしてくれるので、「ミックス時間が少なくツブツブ感が残ってる…」といった失敗をすることもありません。

8.Uber「空飛ぶフードデリバリー」

家で働く人、おうち時間を楽しむ人が増加するにつれて、利用者が増加しているフードデリバリーサービス「Uber Eats」
私たちの生活に欠かせない存在となっていますが、最近問題になっているのが「デリバリー時間」や「配達員のマナー」

「商品が届くまでに時間がかかりすぎる。」「注文した料理が配達員に食べられていた」などのクレームが後をたちません。

そんな問題を解決すべく、Uberが開発しているのが、ドローンを使用した「空飛ぶデリバリーフード」

画像10https://techcrunch.com/ 

ドローンが詰める食事の量は2人分で、配達時間は荷積みと荷降ろしを含めて最大8分。2020年にサンディエゴでサービスを開始する計画とのこと。

これが実現すれば、渋滞する道路ではなく空を使う事で短縮時間を大幅に削減できますし、二酸化炭素の排出量も軽減できます

Food×Techのトレンドはサスティナビリティとパーソナライズ

Food×Tech業界のトレンドを纏めると大きく2つ。

1つは、サスティナビリティの追求
環境問題や食糧不足などの問題を、テクノロジーを駆使して解決するために企業が立ち上がっています。

もう1つは、パーソナライズ化。
顧客1人1人の嗜好や健康状態に合わせ、パーソナライズされたサービスを提供するためのサービスがローンチされています。

今後どのようなユニークな商品・サービスが出てくるのかに注目です。

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ボストンを拠点に活動するフードマーケター。アメリカの食トレンドやマーケティングトレンドのリサーチ、食領域に携わる企業のブランドマーケティングコンサルをしています。

コメント2件

自動サラダボウルとステッカーは世の中を大きく変えそうですね。自動サラダボウルなんかは技術的には現時点で余裕でできそう。
ステッカー面白い発想だと思いました。
このステッカーがあると、廃棄問題にもなんかしらの変化が起きそうですね!
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