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【2021年最新版】新規就農者でも取得できる、農業で使える補助金6選!

こんにちは、FOODBOX(フードボックス)インターンのNです。

今回は、農業を始めたいが、自己資金があまりなく、農業を始めるか迷っている方、実際に、農業を始めたものの資金調達に困っている方必見の「新規就農者でも取得できる、農業で使える補助金6選!」についてです。

2021年度も後半に差し掛かり、10月、11月は申請できる補助金も多数ありますので、ぜひご活用ください!

新規就農者が取得できる補助金とは?

補助金を取得したいが、どんな補助金があるかわからない、補助金を調べる方法もわからないという人は多いと思います。

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そのような今から農業を始めたいと考えている新規就農者の方へ、取得できる補助金一覧をまとめてみました。

◆ 農林水産省や公庫から取得可能な補助金
・農業次世代人材投資資金(準備型)
・農業次世代人材投資資金(経営開始型)
・青年等就農資金(無利子融資)
◆ 農林水産省以外から取得可能な補助金
・地域中小企業応援ファンド
・事業継承補助金制度
・IT導入補助金(通常枠・低感染リスク型ビジネス枠)

これより先にもっと詳しく、1つ1つの補助金について書いておりますので、ぜひ読んでみてください。


農林水産省や公募から受け取れる農業の補助金3選

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①農業次世代人材投資資金(準備型)

次世代の農業を担う人を対象に、都道府県が認める農業大学校等の農業研修機関等で研修を受ける就農希望者に交付される。

【対象者(条件)】
・50歳未満であること
・独立・自営就農または雇用就農を目指すこと(親元の農園を経営する場合は5年以内に経営を継承または共同経営者になること)
・都道府県等が認めた研修機関等で1年以上研修すること

【交付金額】
年間150万円(最長2年間)

【導入例】
・学費(研修費)
・研修経費
・生活資金

【お問い合わせ先】
・都道府県/市町村など
・青年農業者等育成センター
・全国農業委員会ネットワーク機構

【公募先URL】
>> 農業次世代人材投資資金


②農業次世代人材投資資金(経営開始型)

次世代の農業を担う人を対象に、経営開始直後の新規就農者に対して交付される。

【対象者(条件)】
・50歳未満であること
・自ら作成した青年等就農計画に即して主体的に農業経営を行っている
・農地の所有権又は利用権を交付対象者が有している
・機械・施設を交付対象者が所有又は借りている
・生産物や生産資材等を交付対象者の名義で出荷取引する
・​​農産物等の売上げや経費の支出などの経営収支を交付対象者の名義の通帳及び帳簿で管理する

【交付金額】
経営開始してから最長5年間は交付される。
・1年目〜3年目:年間150万円
・4年目〜5年目:年間120万円

【導入例】
・圃場の改良費や改植費
・機械設備への投資
・ハウスリース、トラクターや軽トラの購入など

【お問い合わせ】
・各市町村

【公募先URL】
>> 農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)


③青年等就農資金(無利子融資)

新たに農業経営を行う青年等に対し、農業経営を開始するために必要な資金を長期的に無利子で貸付ができる。

【対象者(条件)】
・市町村から青年等就農計画の認定を受けたもの

【融資金額・償還期限】
・借入限度額:3,700万円
・償還期限:17年以内

【導入例】
・施設整備
・機械、設備等の初期投資など

【お問い合わせ】
・株式会社日本政策金融公庫

【公募先URL】
>> 青年等就農資金


農林水産省以外から受け取れる農業向けの補助金3選

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④地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ型)

中小機構と各都道府県の公共団体・金融機関等が共同出資し組成され、各地の農林水産物を活用する、商品開発・販路開拓の取り組みなどを支援される。

【公募期間】
各地方ファンドによって異なる。

【対象者(条件)】
・中小企業の創業者

【補助金額】
・各地方ファンドによって金額が異なる。

【導入例】 詳しくはコチラ
・加工品の開発・販売等の初期投資など
・新商品・新サービス開発資金等
・規格外青果の商品開発

【お問い合わせ先】
・独立行政法人 中小企業基盤整備機構
・各地域中小企業応援ファンド

【公募先URL】
>> 地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ型)
※各都道府県の産業ビジョンや重点施策などによって、助成対象者は異なります。


⑤事業継承・引継ぎ補助金(経営者交代型)

経営者の交代を契機として経営革新等を行う事業者に対して経費の一部を補助される。

【公募期間】
2021年9月30日〜2021年10月26日

【対象者(条件)】
・親族内継承などにより経営資源を引き継いだ事業者
・一定の実績や知識などを有している

【補助金額】
・補助上限:250万円〜500万円
・補助率:1/2以内

【導入例】
・地域特産品の販路開拓費
・農作業機械導入など

【お問い合わせ先】
・中小企業庁

【公募先URL】
>> 事業継承・引継ぎ補助金


⑥IT導入補助金(通常枠)(低感染リスク型ビジネス枠)

★通常枠:A・B類型
事業者の課題やニーズにあったITツールを導入する経費の一部を補助される。

★低感染リスク型ビジネス枠:C・D類型
新型コロナウイルス感染症の流⾏が継続している中で、感染リスクに繋がる業務上での対人接触の機会を低減するような業務形態の非対面化に取り組む中⼩企業・小規模事業者等に対して補助される。

【公募期間】
4次締切分:2021年11月予定

【対象者(条件)】
・中小企業
・小規模事業者

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【補助金額】
A類型:30万円〜150万円未満
B類型:150万円〜450万円未満
C類型:30万円〜150万円未満
D類型:150万円〜450万円未満

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【導入例】
・オンラインショップ初期投資・管理費など
・経営に必要なITサービス(freeeなど)

【お問い合わせ先】
・独立行政法人中小企業基盤整備機構
・経済産業省

【公募先URL(通常型)】
>> IT導入補助金(通常型)
【公募先URL(低感染リスク型ビジネス枠)】
>> IT導入補助金(低感染リスク型ビジネス枠)


まとめ

農業を始めたいと思っていても、土地や設備投資、生活費など様々なことにお金がかかります。

実際に、就農して1年目にかかる費用は全国平均で500〜600万円かかると言われています。その内訳はトラクターや草刈り機などの機械や施設等への費用が平均411万円、種苗・肥料・燃料等への費用が158万円です。(※地域や栽培品種によって金額は異なる)
(参考文献:マイナビ農業記事

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しかし、就農して1年目での収入は平均は109万円なので、就農から3年目以内で黒字化することは簡単ではありません。

これから農業を始めようと検討している方、就農したが資金調達が上手くいっていない方は、ぜひこの記事を参考に、国や地方の金融機関等から受け取れる補助金に申請してみてはいかがですか?

また、補助金は申請も大変ですが、交付されてから事業を推進させることが苦難の連続です。今後は、「補助金の調べ方」や「補助金交付後の注意点」、「申請に必要な書類作成方法」などを発信してまいります!


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