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その狙いと、利用者の声。新大久保に誕生した食産業を元気にする施設「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」を解説します

ある統計によれば、世界における食産業の規模は700兆円にものぼると言われています。しかしいざ国内を見回してみると、コロナ禍もあり食に関する産業は少々疲れ気味な印象を受けてしまいがち。そんな中、とても勢いのある、食産業に大きなインパクトを与えてくれそうな施設がJR新大久保駅の真上にオープンしました。「キムチ, ドリアン, カルダモン,,,(Kimchi, Durian, Cardamom,,, 以下K,D,C,,,)」という呪文のような名前のその施設は、これから始まるであろう、フードテックによる食産業の大きな変化を「より」活発にするために生まれた、今だからこその施設でした。

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このK,D,C,,,とは、JR新大久保駅に新設された駅ビルの3階、4階を使って作られた施設で、それぞれが食産業の活性化を担うための機能を持っています。

まず4階には、食に関する個人、団体、企業が利用するコワーキングスペースを中心に、惣菜や菓子の製造許諾を得ている独立したキッチンが2つ、加えてイベントスペースとしても使えるオープンキッチンが1つあります。手元を撮影するカメラも備えられていて、料理系のイベントや配信にはとてもマッチしそうです。

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続いて3階では、ポップアップ式の実店舗が出せるシェアダイニングが設置されていて、この日も4つの店舗が入居していました。さらに販売型のスタンドを出す企業もあり、実際には5つのお店が稼働しているという状態になっていました。この3階は一般の人が入って、普通にランチなどを楽しめるフードコート的な位置づけになっていて、4階で企画・製造されたメニューなどを、いちはやくテストマーケティングできる仕組みになっているわけですね。

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他にも1階のコンビニ(ニューデイズ)がK,D,C,,,のための棚を持っていて、開発した製品をそちらでも、テスト販売できるなど、新しいビジネスをはじめるには絶好の条件が揃っています。

新大久保×食の可能性が選ばれた

そもそもこの施設が誕生したいきさつをお伝えするには、JR東日本の「東京感動線」というプロジェクトを紹介する必要があります。こちらでは、これまで「移動の手段」としか認識されていなかった山の手線に対して、各駅の役割や立地からそれぞれの特色を押し出し、最終的には街づくりにも波及させていこうという理念のもと、交流・体験・食・まちをテーマにした新しいライフスタイル提案を実施しています。例えば高田馬場には「駅の文化交流拠点」としてブックカフェを作ったり、西日暮里ではインキュベーションスペースをはじめたり。そんな中、ここ新大久保駅では「食」がテーマとして選ばれ、「新しい食文化」「食を通じた新しいライフスタイル」を模索するための施設として、このK,D,C,,,の構想が立てられたとのこと。

このK,D,C,,,については、JR東日本さん、オレンジページさん、CO&COさんが3社協業で進めてきた共創プロジェクトで、この2021年3月末にオープンしたところです。

施設の狙いと、その仕組みとは!?

今回の取材日は4月19日になりますので、オープンからはおおよそ3週間ほど。その間に、このチャレンジ精神溢れる施設ではどんなことが起きたのか?それについては、コワーキングスペースを中心に施設の運営を担っている、CO&COの伊崎さんにお話をおうかがいしました

(FOODIT 中山)ー 今日はありがとうございます。K,D,C,,,の施設の理念といったものを改めて教えてください。

(CO&CO 伊崎さん)
よろしくお願いします。K,D,C,,,のゴールは、食領域へのチャレンジの敷居を下げ、新たな食や食のプロフェッショナルを生み出していくことです。そもそも食は分野が多岐に渡ることもあり、料理スキル、経営能力、物販経験、立地の探し方やマーケティングなどの情報を横断的に習得している方は少なく、コミュニティも各ジャンルで分断されていることが1つのボトルネックとなり、不要な失敗も生まれていると考えています。

そこでK,D,C,,,ではコワーキングスペースを設けて、それぞれの強みをもっている挑戦者達が横でつながり情報交換できる、いわば先輩達の失敗事例を参考にしてリスクヘッジをしながら、多ジャンルの方々が相互に共創して、新たなビジネスをスタートしやすい環境を実現しようとしているんです。

ー K,D,C,,,を実際に利用される方々には、どんな人たちが?

K,D,C,,,では、利用者というか、関わってくれる方々を4つのジャンルにわけています。まずはK,D,C,,,パートナーというポジションで、いわゆる協賛をしてくれる企業だったり、ブレーンとしてアイデアを提供してくれる存在だったりします。

続いてフードフォロワーです。いわゆる食についての感度が高い一般の方々で、主に3階で食品を購入したり、シェフや飲食店のSNSをフォローして応援してくれる方々です。

つづいて、フードチャレンジャー。これから食領域にチャレンジしようという方々で、次に紹介するフードプレナーとフードフォロワーの間に位置する方々です。

最後に、前述のフードプレナー。これはアントレプレナーとフードを組みあわせた造語で、食によってすでに起業しているプロフェッショナルな方々を指します。

とはいえ、我々の施設としてのメインターゲットはフードチャレンジャーとフードプレナーになりますから、彼らが増えて、4階が盛り上がり、結果として3階も盛り上がるというのが理想ですね。

ー CO&COさんはそこにどう絡んでいくのですか?

今はとにかく施設にいる方同士をつないだり、行政や食界隈、地方の街づくりなどとコラボレーションして何かできないかを模索しています。例えば長野県にあるトマトを売り出したいと思ったとき、K,D,C,,,に持ち込んでいただければ、様々なジャンルのシェフがいて、商品開発からパッケージング、テスト販売までが実施できます。さらに、レシピを地元に持ち帰って頂き、そちらで展開することも可能ですよね。

また、新大久保という土地を盛り上げることも大事だと思っていて、付近の外国料理の店舗の方にK,D,C,,,に出店してもらったり、イベントに関わってもらったりして、コラボレーションができないかと考えています。3階で新しいお客さんとつながってもらってもいいですし、4階で開発した新メニューが新しい柱になってもらえたら最高ですよね。

ー まだオープンして3週間ということですが、なにか事例は生まれてきていますか?

3階でポップアップショップを開いている餃子スタンドの「Unknown Gyoza Stand」と、4階で新しいビジネスを開発しているヴィーガンミールキット販売の「One Bite」さんがコラボレーションして、4月末にヴィーガン餃子を販売します。
*取材はヴィーガン餃子販売開始直前でした

ちょうどいまコワーキングスペースに「OneBite」の代表がいるので、お話を聞いてみますか?

ー ぜひ、お願いします。利用してみての実感などもおうかがいできれば。

K,D,C,,,利用者に聞く「フードテックのスタートアップに向いている」理由とは?

…すみません、noteで現在公開できるのは、ここまでとなります!

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